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2012年7月

2012年7月31日 (火)

オリンピックを見ていて

オリンピックを見ていると胸が熱くなるような感動的な場面に出会うことが多々あります。

国の代表として、私達では想像も出来なようなトレーニングを積んで、プレッシャーとも戦いながら、一生懸命に試合をしている姿に感動を覚えずにはいられません。

試合をする相手にしても、同じように各国を代表して戦っているので、そうした高いレベルの本気と本気の戦いだからこそ、応援にも力が入りますし、見ていて心が引き込まれてしまいます。

スポーツは結果が求められますが、素晴らしい結果を伴うためには、そこに至るまでの準備が大きく左右するでしょうし、並大抵の努力では無いことが容易に想像されるからこそ、選手のコメントも熱く心に響きますし、私達の感動もより大きくなっていきます。

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私達建設業の仕事は、仕事を進めるプロセスも一定の評価はされますが、仕上がりはより重要な意味を持っています。

お客様のご要望に応えるべく、自分たちの技術を発揮し、一期一会の気持ちで工事を進めていく。

最初の打ち合わせから始まり、コミュニケーションをしっかりと図りながらお客様のご要望に応じた工事を造りあげ、仕上がりもお客様の期待値を超えるような出来映えになること。

仕事を終えたときに、お客様の心に何か一つでも感動が残っているような、そんな仕事を日々積み重ねていきたいものですshine

2012年7月30日 (月)

現場打ちの側溝蓋

お客様からこのようにカーブしている側溝に、蓋を掛けて欲しいというご要望がありました。

進入路的な側溝が対象な場合は、2次製品の側溝蓋を切断して対応する場合も多いのですが、古い側溝の場合は、既製品の蓋では寸法的に幅が合わない場合があります。

蓋掛りが浅いまま使用するとと、そこに荷重が集中して危険ですし、隙間が発生していると蓋が動きやすくなり、蓋が破損する要因にもなります。

だからといって特注の蓋を注文すると、どうしても費用的に高くなってしまいます。

RIMG0021 着工前

そこで、今回はKCフォームという埋設型枠を使用しました。

距離が短いので維持管理が殆ど発生しないという判断の下、お客様とご相談し、工事費的にもより安価になるので採用させて頂きました。

このように、加工して使用することができます。

 

RIMG0022 施工状況(KCフォーム)

KCフォームを使用した後に、通常のコンクリート蓋(車道用)の構造を参考にして、鉄筋を配筋しています。

RIMG0026

最後に生コンを打設して完成になります。

このように、既存の側溝に合わせた収まりにすることが出来ました。

RIMG0028

こうして後は、コンクリートの養生になります。

今回のように流水があって維持管理がほぼ発生しない場合や、例え維持管理が発生しても距離が短く対応し易い場合には問題がありませんし、横断側溝の修繕にも使用し易い工法になります。

現場条件に応じた最適な提案が出来るように、これからも幅広い仕事経験を積んでいきたいものですshine

2012年7月28日 (土)

維持補修を考えたとき

インフラ(道路や上下水道などの生活基盤)を新しく造る時代から、既に造ってあるインフラを修繕補修しより長期に使用可能にしていくような維持補修も大切な時代へと確実に移行してきております。

維持補修工事の場合、しっかりと現場状況を見定め、その状況や結果を補うために最適な工法を選択し、更には既に使用されているという様々な状況にも配慮しながら施工を進めていく必要性が生じます。

こうした現場条件だからですが、新しくモノを造る時よりも維持修繕工事の方が、より難しい仕事になっている場合が多いように感じています。

 私は、そうした時代になればなるほど、現場経験豊かな職人さん達の技術が重要になってくると考えています。

例えば、現状結果に対する原因を追求していく場合にも、豊かな現場経験に裏打ちされた職人の皆さんの判断は大切ですし、より現場条件が厳しい場合ほど、実際に施工をする時の状況を考えた工事段取りが大切になってきます。

現場状況や工作物の状態をしっかりと見極め判断し、より良い対策工事を提案し実現していくためにも、こうした経験や施工技術は大切な財産です。

未来を見据えてしっかりと社員の皆さんの施工技術を継承していくことも、建設会社の果たすべき重要な役割の一つだと考え、これからも実践していきたいと想いますshine

 

2012年7月27日 (金)

L形水路補強工 完成です

先日のブログでも紹介した、水路の補修工事が完成しました。

http://takata-k.lekumo.biz/blog/2012/07/%E6%B0%B4%E8%B7%AF%E3%81%AE%E8%A3%9C%E4%BF%AE%E5%B7%A5%E4%BA%8B.html

