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2016年9月17日 (土)

防草シートの施工

様々なご縁のお陰様で、弊社として始めての防草シートの施工をさせて頂きました。

法面の勾配がきつく、草刈り等の維持管理が年々大変になってくる中で、こうした防草処理を実施することになったものです。

 

様々なメーカーや仕様があるのですが、耐用年数が10年~15年と明記があり、貫通抵抗力も高く、更にはお隣の紫波町に材料のストックセンターもあるということで、「ザバーン防草シート 350G」を使用しました。

 

・着工前

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・完成

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・着工前

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・完成

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作業手順として、最初に草刈りをしてから法面整形を行います。

・草刈り

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法面整形を行うことで、根も取り除けるのは取り除くようにすると共に、シートの接地面を平らに仕上げることができます。

・法面整形

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続いて、ガードレール支柱部分の防草処理を行いました。

シートを細長く切って支柱の周囲に巻いて、専用のテープで留めています。更に、支柱部分をくり貫いてシートも設置しています。

・支柱部分処理

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支柱処理の後に、2mもののシートを縦方向に布設していきました。

通常箇所はU型の鉄筋(200mm)と楕円形のワッシャーでシートを抑えていきますが、端部のシートを重ねている最上部については、太い鉄筋タイプでしっかりと固定するようにしています。

・使用部材

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アンカーピンは、急傾斜地仕様の500mm間隔で施工させて頂きました。

・防草シート施工状況 

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シートの重ねシロは100mmで、重なる部分には専用のボンドを使用しました。

ガードレールの支柱付近を処理したシートにもボンドを付けて接着するようにしています。

・接着状況

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水路との取り合いについても、ボンド接着に加えて、専用のテープで抑えるようにしています。シートに降った雨水は、そのまま水路に流れていくようにしています。

 

・護岸端部処理(ボンド接着)

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・護岸端部処理(専用テープ接着)

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地域の皆さんで施工をしている箇所もあったので、施工方法や現在の状況を検証しながら、基本的な施工方法に加えて、自分たちなりにも工夫をしながら作業を進めました。

法面整形から始まって、上下の端部処理や各接合部処理(ガードレールやシート重ね部)、更にはピンの打設間隔などが施工のポイントとなっています。

 

検査も無事に終わり、仕上がりも綺麗で、流石プロの仕事と感謝をして頂き本当に良かったです。

お世話になった皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

コメント

さすがの、手戻りなしの創意工夫ですね。

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