少しの工夫で
4月末に工事を終えた、法面復旧工事です。
崩れている範囲が大きくないとはいっても、土が削られて流出しているため、そこにある土だけでは足りない状況になっています。
現場が道路からかなり離れていることもあって、今回は現場で使用する購入土を少しでも減らして、運搬に関わるコストを減らす工夫をしました。
お客様の要望もあって板柵をすることになったのですが、そうであればと板ではなく丸太を利用して土留めをすることにしました。
こうすることで丸太分は土を減らすこともできて、あまり土を持っていかなくても現場を仕上げる事が出来るようになります。
実はこの丸太も近くの人から譲り受けたもので、打込み丸太の先は自分たちで杭のようにとがらせて使用をしていますから、費用も大幅に安くすることができました。
結果的にも、あまり土を持っていかずに手間を抑えて現場を仕上げることが出来ました。
たまたま手元に丸太があったからですが、私達にしても材料の活用が出来て良かったです。
同じような仕事であっても、その時の状況や現場条件を考慮して、工法や段取りを工夫していくことが大切ですし、それにもこうした経験がまた次回に活きてくるのだと考えます。
こうした経験や知識をいかし、更には社員皆さんで智恵を出し合いながら、お客様にも私達にもより良くなるような工法を選択していきたいものです。
コメント