高さの違うL形水路の補強を行うために、その補強方法としてアンカー,鉄筋コンクリート,L形アングルを組み合わせて施工をしています。

RIMG0004

養生を終えて、型枠をばらしたところです。

鉄筋コンクリートの現場打設で梁を構築し、且つ下方はL形の特注アングルをアンカー止めで固定して、本体の梁を支えています。

RIMG0011

例え様々なアイデアを提案出来たとしても、そこに施工技術が伴っていなければ、絵に描いた餅に終わってしまいます。

「こうした考え方であれば必要な条件や機能を満たし、現場でもきちんと実現していく事が出来るだろう」

維持補修業務の場合、自社の施工技術や経験を踏まえて、実際に工事をする時のことを想定した設計提案をしていくことが、当然ながらも重要な事だと考えていますshine

2012年7月26日 (木)

百聞は一見に如かず

百聞は一見に如かずと言いますが、私達の建設業にも良く当てはまる言葉です。

自分が過去に経験していることだったり、現場を見て自分が設計している内容であれば別ですが、実際に図面や数量計算書をいくら見ていても、実際に現地を見ることで得られる情報とは大きな差があります。

私の場合、設計段階やお見積りの提出段階で社員の方々と必ず打合せをして最終判断をする必要がありますし、日々の現場や毎日の工程会議においても、様々な協議をしています。

そうした判断をする時に、知識や経験で判断できることもありますが、それでもはっきりしない場合は写真を確認したり、実際に現場に赴いて判断をしています。

社員の方々に付託するにしても、私が最終判断をするにしても、どちらにしても最終的な責任はトップが負うからこそ、自分自身の最終判断を大切に考えています。

信頼している社員の皆さんの意見に耳を傾け、同時に自分自身の考えも加えてより良い答えを導くようにすることが、私自身のトップとしてのあり方です。

だからこそ、日々自分自身を向上させ、器を拡げていく必要があると考えています。

 

2012年7月25日 (水)

身近なボランティア

今日は、毎年恒例の会社として献血を促進する日でした。

石鳥谷で献血がある際には、担当の方が年に数回弊社へ声を掛けてくれます。

今日は遠い現場が多く、会社内にいた人だけでの献血対応にはなってしまいましたが、私も毎年献血の協力をさせて頂いております。

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献血をする前に、献血が大丈夫な状態かどうかもきちんと確認してくれるので、安心して献血をすることができます。

まだ8回目ですが、身近なボランティアとしてこれからも継続していくつもりですshine

 

2012年7月24日 (火)

地域懇談会に出席して

岩手県庁の方々と、地域懇談会ということで意見交換をする機会がありました。

私は花巻地区建設業青年部の会長という立場で出席させて頂いたのですが、岩手県からは花巻地区の各センター長,県土整備部の方々、総務部の入札担当の方々が出席され、業界関係からも9人の方々出席されました。

様々な話があった中で、被災地の復興支援に伴う工事の施工確保の問題が議題に上がりました。

確かに、資材が不足すると同時に高騰し、作業員不足の問題もあり、被災地においては従来のように仕事を進められるような状況にはありません。

それを是正していくために、国土交通省では「国土交通省における復旧・復興事業の更なる施工確保対策」を打ち出しています。 

施工確保対策: 施工確保対策(PDF)をダウンロード

岩手県としても、こうした施工確保対策に則って対応をしていくそうです。

更に聴いていてなる程と思った対策として、「受注後に想定されるリスク(資材や労務を内陸から持ってくる場合に発生するコスト増)に対して、しっかりと協議対応することが入札条件に明示される」、こんな必要性も示されました。

こうしたリスクを補償してくれるような考え方は、私達施工者にとって本当にありがたい話です。

現在、被災地域で資材が手に入らないとか、入札の不調がどんどん増えているとか、今までには考えられないような状況が発生しています。

前例が無いことだからこそ、可能な限りの想像力を働かして、予防処置のような対応策を事前に検討し実施していく必要があります。

何か問題が起きてからの対応では、そこから更に時間をロスし、全体の復興計画の遅れに直結していくことが容易に想像されるからです。

ただ、「言うは易く行うは難し」の言葉どおり、こうした現状の課題に対する対応方法を、私自身が具体的に提言することはできませんでした。

復旧・復興事業に対する意識をより高めていく必要性を感じた、今日の懇談会でした。

2012年7月23日 (月)

