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2015年5月13日 (水)

早朝パトロール

今朝は、花巻で震度5強という大きな揺れを感じました。

今回のように大きな地震が発生した場合、行政機関と建設業協会との間で結ばれている「災害時における応急対策業務に関する協定」に基づいて、私達は自主的に道路パトロールを実施しています。

 

6時40分頃から、石鳥谷地区第2班の担当3社で協力をして担当エリアのパトロールを実施しましたが、結果的に何も異常が無くて本当に良かったです。

 

道路パトロールをしていると、警察であったり水道企業団であったりと、パトロールをしている車ともすれ違いました。

行政機関の災害対策本部設置も早かったですし、それぞれの危機管理体制がしっかりしていることを感じました。

 

大きな災害が定期的に発生している岩手県なので、私達建設業も有事に備えた体制作りをより高めていく必要があるのだと思います。

2015年5月12日 (火)

パイプラインの修繕

4月は田に関係する工事が多いのですが、そうした現場からの紹介です。

 

春先にパイプラインへ通水をすると、万が一破損箇所があれば水が吹き出してしまいます。

そうした場合の応急処置として、細い管であれば耐圧にも優れた、レクターハイテープのような補修材料を使用する場合もあります。

 

水環境の亀裂漏水ですが、範囲が小規模なので補修材を使用することにしました。

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水を浸して巻き付けるだけで、金属のように硬化します。上の写真をよく見ると、近くの空気弁の根本も同様な材料で補修してありその部分は大丈夫です。

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破損状況や管の材質等による判断もありますが、こうした補修の方が経済的で簡単にできる場合もあるので、パイプラインの補修には必要に応じて使用しておりました。

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こうした小口径管であれば良いのですが、今年はφ500mmの大口径管からの漏水修理もありました。

ここまで大きな管の補修は私達も始めてでしたが、今までの経験を活かして、破損箇所の管を切断して、ドレッサージョイントで接続をする方法を採用しました。

まずは慎重に掘り下げていきます。

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資材業者さんに在庫が丁度あったのも幸いして、ドレッサージョイントや塩ビ管もすぐに取りそろえ復旧することができました。

通水を止める期間を最小限にする必要があるので、このように在庫を持っておいて頂けると私達も本当に助かります。

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あとは山砂保護を実施しながら、埋め戻して完成になります。

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状況に応じて修繕方法を使い分けてはいるのですが、今回のように取引業者さんが在庫を持っていてくれたからこそ、私達も緊急的な対応がすることができました。

災害時も同様ですが、様々な会社のネットワークと強みを活かして対応することが大切ですし、普段からそうした信頼関係を構築していくためにも、良い意味でのパートナーシップで頑張っていきたいものです。

2015年5月11日 (月)

少しの工夫で

4月末に工事を終えた、法面復旧工事です。

崩れている範囲が大きくないとはいっても、土が削られて流出しているため、そこにある土だけでは足りない状況になっています。

現場が道路からかなり離れていることもあって、今回は現場で使用する購入土を少しでも減らして、運搬に関わるコストを減らす工夫をしました。

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お客様の要望もあって板柵をすることになったのですが、そうであればと板ではなく丸太を利用して土留めをすることにしました。

こうすることで丸太分は土を減らすこともできて、あまり土を持っていかなくても現場を仕上げる事が出来るようになります。

実はこの丸太も近くの人から譲り受けたもので、打込み丸太の先は自分たちで杭のようにとがらせて使用をしていますから、費用も大幅に安くすることができました。

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結果的にも、あまり土を持っていかずに手間を抑えて現場を仕上げることが出来ました。

たまたま手元に丸太があったからですが、私達にしても材料の活用が出来て良かったです。

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同じような仕事であっても、その時の状況や現場条件を考慮して、工法や段取りを工夫していくことが大切ですし、それにもこうした経験がまた次回に活きてくるのだと考えます。

こうした経験や知識をいかし、更には社員皆さんで智恵を出し合いながら、お客様にも私達にもより良くなるような工法を選択していきたいものです。

2015年5月 9日 (土)

毎年恒例の親睦会

今年も連休前の夕方に、会社で花見会と新入社員の歓迎を兼ねた親睦会を開催しました。

冬場から4月にかけては、殆ど日曜日休みくらいで社員の皆さんが頑張ってくれているので、その感謝の気持ちも込めています。

 

女性社員と一番若手の社員にも手伝ってもらってのバーベキューです。

外で焼いて、中の皆さんに届けて味わってもらいます。

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知り合いにお願いをして、オードブルやおにぎりも用意しています。

