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2013年2月17日 (日)

舗装の施工時期が...

今年の冬は、例年以上に厳しい環境が続いています。

冬場の工事は、凍結や降雪といったリスクが高まり、例えば埋戻し土などに凍結した発生土を使用すれば後日の沈下の原因になりますし、凍結した路盤に舗装をすれば仕上がりにも重大な悪影響を与えてしまいます。

私達にしてみれば、極力そうしたリスクを取らずに仕事を進めていきたいのですが、公共工事には工期の問題もあり、更に岩手県全体の工事量の増加や悪天候も相まって、12月末にも工事を完成させるのに本当に大変な想いをしました。

気温が低い時の舗装工事が認められない状況下にもあり、今のままだと年度末の3月に舗装工事が集中し、同じように工事を完成させるのに苦労する現場が増えていくと考えられます。

道路工事でも下水道工事でも水道工事でも、最後の仕上げが舗装工事であり、これだけ寒い状態が続いている現状を考えると、業界全体として間違いなく舗装工事の手が足りない状況が見えています。

いつも考えるのですが、岩手のように寒い北国の場合、年度内は仮舗装のままで検査を受けて精算をし、舗装工事の本復旧は新年度に繰り越して4月に工事をしてもらいたいものです。

東日本大震災の時は工事を完成することが不可能で、舗装工事は4月以降に実施したこともありました。

同じお金を掛けるからこそ、気候の良い時期にしっかりとした施工が出来るように、予算の流動的な使い方が出来れば良いのですが...現状では予算の年度内消化が原則ですし、難しいのかもしれません。

ただ、それぞれの地域事情に応じた自由度があれば、もっと効率的な工事が実施でき、施工の平準化(一年間を通して仕事の発注時期が偏らずにバランス良く発注される状況)にもつながるように想いますshine

 

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