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2017年1月 6日 (金)

新年を迎えて

新年あけましておめでとうございます。

お陰様を持ちまして、無事に1月5日の仕事始めを迎えることができました。

 

近くの神社で安全祈願をして頂いてご加護も賜り、「より安全により良い仕事をより早く完成」させられるように、本年も社員一同より精進をしていきます。

 

今年は酉年ということもあり、「羽ばたくように飛躍をする一年に」ということを目指しながらも、

弊社らしく地に足を付け、常に誠意を持ってしっかりとした仕事を日々積み重ねることで、信頼・信用という大切な財産を着実に増やしていければと考えております。

更には、企業活動を通して社員個々の人間性と技術が更に高まっていく、そんな一年したいと想います。

 

今年のお正月は、除雪もなく本当に穏やかに過ごすことができました。

しかしながら、こうした良い気候がずっと続くことは残念ながらあり得ません。

気象条件にしても、社会情勢にしても、私達を取り巻く環境が今後どのよう変化をしても、地域を守り支える建設業者としての役目を果たせるように、人を育て技術を高めていきたいと考えます。

 

昨年は、法人化してから50年という大きな節目を越えさせて頂きました。

お支え頂いている地域の皆様にご恩返しが果たせるように、幅広く自社施工ができる特色に更に磨きをかけ、地域から必要とされる会社であり続けるべく、更なる努力を重ねていきたいと考えていおります。

 

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

2016年12月27日 (火)

路上再生工法の現場から

竣工検査まで無事に終えた、路上再生工法による舗装修繕工事の現場からです。

弊社として始めての路上再生工法だったので、協力業者の皆さんから様々に勉強をさせて頂きました。

 

このように傷んだ舗装と下の路盤とを、現場でセメント及び乳剤を添加して破砕混合し、強度が高い路盤を構築する工法になります。

また、所定の強度を満たした23cmの再生路盤を構築するのに最適なセメント量や乳剤量は、事前に資料を採取し室内試験によって決められます。

 

・着工前

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・完成

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路上再生工法の施工状況です。

事前に舗装上には計画された量のセメントを敷き均しおいて、路上再生工法用の乳剤を積載したローリー車が先行しながらスタビライザーに乳剤を供給し、写真のように既設の舗装・路盤を破砕しながら混合していきます。

・ローリー車(先行)及びスタビライザー(破砕・攪拌)

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本現場は生コン工場さんの出入りが関係する道路だったので、工場の休日に施工をすることで、極力営業にご迷惑が掛からないように配慮をさせて頂きました。

このように生コン車のような大型車が通行する道路なので、再生路盤が硬化するまでの期間も心配だったのですが、路盤まで出来てしまえば翌日に舗装をしても全く大丈夫な強度が発現するという話しでした。

 

確かに時間との勝負で、セメントも添加しているため翌日にはグレーダー削ることもできなくなるくらいの強度になっており、その日の内に改良範囲の路盤整正や転圧までを終えてしまう必要がありました。

・グレーダー不陸整正状況

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・転圧状況(マカダムローラー,タイヤローラー)

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こうした特殊な工法なので、各種品質管理が必要とされています。

これは自主管理ですが、全体散布量もセメント袋の空袋管理で行っています。

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ローリー車についても、現場施工前と後の積載重量を計測することで、現場での使用量を管理するようにしています。

こうすることで、工事で使用したセメント量や乳剤量も把握することができます。

下記から必須の品質管理になります。

 

・セメント散布量の試験

セメント板を用いて、単位面積当たりのセメント散布量を管理します。

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・乳剤散布量の管理

スタビライザーの施工速度によって、単位時間当たりの乳剤噴出量を調整しながら施工をしていきます。

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・基準密度試験

締固め密度試験の基準となる供試体を現場材料を使って作製し、これを元に現場での締固め密度試験を実施していきます。

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・現場密度試験

砂置換法により、再生路盤の締め固め密度を試験します。この時、上記の基準密度と現場での締固め密度とを比較し、管理をしていきます。

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・CAE一軸圧縮試験

一軸圧縮試験による許容値もあるため、現場で採取した材料を使って供試体を作製します。

これを用いて、室内試験で強度や変位量を測定します。

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・含水量試験

これも必須試験ですが、含水量を確認しながら最適含水比付近で施工が行われるように管理をしていきます。

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こうした様々な管理をしっかりと行っていくことで、所定の強度を満たす路上再生工法が実施されていきます。

