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2008年12月31日 (水)

理事長としての一年を振り返って

今日は、いよいよ大晦日です。

本日をもって、私の理事長としての職務は終了します。

最初このブログも毎日書こうと心に決めながらも、実際には何日か書かない日もありました。また、遅れて書いたりしながらも、ここ70日くらいは最後の締めと想ってなんとか続けてきました。

このブログ一つにしてもそうですが、 人は決心したとしても、それを継続していうということは大きな労力を必要とし、時には諦めそうになってしまいます。

何か壁にぶつかったり、何かにつまづいたり、思い通りにいかなかったり。

そんな時には、様々な事が嫌になったりします。

考え始めると、悪い方向や悪いことを想定しながら、頭の中でグルグル同じ事ばかりを考えてしまったりします。

私も、一年の中でそういう時が幾度かありました。しかし、自分で考えているだけでは何も物事は進みもしませんし、ましてや好転することもありませんでした。

自分で相手がどう考えているのか決めつけ諦めてしまう前に、ある程度考えたら何か具体的に行動を起こすこと。これが、今年私が実感した大切なことです。

今年理事長を務めさせて頂くことで、始めて取り組まなければならないような経験が数多くありました。

自分自身の判断に迷った時に、自分自身の価値観に沿った方向性を選択するのですが、それが全ての人に受け入れられる訳ではありませんし、自分自身に絶対的な自信が無いが故に判断がぶれてしまった時もあります。

少しでも皆のやりたい方向性に沿って進めているつもりなのに、上手くいかなかったりして悩んだこともありました。

どうしてこんなに皆に労力を掛けさせてしまっているんだろうと、自分のリーダーシップの無さを悔やんだこともありました。

そうした経験の中で、同じ仲間だからこそ本音で普段から対話をする大切さを学びました。相手が言っている真意をきちんと理解して、会議の場の前にきちんとした意思疎通を図っておくことが出来れば、理事会等の場で難しい判断を迫られ、答えに窮するようなこともありません。

今までの私は、なんとか自分で解決しようとして、自分で抱え込んでしまうタイプでした。そして、自分の考え方を皆も理解して協力してくれるだろうという、身勝手な感覚を持っていました。

しかし、組織が大きくなり多様な価値観を持つ人達の中では、そんな一方的な感覚だけで心から皆が納得して行動を共にしてはくれません。

自分の人間性も大きく寄与することではありますが、私の場合は周囲の仲間達に力を貸してもらい、自分自身も積極的に相談をしながら、物事を前に進めました。

自分の理解者は必ずいますし、応援してくれる人達がいます。そうして力を得ながら、熱い想いと志をもって自分の考えを伝えていけば、相手の心も動いてくれます。

一年間の中で、本当に多くを学びました。

80名からなる組織のトップをさせて頂いた今年という一年は、私にとって様々な意味で最高でした。自分自身の長所と短所と大きく気づかされ、普段の仕事や生活では得難いような経験をする事ができ、仲間達と様々な実績を残すこともできました。

お世話になった皆さんに恩返しをしながら、今年の経験をこれからの人生に多いに活かしていかなくてはなりませんねshine

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