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2012年7月

2012年7月19日 (木)

リフォーム工事(花巻市石鳥谷)

現在行っているリフォーム工事の現場からです。

本工事では、トイレの水洗化等の排水設備工事,お風呂のユニットバスへの交換工事,ボイラーの交換工事,和室の洋室化などの様々なリフォーム工事をお世話になっています。

下記の写真は台所前の外部工事の仕上がり具合です。今回は台所給水の保温関係も新しくし、維持管理を考慮して砕石の敷均しも実施させて頂きました。

P1010138 完成(台所前)/After

トイレの水洗化に関しては、簡易水洗トイレから水洗トイレに交換しているのですが、更に床のきしみも気になるとのご要望を受けて、床の張り替え等も実施しています。

未整理写真 2185 着工前/Before

床の最終的な仕上げは、維持管理を考慮してクッションフロアーで仕上げています。また、不要になった小便器跡を無くすために、腰壁を設けて壁の下部分を新しくしました。

また、今回設置したトイレは節水型のトイレで、壁にあるリモコンでトイレ洗浄が出来るタイプにしております。

こうした方式を採用することで、腰を屈めてトイレ本体のレバーを操作するのが辛い場合に、楽な姿勢でボタン一つで洗浄が出来るようになります。

P1010141 完成/After

本工事では、お風呂のユニットバス化なども含めて幅広い工事をお世話になっているため、メーカーのTOTOとも相談し、何か役立つ品物をプレゼントさせて頂くことにしました。

事前にお客様ともご相談し、今回はトイレ用の手すりとカウンター(トイレットペーパーフォルダー兼用)をサービスさせて頂いております。

この手すりを壁に固定するためには下地が必要なのですが、この壁裏にお風呂があるため、そのリフォーム工事に合わせて楽に下地を組むことが出来ました。

このように施工方法を工夫したことで、大きな手間を掛けずにお客様に喜んで頂けるサービスを提供することができました。

P1010143 手すり設置

和室工事や給湯室の大工工事などは、今が盛んな状況で、弊社の若手大工さんが頑張ってくれていました。

下写真のように、新しく設置した石油給湯器の養生を、しっかりとしてくれていたことが嬉しかったです。

P1010139 ボイラー養生

今回の工事では、クッションフロアー工事(内装),ユニットバス組立工事(メーカー),電気関係工事は協力業者さんにお願いしておりますが、それ以外の工事は全て自社社員で施工をしています。

大工さん,設備工さん,配管工さん,重機や車両のオペレーターさんなどの様々な技能工の方が社員としているからこそ、「トータルリフォーム 高田工業株式会社」という名前に負けないように、設計・施工・維持・修繕までの幅広い仕事に自社対応ができる体制になってきました。

お客様のご要望に添って自分たちで設計をして、設計したものを可能な限り自分たちで造りあげて、将来的に維持・修繕が発生しても、自分たちで可能な限り迅速にアフターフォローをしていく。

こうした一連の仕事にしっかりと自社対応していくことが、私達ができるトータルサービスだと考えていますshine 

2012年7月18日 (水)

外構工事(舗装,滑り止め舗装/花巻市石鳥谷町)

先月から工事を実施していたカーポート前の舗装工事を実施しました。

4台用のカーポートはコンクリートで仕上げているので、その床に舗装をすりつける工事になります。

RIMG0014

砕石で路盤を構築した上に舗装を行いました。

この舗装を行う際は、コンクリート等の構造物をしっかり養生(ビニールやテープ)しないと、油分がコンクリートに付着して汚れが残ってしまいます。

RIMG0009

舗装は最後の仕上げですので、その善し悪しで全体の評価が決まってきます。だからこそ、舗装業者の皆さんには、細部まで十分に気を配って仕上げをしてもらいます。

RIMG0017

今回のポイントなのですが、お客様の要望で滑り止め舗装を実施することにしました。

お客様からは冬でも滑らないようにして欲しいという要望だったので、値段等を考慮し、既設舗装に滑り止めを兼ねたカラー舗装を吹き付けて仕上げています。

これも、同じように周囲の養生をしっかりと実施した上で施工を行います。

RIMG0007

今回は、既存舗装にすりつける必要があったので、カッター線がまっすぐになるように、専門のカッター屋さんにお願いして舗装切断を実施しました。

そうした配慮もあって、このように綺麗な仕上がりで工事を終えることが出来ています。

お客様にもご満足して頂き、本当に何よりな外構工事でしたshine

RIMG0003

2012年7月17日 (火)