 

本現場では、稲刈り終了後の施工や生コン工場の休日に合わせた本工事の実施など、地域状況にも配慮をさせて頂きました。 

生コン工場さんからも感謝の言葉を頂きましたが、私達にしても地域の皆様から全面的に協力を賜り、更には協力業者の皆様にもしっかりとした仕事を実施して頂いたことで、スムーズに工事を完成させることができました。

これもお世話になった皆様のお陰様です。本当にありがとうございました。

2016年12月 5日 (月)

擁壁安定化工事の現場から

先日完成をした擁壁安定化工事の現場からです。

 

元々の基礎支持力不足や擁壁の根入れがされていない問題があって、L型擁壁が前方に転び始めています。

そのため今までL型擁壁が抑えていた宅盤に緩みが生じ、建物にまで悪影響を及ぼしている状況でした。

なかなか有効な施工方法がみつからず、弊社にご相談を頂いた工事になります。

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更に擁壁よりも低い位置を水路が流れていることもあって、水の流れが擁壁に悪影響を与えている箇所もありました。

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今回の現場では、建物擁壁に近接し新しく擁壁を設置し直すスペースはありませんので、水路側の用地を有効に活用し、大型ブロックを抑えとして新設する方法を提案させて頂きました。

こうすることで、L型擁壁の動きを拘束することが出来るようになります。

また、維持管理する改良区さんとも相談をして、水路を上げることで擁壁根入れを確保し、且つ流水が地山にいたずらをしないように、集水桝・ヒューム管・水路も新設をしています。

 

これが完成後の写真になります。

既存擁壁の手前に大型ブロックの擁壁を新設し、水路もかなり上げて新設をしています。

桝と桝の間はヒューム管で接続し、今までのように水が悪さをするようなことも無くなっています。

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今回の工事で擁壁を安定させることが出来ましたし、上部フェンスの再設置や敷き砂利も行って、綺麗な仕上がりとすることができました。

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ここからは工事の状況写真を紹介します。

隣地の方の土地を使用させて頂いたお陰様で、無事に工事を進める事が出来ました。

心より感謝申し上げます。

 

このように擁壁の外側に大型ブロック擁壁を新設し、擁壁がこれ以上動かないように拘束をしていきます。

擁壁の裏側は、砕石でしっかりと転圧するようにしています。

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水路の高低差がありましたので、桝とヒューム管を新設することで、写真のようにスムーズに水が流れるように配慮しています。

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今回大きい方の桝は1.0×1.0×1.5mの寸法だったこともあり、現場打ちで築造しています。

大断面の桝だったので大変だったと思いますが、ブロック積み等も含めて、全て弊社の社員だけで完成をさせることができました。

多技能工として様々な仕事を経験しながら、日々苦労を糧に頑張ってくれている社員の皆さんは、会社としても大きな財産です。

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本現場を最初に見た際には、施工スペース的にかなり厳しい現場でしたので、工事費用を抑えながら、どうすれば有効な対策が取れるのかとかなり悩みました。 

既存擁壁の外側に擁壁を新設する考えや水路を上げることも含めて、今までの様々な経験が役立って今回のご提案をすることが出来ています。

かなり大変な状況でしたので、お客様にも心からの感謝を頂き、施工をした私達にとってもやり甲斐がある現場となりました。

  

ご協力を頂いた皆様のお陰様で、無事に工事を終えることができました。

本当にありがとうございました。

2016年11月21日 (月)

合同パトロールに

先日、岩手県建設業協会花巻支部が主催をする「平成28年度労働災害防止合同安全パトロール」が開催をされました。

労働基準監督署や発注機関の皆さん、更には建設業協会役員や安全パトロール対象現場の会社代表の皆さんが参加をしております。

災害が増えていく冬場に向けて、災害防止への環境を整え、更には意識を向上させることが目的になります。

 

建設業協会の役員を務めている関係で、今年の10月からは安全指導者としての委嘱も受けており、今回はそうした立場も踏まえての参加になります。

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花巻管内を3班に分けて、私達は大迫と石鳥谷方面の5現場が担当になりました。