オードブルの料理やお刺身も美味しかったです。

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大事な生ビールや焼酎も用意して、準備万端です。

セットしながら既に試飲している人もいましたが、それもご愛敬ですね。

今年は暑いくらいだったので、思った以上に生ビールがすすみました。

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実家の桜は既に散ってしまっていましたが、会社入口のシバザクラやハナミズキはちょうど咲いていて綺麗でした。

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こうして5月連休に入る予定でしたが、田関係の緊急な仕事をお願いされて、翌日も何人かの社員には仕事をしてもらいました。

そうした対応も、本当にありがたいです。

 

懇親会も盛り上がって、いろんな話しをしながら楽しい時間を過ごすことが出来ました。

毎年炭火で焼いた鮎を持ってきてくれる方もいるのですが、料理や飲み物も含めて、多くの皆さんのお陰様でこうした楽しい会を開催することができています。

 

厳しい冬を皆で頑張っての懇親会は、やはり格別なものがありますね。

2015年5月 7日 (木)

秋保温泉に

今年のゴールデンウィークは、仙台の秋保温泉に行ってきました。

こうした長期連休は混むのですが、他の時期は様々な予定や仕事の関係があるので、どうしてもこの時期になってしまいます。

 

子供達も楽しんでくれていましたが、特にも秋保大滝とコマ造り体験が想い出深いです。

 

秋保大滝は、神社の先にありました。

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上から見ていてもかなりな迫力だったのですが、下の方をみると近くに人が行っているのが見えたので、私達も歩いて近くまで行くことにしました。

幅6m,高さ55mの滝なので、流れ落ちる水の音もすごかったです。

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当日は天気にも恵まれ暑かったこともあって、滝の近くは水しぶきでとても気持ちが良かったです。

行き帰りの坂は少し大変ですが、頑張って近くまで来た価値がありました。

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午後は、秋保温泉近くの工芸の里でコマ作りに挑戦しました。

体験するのは、紙ヤスリがけと色付けになるので子供でも大丈夫です。

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この世に2つと無いコマなので、出来上がったコマを見て子供達も大喜びでした。

コツさえつかめば手で簡単に回せるのですが、思ったよりも長時間回っているので、それにも驚いていました。

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宿泊したホテルでは、思いっきりプールを楽しむ事も出来ました。

部屋がプールのすぐ前だったこともあって、夕方と夜の2回行ったのですが、夜は空いていたので子供達も大はしゃぎでした。

 

翌日は家族でテニスをすることも出来ましたし、帰りの高速道路の渋滞だけは大変でしたが、それも含めて心に残る今年のゴールデンウィークとなりました。

2015年5月 1日 (金)

排水設備工事(公共桝接続)

先日完成をした、浄化槽撤去及び排水設備接続工事の現場からです。

 

浄化槽の位置関係から、この田の横の耕作道から奥の倉の横を通って、排水管を布設する必要がある現場でした。

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田の状況から判断をして、仮設で鉄板を敷いて工事をしていく方法を採用しています。

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浄化槽のスラブコンクリート解体用に、小型ブレーカーを付けたバックホウも利用しました。

奥までダンプが進入出来るように鉄板を布設しています。

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排水管を布設し、浄化槽も撤去して現場も無事に完成しました。

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狭い場所の工事は大変ですが、無事に終えることが出来ました。

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排水設備の工事は、汚水桝しか見えないからですが、埋設管の勾配や通りをしっかりと確認しながら施工することが大切になります。

市発注の公共下水道工事では、より厳しい管理が求められているので、そうした技術もこうした排水設備工事に役立ちます。

 

今回の工事は、昨年度にお世話になった方からのご紹介で仕事をさせて頂きました。

ご紹介頂いた方の信頼に応えるためにも、今回ご縁を頂いたお客様に感謝されるような仕事を目指して、工事を進めさせて頂きました。

 

一つのご縁から新しいご縁につながっていくように、そうした仕事を積み重ねていきたいものです。

お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。

2015年4月29日 (水)

ほ場整備の現場から

先日完成をした、ほ場整備の現場からです。

 

道路側の水路から水が田に差してくるので、写真のように常に水が溜まっている状態でした。

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同じ田の南側ですが、こちらも表土が轍になり、水が溜まって悪い状態になっています。

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重機を入れてみると思ったよりも基盤がしっかりしているので、基盤から作り直すことを止めて、暗渠を入れて水を逃がすことをポイントに考えました。

但し、どうしても基盤が弱い箇所については、玉砂利を投入して基盤の強化を図っています。

岩ズリでは無く玉砂利を投入したのは、万が一トラクターで巻き込んでも刃を傷めないようにするための配慮です。

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北側の水を受けるように横断方向に暗渠を入れながら、排水の関係で田を縦断して南側の側溝まで水を抜きました。

