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2014年1月

2014年1月30日 (木)

災害復旧工事の現場から

平成25年度は、8月9日の豪雨災害が残した爪痕が大きく、この花巻地域でも相当数の災害復旧工事が実施されてきました。

ただ被災箇所があまりにも多かったために、河川及び道路災害復旧工事については、これからの発注予定になっている箇所もあります。

弊社では、今まで農地災害復旧を中心として地域の皆様のお世話になり、かなりな数の復旧工事を施工させて頂きました。

こうした農地災害の場合は、施工方法も業者からの提案になります。

今回は災害復旧工事の一例を紹介させて頂きます。

 

もともと板柵が為されている箇所なので、法面強度的にもあまり強くは無い場所になります。

昔は、写真のように板が地上に見える形で法面を抑えるやり方が多かったですが、これでは板柵が傷みやすく、法面の維持管理も大変になります。

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弊社では、可能な限り法面内に板柵(防腐処理)を入れて仕上げる方法を採用しています。

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こうすることで、仕上げでも法面をしっかりと抑えられるだけではなく、何かの際の維持管理でも板柵が邪魔になることはありません。

そして何より、地中にある方が板柵は長持ちするので、露出の場合よりも長期的な法止め方法として期待できます。

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またこうした土羽の法面では、草が生えてくるまでの間に雨が降ると、どうしても土が流れやすくなっています。

初期洗掘の防止のために、弊社ではわら芝もセットで提案をするようにしています。

今のわら芝は、わらを編んでいる糸も自然に分解していく自然還元タイプの素材ですし、全てが自然に戻るエコな材料になっているので安心できます。

そして、わら芝に付けてある短草タイプの種が発芽し成長すれば、長期的には草が法面を守ってくれます。

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今回は、作業スペースの確保のために、フェンスについても許可を頂いて、撤去・再設置を行っています。

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それぞれの現場に応じた段取りや工法を考えながら、災害復旧方法を提案し工事を進めさせて頂いております。 

これからも、地域の様々なニーズに応えられる施工技術の確保や工法提案が出来るように、日々努力を積み重ねていきたいものです。 

2014年1月24日 (金)

安全と衛生

安全衛生という言葉があります。

建設業の場合、特にも現場での事故防止のために安全第一で作業にあたることはもちろんですが、こうした安全に加えて、健康を守る衛生も大切なことです。

そうした事を分かってはいても、自分たちの周りで何か特別な事が起きない限りは、健康管理に対しての注意が散漫になってしまう傾向があるようにも感じています。

最近、こうした衛生に力を入れている会社の話を聴いて、そうなった経緯も含めて自分達に置き換えて想像した時に、社員の皆さんの健康管理の大切さを改めて考えさせられました。

私達建設業は、今は寒風吹きすさぶ厳しい環境下で仕事をしています。

更に 除雪業務がある場合には、深夜に除雪を開始している場合も多いために、当然ながら睡眠時間も少なく、また常に周囲に気を配りながらの作業にもなるために、精神的にも肉体的にもかなり負荷が大きくなります。

だからこそ、健康診断に加えて、何か体の異変などのサインがあった場合には、無理することなく早めに病院で診断・検査を受けるようにしたいものですし、社員の皆さんにもそう促すようにしています。

本当に無理は禁物ですし、心配なときには素人判断をしないで、安心のためにも病院で診断・検診を受けられるように、会社としてもサポートを続けていきたいと考えています。

 

2014年1月14日 (火)

嬉しいこと

今年度施工管理の資格取得を目指して頑張っていた3名の社員の中で、1名は1級機械施工管理技士に合格し、もう1名も1級土木施工管理技士に合格をしてくれました。

後は、2級土木施工管理に挑戦した社員も合格してくれれば、最高の結果になります。

それぞれに会社が終わった後に勉強をしたり、日建学院に通ったりと努力を積み重ねてくれた成果が実を結んで、今回の本当に嬉しい結果となりました。

様々な苦労もあったと思いますが、こうした苦労は自分自身の大きな糧となっているはずです。

自分で様々な仕事が出来る施工能力と合わせて、現場全体を管理できる管理能力も高めていくこと。

大変ではありますが、施工と管理という建設業の両輪を身につけた技術者を増やしていきたいと考えています。

これからも、社員の皆さんのチャレンジを応援していきたいですshine

2014年1月10日 (金)