雨水対策

先日工事をした4台車が置けるタイプのガレージです。

工事が終わってからの状況を確認しに行ったのですが、現場での雨水対策を確認することが出来ました。

奥に排水が無いので、コンクリートの床に関しては、全体的に奥から手前に向かって排水勾配をとって、手前にある水路に水が流れるようになっています。

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ガレージ屋根にも雨樋が備わっているのですが、屋根傾斜の関係で奥側に雨樋があるので、その雨水排水先を考えないと、かなりの距離で水道が出来てしまいます。

今回は、雨水桝を設けて雨樋からの排水を入れるようにしました。

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ちょっとした配慮ですが、これだけの屋根に降った雨水の排水量はどうしても多くなるために、実際に完成した段階でその効果がよく分かると思います。

同じ工事は二つと無いからこそ、各現場に応じたこうした積み重ねが本当に大切なのだと想います。shine

2012年7月21日 (土)

保育園の夕涼み会

昨日は、私の次男が通っている保育園の夕涼み会が開催されました。

保育園父母会の副会長になっている関係で、3時頃から様々な会場準備やアトラクションのお手伝いをさせて頂きました。

会場準備の中には多少大変な作業もあるのですが、保育園の子供達が声を掛けてくれるので、ついつい笑顔で頑張ってしまいます。

会場準備の後に年長の子供達が作ったカレーを一緒に食べたのですが、席に座ると子供達がいろいろと話しかけてくれて、そうした時間も楽しかったですhappy01

そして、5時過ぎからはいよいよ夕涼み会の本番です。

様々なお楽しみがあるのですが、その中で年長さんは最初に肝だめしをしなければなりません。

教室を暗くして行うのですが、私はこの肝だめしのお化け担当でした。悪魔の衣装を友人から借りてまで本格的に準備したために、ちょっと子供達を怖がらせ過ぎてしまったかもしれません。

ただ20名くらいの中で、1つのグループの子供達だけは、あまり怖がりませんでした。 それはそれで、ショックでもあるのですが... 

外では縁日的に、様々な「お楽しみコーナー」を親子で楽しむことが出来ました。

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こうしたくじ引きの他に、ヨーヨー釣り,スーパーボール,金魚すくい,輪なげなどがありました。

皆さんで楽しんだ後は、輪になって恒例の盆踊り大会です。

下の写真のようにやぐらを組んで周囲に提灯を引っ張っているのですが、これは会長を始めとする父母会役員の皆様の頑張りで準備をしています。

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最後は、花火を楽しんで終了です。

一人一人が手に持つ花火を楽しんだ後に、噴射形や打ち上げタイプの花火を見て楽しんでもらいました。

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7時30分過ぎまで外の片付けに掛かりましたが、中では保育園の先生方が引き続き片付けをされておりました。

こうした保育園の先生方や父母会の役員の皆さんのご苦労やご努力があって、皆さんが安全に楽しむことができる「夕涼み会」が開催されています。

こうしたスタッフの立場で事業に携わることで、自分自身の視野が広がり、人とひととの絆も深まっていくのだと想っています。

2012年7月20日 (金)

観察すること

今朝の朝礼で、安全運転自家用新聞の内容を引用して話をさせて頂きました。

「皆さんは車を運転している時、信号機を見ますよね。ところで、信号機のランプの並びを明確に思い出せますか?」

真ん中の黄色は分かっても、青と赤の位置関係がはっきりしない人も多いように思います。

私達は車を運転している時に、見ているようでいて、実はそこまで注意深くモノを見ていないことの例えとして使わせて頂きました。

特にも何か考え事をしていたり、何かに気を取られていたりした時には、見ているようで見つけていなくて、実際にきている車や歩行者に気がつかずに、交差点などでハットした思いをしたことがあるかもしれません。

こうした事は、しっかりと周囲の状況を観察して警戒し、危険を探そうという気持ちが日常的に薄れている可能性を表しています。

そうした事が続いていれば、いつかは事故につながる可能性が高まっていきます。

なかなか自分自身の運転を振り返る機会はありませんが、それが事故が起きてからの反省では遅い話です。

こうした話を聴いた日だからこそ、同乗者は運転者の運転に気を配ってあげて、運転手さんも自分自身の運転を振り返る一日にしましょう。

と、こんな話をさせて頂きました。

なかなか自分自身を客観的に見ることは難しいですから、もし同乗者から何かを言われたときには、反発するのではなく、逆に素直に聴く耳を持つ必要があります。

そうした言葉一つから自分自身を省みる機会にして、しっかりと意識すべき事を心に刻んでいく必要があります。

意識し実践し続けていくことで習慣になり、そこで始めて自分自身が良い方向に変わっていけるのだと、そう考えています。