想うこと

確かに私達は、物事を判断するときに自分自身の価値観を優先させます。

そして、その価値観は自分の経験による部分が大きいのかもしれません。自分が生まれ育った環境や、両親や友達など周囲の人たちの影響、様々な経験や体験、知識を通して養われていくものなのだと思います。

自分自身の価値判断基準を明確にしていくことは、私は大切なことだと考えています。それが、物事を判断するときの判断基準になるからです。

ただ、同時的にそうした大切な価値判断基準といえども、自分自身の向上心の中でもっとこうありたいということに出会った時には、自分自身の価値観の器を拡げていくことも大切なのだと想います。

価値観の器が大きくなればなるほど、様々な価値観を受け止められるようになるでしょうし、より柔軟に物事を判断し、より良い答えを導き出すことが可能になるかもしれません。

人は人によって磨かれると言いますが、人の価値観も、間違いなく他人からの影響で変化していくように想います。

後は良い方向に器を拡げていくためにも、自分自身にプラスになる良い出会いが大切になってきますし、そうした出会いも自分次第なのだと感じています。

2012年7月15日 (日)

今日も雨の中...

本日の日曜日、雨の中にも関わらず仕事を頑張ってくれる社員の皆さんがいます。

現在行っている下請工事が市街地での工事になるため、銀行駐車場入り口に掛かる部分はこうして銀行が休みの時に進めるようにしています。

多くの皆さんが使う銀行ですから、最小限のご迷惑で工事を進めるように配慮するべきですし、そうした姿勢で頑張ることは当たり前なのかもしれませんが、その当たり前を自主的にしていることに有り難さを感じてしまいます。

年間の会社の休日予定は、法廷で定められた日数(今年であれば87日)に従い、年当初に決定させて頂いていますが、現場条件によってはその通りに休める時だけではありません。

今回は休日出勤の代休を平日に確保することでバランスを取っているのですが、現場状況や工事の進捗によっては、休日を減らして仕事を進めていかなければならない時があります。

こうした日々の社員の皆さんの頑張りに、経営者として改めて感謝しながら、今朝も見送りをさせて頂いたところでしたshine

 

 

 

2012年7月14日 (土)

水路の補修工事

先日工事を実施した、水路の補修工事からです。

高さの違うタイプのL型水路を用いた水路なのですが、宅地側の方が経年変化で倒れてきてしまっています。

両側の水路の高低差が天端部分で30cmあって、こうした条件の下でこのL型水路がこれ以上倒れないように工事をする必要がありました。

RIMG0006 着工前

そこで、写真のように現場施工でコンクリート梁を構築して、低い側の水路に高い方の荷重を持たせる事で、これ以上L型水路が倒れないようにすることにしました。

今回のポイントとしては、そのコンクリート梁を固定するために工夫をしたことです。

梁の断面的には 幅30cm×高さ15cmなのですが、既存のL型擁壁にオールアンカー(M10-50)を打ち込んで、それと鉄筋(D-10)を一体化させるようにしています。

片側で3本アンカーを打設しており、両側合わせれば6本のアンカーを鉄筋と一体化させて梁を持たせる構造にしています。

RIMG0004 オールアンカーによる固定

また、コンクリート梁の下方にL型のアングルを特注で製作して設置し、1箇所当たり4本のアンカーで両側共に支える構造にしています。

こうした2重の固定化を施し、合計3本の梁を構築して約6m部分のL型水路を押さえています。

RIMG0003 工事箇所全景

最後に生コンを打設し、しっかりと均して仕上げれば完成です。

RIMG0017 コンクリート仕上げ

同じ高さのL型水路であれば違う考え方も出来たのですが、天端の高さが30cmも異なるために、今回のようなオールアンカーとアングルの両方でコンクリート梁を支える方法を採用しました。