距離が長いので、最上流には掃除口も設けています。

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また、最下流には水甲をつけて、暗渠排水の調節が出来るようにもしています。

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良い天気にも恵まれたお陰様で、順調に工事を進めることができました。

一部低いところにも表土を置いたので、今までよりも状態はかなり改善されるはずです。

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常に低くて水が溜まっている箇所はどうしても年々弱くなって、年数を重ねる毎に更に下まで農機具のタイヤがはまるようになってしまいます。

低い場所をなるべく造らないように、代掻きの際などに配慮をすることも大切だそうです。

 

農業をやっている社員の智恵を借りながら、今回の工事も現場にあった方法で、しっかりと終えることができました。

お世話になった皆さん、どうもありがとうございました。

2015年4月28日 (火)

水路工事の現場から

今年は天気が良い日が続いているので、田や水路関係の工事で通水や耕作前までに仕上げなければならない仕事も順調に進めることが出来ています。

様々な地域の人達にお世話になって仕事をさせて頂いているからこそ、通水や耕作にご迷惑を掛けないように、工期厳守での工事が大切になっています。

 

これは、土側溝に水路を新設する工事です。 

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ちょっとした配慮ですが、側溝の埋戻しの際には側溝のジョイント部に木で切梁を設置し、側溝を一体化させることで動かないようにしています。

土を片方に入れた土圧で、側溝が動かされないようにという配慮です。

また、コンパネを天端に敷くのは、側溝に土が落ちないようにするためです。

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道路も敷き砂利をして、通りやすくさせて頂きました。

新車の機械も様々な場所で活躍しているのですが、グリースアップのメンテナンスをしっかりとしながら、大切に長持ちさせたいですね。

これが完成写真になります。

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昨日からの天気は、初夏を思わせるような暑さです。

体が慣れていないので体調管理には気をつけながら、まずは連休前の節目まで、もう一頑張りです。

2015年4月24日 (金)

災害工事の現場から

あるご縁の中で仕事をさせて頂いていた、災害復旧工事が先日完成しました。

法面の高さが5mを超えていて、幅20mの範囲で法面が崩れた災害復旧現場になります。

 

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下の水路を崩れた土砂が塞いでしまっていますが、既存水路が古く弱い構造であったために、今回の災害で土砂撤去にあわせて既存水路を取り除き、新設する計画になっています。

広範囲に掘削作業が出来るようにと、ロングアームバックホウも活用して工事を進めました。

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作業を進めていく過程で法面途中からの湧水が確認されたので、暗渠やパイプ使って安定した水の道を造るようにしています。

湧水が土砂崩れの一因である可能性が高いので、その処理をしっかりと行うことが大切になります。

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法止めとしてカゴ枠を5段積み、法勾配を緩くしながら法面を抑える工法を採用しています。

カゴ枠の背面には、吸出し防止マットを全面的に布設して、背面からの湧水があっても土砂が流出しないように配慮をしています。

更には水路が排水フリュームで横にも砕石を入れているので、湧水が石の間を通って水路に抜ける構造になっているのでより安心です。

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道路からの田までの高低差が大きく、軟弱な田ということもあって、車両を下にいれるような仮設は敢えて造りませんでした。

基本的にはバックホウを複数台入れて、残土の搬出や材料の搬入がスムーズに出来るように工夫をしました。

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現場の完成写真です。法面を保護しているわら芝は、わらを止めている糸が分解する、自然還元型の製品になります。

草が生えてしばらくすれば、糸は分解して無くなってしまうので、草刈り等の維持管理にも支障が出ないように配慮しています。

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多くの皆様にお世話になって、無事に工事を終えることが出来ました。

本当にありがとうございました。

2015年4月22日 (水)

庭の桜と鯉のぼり

今年も実家で鯉のぼりを上げてくれているのですが、もうそうした季節になったのかと、一年が過ぎる早さを実感しています。

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鯉のぼりの他に旗も掲げてくれていますし、子供達のためにいつもありがたいです。

桜と共に、毎年良い景色を眺めさせてもらっています。

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満開の桜が青空に映えて、本当に綺麗でした。

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残念ながら1週間程度で散り始めてしまいましたが、本当に名残り惜しいですね。

こうした四季の移り変わりを考えた時に、来年の春までと考えると長く感じても、昨春を振り返れば、あっという間に時が過ぎ去っているように感じます。

 

日々の積み重ねでしかありませんが、今日できることを明日に延ばさない気持ちで、一日一日を大切にしていきたいものです。