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2012年6月21日 (木)

フェンス工事にて

今お世話になっている外構工事の現場です。

昔工事をした際とは現場周辺環境が変わってしまっていて、現在では車両が入れない状況下でフェンスの修繕工事をしなければなりませんでした。

通常の独立基礎フェンス工事だけであれば問題ないのですが、小動物の進入を防止するために、フェンス下の隙間を無くして欲しいというご要望にも答える必要がありました。

着工前写真のようなコンクリート基礎であれば進入防止にもなりますが、人力作業が中心になる本現場では、人力小運搬による生コン等打設が発生してしまうため、工事費用が高くなるばかりでなく、品質確保もより難しくなってしまいます。

RIMG0005 <着工前>

通常の独立基礎フェンスの場合、フェンス下部の横胴縁の腐食を防止するために、地面から5cm程度離して施工をします。

これは、古いメッシュフェンスの下部にある横胴縁が地面に接していると、土中成分の影響を受けてどうしても腐食による劣化が早くなるからです。

ただ、通常通りに地面と離して施工を行うと、その隙間から小動物が進入してしまうため、それを何で防止するかが課題となりました。

今回は材料の単価や強度を考慮して、地先ブロック(15cm角)とフェンスの独立基礎を併用するやり方を採用しました。

RIMG0019 <作業中>

こうすることで、フェンスの横胴縁下をコンクリートとして劣化の問題や隙間の問題を解決すると同時に、人力で対応できる比較的安価なコンクリート二次製品を使用したため、全体的なコスト縮減にもつなげることが出来ました。

お客様のご要望や現場条件に応じて、こうした工夫をさせて頂いたフェンス工事でした。

RIMG0026 <完成>

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