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2011年3月21日 (月)

陸前高田へ(3/21)

本日、弊社でなんとか調達したガソリン60㍑と灯油1タンクを持って陸前高田一中の本部にいる陸前高田青年会議所の同志に届けてきました。
 
この目的は、彼らを支援し動ける状況を作ることで、より詳細な情報を得ると同時に、なかなか支援が行き届かない所に手を差し伸べていくためにどうすべきか? 
この事を、共に考えていくためのものです。
 
まず、道路に関しては竹駒方面からの道路も大夫良くなってはきておりますが、一部少しだけ狭くなっている箇所がありますので、通行の際はご注意下さい。
 
重機も入りながら、本当に多くの消防関係の方々が捜索をされておりました。(竹駒町です)
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私の他にも、お餅20kgを届けた稗貫(石鳥谷・大迫)同志の会のメンバー4名と一緒に行ってきました。
 
稗貫同志の会の皆さんは、一中に物資を届けた後、他の物資を降ろす作業もしてくれております。
 
また、現地で青年会議所の東北地区協議会 高宮会長(福島-二本松),海鋒副会長(江刺)
岩手ブロックの佐々木会長の他、花巻,北上,江刺の各青年会議所理事長も現地を訪れ、支援体制について陸前高田青年会議所の高橋理事長と話をしております。
 
その後、私は高田一中の本部に留まり、陸前高田青年会議所の高橋理事長と、私と08年の同期理事長であった戸羽君の2名と意見交換をさせて頂きました。
 
【現在の状況として】
 
・沿線に近い大きな避難所への物資は定期的に届けられるようになってきています。
 
・ただ、少し離れた避難所の場合、物資が十分に届いていない状況にあります
 
・陸前高田一中でさえも、水の不足(給水車が需要に追いついていない)が今朝は深刻だったそうです
 → つまりは、かなりギリギリな状態での水供給になっています
 
・仮設住宅の建設は、順調に進んでいるように見えました。
 
・インフルエンザの発生による、手洗い(出来ればうがいも)、各消毒が必要になっています
 
・水の不足に関しては、今後簡易お風呂などが供給されるようになってくればより深刻になってきますし、水及び燃料の安定的な供給が必要になってきます。
 
・ガソリン等の燃料が不足している点もそうですが、避難所間の横の連携を取れる状況にはないようです。
 → 燃料不足よりも、地元に精通した人員の不足が大きいように思います。
 
・一中において子供達がシャボン玉を飛ばして遊んでいる姿を見ることが出来ました。
 → 幅広い支援が行われている一つの証なのかもしれません。
 
【本日意見を総合しての私見です】
 
・大切な人の安否不明者が多数いるために、公の活動に参加するまえにそうした人達を探したい状況があります。
 
・自治会機能を運営してきた主要な方が亡くなってしまっている場合や、そうした事に力を注げる状況にない場合もありそうです。
 
・それをサポートしたくても、行政は各避難所の運営や様々な対応に忙しく、今以上のことに手を広げていく余裕は到底ないように思えます。
 
・中で頑張っているスタッフの皆様も、10日目を迎える本当に献身的な活動の中で、どうしてもストレスや疲労が大きくなってきている感じを受けました。
 
・民間ボランティアの皆様の場合、長期でその地域で活動出来る方はごく少数なため、国であったり、岩手県や他市長村、何らかの公的組織などからの支援体制も必要になっているように思います。
 
・陸前高田の人達の生活を考えたとき、仕事を失った人が数多くいます。
 単なるボランティアではなく、復興のための仕事を通して収入を得て、早く生活のリズムを取り戻せるようになんとかしていかなければなりません。
  
【結びに】
  
今の状況は本当に厳しいですが、その中でも一生懸命に出来ることを頑張っている高田市民の皆さんに逆に力を頂きました。
 
私も微力ながら、なんとか出来ることを続けていきます。
 
注)本日の聞き取りや様々な方々からの情報を得て記載しておりますので、これが全てではないであろうことを付記しておきます。

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