除雪作業について

今年も仕事始めは1月2日の除雪業務になりました。

従来の花巻市の除雪に加えて、県道では新しく除雪に挑戦している内容もあります。

市道車道は、同タイプのローダー2台を使って除雪をしています。

市街地の除雪もあるので、あまり大きな機械でも出来ないですし、周辺の構造物にも配慮しながらの除雪作業になります。

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市道歩道については、2タイプの除雪機械を使用しています。

歩道のアップダウンがあって狭い範囲は、市から貸与して頂いている除雪機械を使用しています。ロータリータイプで、雪を飛ばしながら除雪をする機械になります。

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歩道幅もあって、平らな歩道区間には、押して除雪をするローダーを使用しています。

こちらの方が施工スピードがかなり速いので、広範囲の歩道除雪を行っています。

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次に県道車道の除雪です。

岩手県からの貸与グレーダーを使って、車道を除雪しています。

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県道歩道については、2タイプ除雪機械を使って除雪をしています。

1台目は自社の手押し除雪機械です。

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除雪範囲が広範囲にあるので、キャリーカーを使って安全に移動をしています。

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もう一台は、岩手県から貸与して頂いているロータリー除雪機械です。

こちらはかなりな作業能力があるために、手押しよりもより広範囲なエリアの除雪を行っています。

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県道,市道共に、20kmを超える歩道,車道の除雪を実施しているのですが、雪が朝方に降るとか、雪の量が多い場合などには除雪に時間が掛かり、エリアによっては除雪時間が遅れてしまって、ご迷惑を掛ける場合もあるかと思います。

家の入り口付近にどうしても雪が残る場合もありますし、この除雪業務については地域の皆様のご理解とご協力を頂くことで、私達も深夜から除雪を頑張ることが出来ています。

こうした除雪業務には困難さも伴いますが、私達建設業の果たすべき担いの一つだと考えています。

地域に根差し、皆さんから必要とされる建設業であり続けるためにも、こうした作業能力や機動力を確保し、若手社員を育てながら今後も頑張っていきたいと想いますshine

2014年1月 2日 (木)

仕事始め

新年、明けましておめでとうございます。

本日の除雪出動から、弊社の仕事始めになっておりました。

昨年の30日に除雪に出動しているので、丸2日程空けての出動になります。

今シーズン始めての除雪の際には、新しい除雪路線や新しくグレーダー除雪にも対応する必要もあり、また今回から新たに除雪に携わるメンバーもいたので、かなりパタパタした感が自分の中にありました。

今回は2回目の出動になるのですが、前回の除雪で全体を把握できたことと、昨日の夜から既に除雪対応への体制を整えていたので、落ち着いて除雪を開始することが出来ています。

今日も、予定時間よりも皆さんが早く出動出来る体制を整えてくれていたので、20cmを超える1回の除雪にしては多い量になりましたが、なんとか順調に除雪が進めばと想います。

それにしても、若い社員の対応力は本当に素晴らしいものがあります。

今年から除雪を経験しているのに、作業スピードが格段に上がっていますし、様々な条件下での除雪を重ねていくことで、より高い技術も身につけていってくれるはずです。

こうして一人一人が経験値を上げながら、会社全体としての力量を少しずつ高めていきたいものです。

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毎年、会社の仕事始めよりも早く除雪での仕事始めになっていますが、それも一つのあり方です。

こうした除雪という地域に根差した仕事にもしっかりと対応しながら、お正月明けからは会社全体として、お客様から感謝される仕事を積み重ねていきたいと想います。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。