こうした工夫をさせて頂いた、水路の補修工事でしたshine

2012年7月13日 (金)

道路占用許可の提出(花巻市)

今日は、花巻市役所に道路占用許可申請書を提出する機会がありました。

宅地分譲に伴う、公共桝(下水道)の新設工事と、給水分岐~止水栓設置(上水道)の工事を行うためです。

公道に工作物(地上,地下)を構築する場合には、その管理者から許可を取る必要があります。これを、道路占用許可(道路法第32条)といいます。

花巻市ホームページ(道路・水路などの占用)/2部提出http://www.city.hanamaki.iwate.jp/living/dokan/doro_senyo.html

ここに記載のある各種図面に加えて、工事対象土地の公図及び要約書が必要になりますし、もし土地の売買が関係してその情報が要約書に反映されていない場合は、土地の売買契約書の添付も必要になります。

今回の工事の場合は、この道路占用取得に合わせて、公共桝の設置申請や、給水装置工事(分岐や止水栓設置)の工事申請も同時に行っていく必要があります。

更に、この道路占用許可証が行政から発行になった後に、公道で作業をする場合には道路使用許可証も警察から取得しなくてはなりませんし、その取得のためにも日数を要することになります。

こうやって様々なプロセスを経て、やっと工事を着手できる準備が整います。

これだけの手続きや各種許可申請が必要となるので、何事もそうですが早めの準備が何より大切になってきますshine 

2012年7月12日 (木)

フェンス設置工事です(花巻市)

先日完成したフェンス設置工事です。

今回の工事のポイントとしては、両側の小口をフェンスで塞ぐ必要があったことでした。

狭い場所での作業になるので、人力での作業が中心になります。

RIMG0014 人力床堀作業

人力で床堀をして、基礎砕石を入れて突き固めた後にブロックを設置します。

基礎ブロックを設置する際には、こうして水平を確認しながら作業をします。

RIMG0018 基礎ブロック設置

基礎ブロックの位置と高さを決めた後は、基礎ブロックの周囲を埋め戻してブロックを固定しました。

今回はモルタルをある程度ブロック内に入れておいて、フェンスの高さと芯通りを確認しながら柱をセットしていき、その後にフェンス本体の仮組を行っています。

RIMG0019 フェンス柱設置状況

フェンスの仮組を終えた後に、再度フェンスを確認しながらブロック内のモルタルを充填して完成になりました。

このように、小口方向はフェンスを加工して取り付けることで、上手く納めています。

未整理写真 2340 フェンス完成(小口)

全体の完成写真です。 両側の小口をフェンスで塞ぐことで、外部から人が進入出来ないように仕上げることができました。

未整理写真 2341 フェンス完成(全体)

お客様の要望も、現場の環境にしても2つと同じ工事はありません。

だからこそ、まずは過去の経験や知識を活かしてお客様のニーズに合った設計提案を行い、それを実現するための段取りの工夫や社員からの施工提案を適宜現場に反映しながら、工事を進めていくことが重要だと考えていますshine

2012年7月11日 (水)

擁壁フェンス工事(花巻市)

先日終了した外構工事の現場からです。

今回の工事では、隣接地との間に擁壁とフェンスを構築したいというものでした。

未整理写真 1723

写真のように舗装端部にはコンクリートがありましたので、隣地の方との協議の上で、接する形で施工を行いました。

但し、将来的に舗装側のコンクリートを壊すような事態が発生しても大丈夫なように、接する部分にケンタイト(瀝青質繊維性目地板)を貼り付けて、縁を切るように工夫しています。

RIMG0031

コンクリート擁壁の距離が長くなるため、途中に目地を設けています。この目地に関しても、鉄筋まで含めて完全に縁を切って施工をしています。

この後に、内側にも型枠を建てて、ボイド管で箱抜き(フェンス柱施工分)をして生コン打設をしました。

未整理写真 2308

こうして隣地との境に擁壁とフェンスを構築する事ができました。

今回の擁壁厚は、現場打設という特性を活かして18cmにしています。これから先に何十年と境を守る擁壁なことと、フェンスの後施工を考慮して、通常よりも厚めにしてより強固なものにしています。