各現場では工事概要を説明するための資料も用意して頂いており、現場や事務所をパトロールしていきます。

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当日はお陰様で天気にも恵まれ、無事にパトロールを終えることが出来ました。

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全ての現場をパトロールした後、皆さんの気が付いた点を持ち寄って、現場毎にとりまとめを行いました。

出された意見については各現場にフィードバックされて、これからの厳しい環境での仕事に活かしてもらう流れになります。

 

労働基準監督署の方から総評がありましたが、

・以前よりも各掲示物や安全環境などの取り組みは良くなっているので、これからは安全対策の効果も確認をしていって欲しい

・危険予知活動についても、「○○の作業で、××に気をつける」と、より具体的な内容を考え、安全への意識付けを行って頂きたい。

・人はエラーをするので、より具体的に気をつけていくことで、くせをつけるようにする

といった話しがありました。

 

12月1日~1月31日までは、「いわて年末年始無災害運動」が始まります。

 

”安全・安全・家族の笑顔 願いはひとつ 年末年始も無災害” 

のスローガンのように、無事故無災害で日々仕事を進めていきたいものです。

2016年11月17日 (木)

税の週間に合わせて

今年も、「税を考える週間(11月11日~17日)」に合わせて、チラシとポケットティッシュを配布する活動を花北法人会青年部会として実施致しました。

チラシには、e-Taxによる所得税申告書にマイナンバーカードとICカードリーダライタを利用してパソコンで作成できることが記載されています。

ポケットティッシュには、「平成27年度 税に関する絵はがきコンクール」で入賞した作品が紹介をされています。

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毎年、江釣子ショッピングセンターパルさんにご協力を頂き、店内で配布をさせて頂いております。

 

花巻税務署長さんや、花北法人会青年部の皆さん、更には大同生命の皆さんと協力をして配布をしたのですが、あっという間に予定数を配り終えてしまいました。

「35周年 パル大誕生祭」の売り出し日に丁度合わせて頂いたお陰様で、店内に多くのお客様がいらしたこと加えて、皆さんに快く受け取って頂いたことが幸いでした。

本当に皆さんの心の温かさを感じますね。

 

会場の一角には、「税の絵はがき」も掲示されておりました。

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相互扶助のために税金を納めていることを、こうした機会に少し考えたいものですね。

国税庁:税の学習コーナー <ホームページです>

2016年11月15日 (火)

緊急対応について

先日、町内の水道本管から漏水があって緊急対応を致しました。

通常であれば町内の設備業者さんが対応するのですが、どうしても対応出来ないということで、急きょ弊社にお願いをされたものです。

 

中部水道企業団の担当者からお昼前に電話が掛かって来て、午後一に現地を確認して段取りに入りました。

町内で他に対応する会社が無いという事情があれば、弊社でなんとかしない訳にはいきません。

お客様にはご迷惑を掛けましたが、1つの現場をストップして対応致しました。

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近隣の住宅では断水になってしまっているので、なるべく早急な対応が求められます。

自社バックホウを自社トレーラーで移動して、弊社にある4tダンプや発電機,舗装カッター,水中ポンプなどを活用して、迅速に対応することができました。

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今回の緊急対応の際には、自社に様々な機械や砕石・砂などの資材を有していたことと、こうした作業にも対応できる社員がいることが幸いをしました。

お陰様で作業も順調に進み、夕方4時には通水を再開し、埋め戻しも夕方6時頃までに終えることも出来ました。

水道企業団の担当者の方も、様々に対応に追われ大変だったと思いますし、本当にご苦労さまでした。

 

今回の漏水箇所は水道本管が破損し易いエリアということでしたが、同様のトラブルがあれば、いつも地域の皆さんにとって大変な事態になってしまいます。

更新予定の水道管らしいので、一刻も早く事業採択をされて、安心できるライフラインに交換されていくことが望まれます。

2016年11月10日 (木)

除雪出陣式に

今日は岩手県除雪JV(共同企業体)の安全祈願祭と出陣式がありました。

昨日は雪も降り、いよいよ本格的な冬の足音が聞こえてくる季節になりました。

 

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今年の石鳥谷地区の県道除雪は、4つの会社でJVを組んで、協力し合って業務を進めていきます。

厳しい環境下での除雪業務になるからこそ、心身共に健康に、そして安全第一で頑張っていきたいと想いますshine

2016年11月 1日 (火)

