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2012年6月26日 (火)

沿岸部での仕事

先週の土曜日から3日間、外構の型枠設置工事のために釜石へ仕事に行っています。

知り合いの会社から頼まれてのスポット的な応援ですが、日中現場で作業をした上に行き帰りに約2時間掛かるので、体への負担は大きくなります。

今回の仕事はホテルの復旧工事で、そうした意味ではやり甲斐も大きく社員の皆さんも頑張ってくれています。

ただ、こうした状況が長期的になった場合を考えると、 人をローテーションしたり、被災地での実作業時間を減らす等の対応をしていかないと、運転時間も長いだけに安全管理の面でも心配です。

災害復旧に関わる工事発注が本格化していく前にも関わらず、被災地では既に材料不足や職人不足の問題が発生しており、工事の応札状況を見ても不調が増えています。

内陸から応援するにしても、今回のように通勤しながらの仕事では限度がありますし、過労による労働災害の増加も懸念されます。

大規模工事であれば飯場のような仮宿舎を設置できる予算もあるかもしれませんが、通常の工事レベルではそうした仮宿舎を設ける予算は到底ありませんし、設けたとしても不十分な状況だと思います。

被災地での宿泊場所が少なく、仮にあったとしてもそうした費用の捻出が出来る工事は限られています。

こうした環境下で復旧工事が本格化していった時の事を想像すると、受注したは良いが人やモノの不足で工事を工期までに完成出来ないとか、始めから誰も応札しない工事発注が増えるなどのトラブルが多発するかもしれません。

予定通りに復興が進まず人々の生活に更なる悪影響が及ばぬように、可能な限りの想定の下で対策を検討しておく必要性を感じます。

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