宅地側については、お客様の要望を受けて砕石を敷き均して完成とさせて頂きました。

未整理写真 2373

隣地の方にも大変お世話になりましたし、皆様のお陰様で仕事をさせて頂き、無事に工事を終了することができました。

お世話になった皆様に心から感謝申し上げますshine

2012年7月10日 (火)

4台用のカーポート工事(花巻市石鳥谷)

今お世話になっているカーポートの新設工事です。お客様のご要望で、4台横に駐車出来るようなサイズのものになりました。

今回の案件では、当然建築確認の対象になりますし、地盤の耐力試験も必要になりました。

積雪荷重としては、1m対応のものを選択しています。

それだけの工事なので、カーポートの柱を支える基礎からしっかりとしたものにさせて頂きました。

15cmの基礎砕石に加えて、型枠を設置して打設した基礎コンクリート厚も15cmとなっています。

RIMG0001

この基礎コンクリートを活かしてガレージ本体をメーカーに組立して頂き、下の写真はそれに根巻きコンクリートを打設して強固な骨組みにしているところです。

柱のビニール養生は汚れや傷がつかないように実施し、こうして型枠を組んでコンクリートを打設することで、より堅実なコンクリート構造物が構築されます。

RIMG0030

車のドアの開け閉めを考慮して、前後の柱の数は3本ではなく、2本タイプのものを採用しました。

3本タイプでは丁度車のドアが開く場所に柱があるため、将来的にぶつけたり邪魔になる可能性が高くなるため、今回の仕様を選択しています。

また、今回のガレージ部分の駐車スペースは、コンクリートで構築することになりました。将来的な耐久性を考慮しての判断です。

P1010075

縦 5.5m ,横 11.25mの大きさになるので、コンクリートひび割れ(クラック)発生の予防として、センターでの目地構築に加えて、コンクリートにクラックバスターを配合することにしました。

センターでの目地は、完全に縁を切るために鉄筋も縁が切れるように施工しています。

つまりは、長手方向のセンターで完全に縁を切ることで、コンクリートの大きさは約5.5m四方とより小さいモノになり、それだけでもひび割れの発生防止になると考えました。

鉄筋を通したままで上部に目地を入れた場合と、鉄筋の縁を切って目地を下まで通して入れた場合とでは、前者ではコンクリートの一体性が解消されていないため、想定通りにひび割れが誘発されない場合があると考えて、本施工を採用しています。

RIMG0048

コンクリート打設後も暑い日が続いているため、打設後の散水養生も欠かせません。

コンクリート内外の温度差や乾燥収縮などによりひび割れが発生しますが、自分たちが可能な限りの予防措置を講じることが大切だと考え施工させて頂いております。

お客様から頂戴したご縁に対しては、しっかりとした仕事を通してご恩返ししていきたいと考えていますshine

2012年7月 9日 (月)

ご縁から信頼に

私自身が最近良く使っている言葉なのですが、お客様から始めて仕事を頂くことは、一つの大きなご縁になります。

ただ、このご縁をどう次につなげていくかは自分たち次第です。

相手から信用されることで一つのご縁を得て、仕事を通してしっかりとご恩返しをし、お客様にきちんと満足して頂けるような成果品を提供することが出来れば、一つのご縁はまた次のご縁につながっていくかもしれません。

そして、そうした成果が積み重なっていけば、いつか私達への信頼へと変わっていくはずです。

私は、この信頼という言葉をとても大切にしています

お客様が私達を信じ頼って仕事を発注してくれるように、会社としても努力することは大切ですが、それ以上にまずは会社を代表する私自身が信頼するに足る人間でなければなりません。

まずは、私が社員を信頼し、社員が社長である私を信頼してくれること。そして、地域の人たちからも信頼されるように、自己を向上させていくこと。

何かが欠けているようであれば、心からお客様に信頼されるモノ造りには、到底及ばないのかもしれません。

まずは自分自身をしっかりと磨き続け、説得力を伴って社員に想いを伝播していくことが大切だと考えています。