外装修繕工事の現場から

今年お世話になった外装工事現場のご紹介です。

新たなご縁を頂き、車庫の解体工事や外壁の塗装修繕工事などをお世話になりました。

 

始めに着工前と完成の写真を紹介致します。

新しく塗装された外壁の色合いをとても気に入って頂き、「盛岡の町屋と比較しても負けないような良い出来です」と、とても嬉しい感謝の言葉を頂くこともできました。

・着工前

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・完成

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・着工前

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・完成

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工事の流れになります。

まず始めに、大工さんが車庫を丁寧に人力で解体をして、敷き砂利を行いました。

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開口になった壁は、色合いを考えたトタンを貼ることで対応しています。

敷き砂利も小さめの砕石を使って、丁寧に施工させて頂きました。

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塗装前に現況を確認して、必要に応じて外壁や押縁の補修をさせて頂きました。

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補修完了後に、外壁を高圧洗浄して乾燥をさせます。 

高圧洗浄をしたことによって、元々の綺麗な木目が目立つようになりました。

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ローリングタワータイプの足場を使って、塗装業者さんに塗装(二度塗り)をして頂き完成です。

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私達にとって、工事を終えて「とても満足をしています」という感謝の言葉を頂けることが何よりも嬉しいことです。

これからも、常にそうした言葉をお客様から頂けるように努力を重ねていきます。

とても良いご縁を頂き、本当にありがとうございました。

2016年10月28日 (金)

マチツクに参加して

40年後の公共施設のあり方を考える3回のワークショップ「マチツク花巻!」に参加をしてきました。

行政と市民との対話というキャッチボールで、参加者の想いが基本理念や基本方針(案)という具体的な形になりました。

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花巻市の新しい取組ですが、若い方々の参加者も多くて、とても良い意見やアイデアが出されていました。

<過去2回の成果:抜粋写真です>

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少子高齢化や維持管理費の増加など、難しい問題だからこそ、当事者意識で参画する事が大切なのだと思います。

今回の3回目では、同じ班の学生さんが

「仙台に就職しますが、20代の内に花巻にUターンします!」 と、とても嬉しい宣言されていました。

今回のように花巻市の事を考える機会を通して、もっと花巻を好きになったり、花巻のために何かをしたいと考えたりして、この花巻で頑張ろうと想う若者が増えていけば、本当に大きな財産になりますね。

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静岡県で今年の2月に開催されたフォーラムに共に参加された市役所の方が中心となり、半年ちょっとでここまでの形になりました。

静岡フォーラム


対話によるワークショップの進め方やグラフィックなどの手法もそうですが、多様な意見を毎回まとめて、次回のワークショップに活かしていく為の準備作業も、試行錯誤で大変だったと思います。


ワークショップの中心となったスタッフの皆さん、本当にご苦労様でした。

 

今回の取組が先駆けとなり、花巻市において市民参画型の基本計画策定が増えていけば良いですね。

2016年10月24日 (月)

日曜日に

日曜日に「第16回全国障害スポーツ大会 いわて大会」のボランティアとして、北上市総合運動公園に行ってきました。

会場では、法人会と大同生命保険とでふれあいゲームコーナーのブースが設営されていて、そのお手伝いになります。

 

福利厚生制度受託会社ということもあり、大同生命保険では大会の発足以来、特別協賛会社として毎年1億円の寄付もされているそうです。

本当に大きなサポートですね。

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私は法人会ふれあいゲームの担当でしたが、法人会ブースでは「ストラックアウト」と「ダーツ」を無料で楽しめるように準備していました。

それぞれ6玉(6回)投げて、何球が的にくっつくかで商品をプレゼントするものです。

 

・ストラックアウト

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・ダーツ

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もらえる商品もいわて大会らしいものから可愛いらしいものまで、様々にありました。

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私はストラックアウトのゲームスタッフでしたが、皆さん笑顔でゲームを楽しまれていたのが印象的でした。

子供からお年寄りまで誰でも楽しめる内容でしたし、記念の商品も皆さんに大好評でした。

 

お向かいの大同生命さんのブースでも色々なゲームでおもてなしをしていました。

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今回、ボランティアスタッフというキッカケを頂いたお陰様で、いわて大会の雰囲気をこうして身近に楽しめて本当に良かったですshine