パイプラインの修繕
4月は田に関係する工事が多いのですが、そうした現場からの紹介です。
春先にパイプラインへ通水をすると、万が一破損箇所があれば水が吹き出してしまいます。
そうした場合の応急処置として、細い管であれば耐圧にも優れた、レクターハイテープのような補修材料を使用する場合もあります。
水環境の亀裂漏水ですが、範囲が小規模なので補修材を使用することにしました。
水を浸して巻き付けるだけで、金属のように硬化します。上の写真をよく見ると、近くの空気弁の根本も同様な材料で補修してありその部分は大丈夫です。
破損状況や管の材質等による判断もありますが、こうした補修の方が経済的で簡単にできる場合もあるので、パイプラインの補修には必要に応じて使用しておりました。
こうした小口径管であれば良いのですが、今年はφ500mmの大口径管からの漏水修理もありました。
ここまで大きな管の補修は私達も始めてでしたが、今までの経験を活かして、破損箇所の管を切断して、ドレッサージョイントで接続をする方法を採用しました。
まずは慎重に掘り下げていきます。
資材業者さんに在庫が丁度あったのも幸いして、ドレッサージョイントや塩ビ管もすぐに取りそろえ復旧することができました。
通水を止める期間を最小限にする必要があるので、このように在庫を持っておいて頂けると私達も本当に助かります。
あとは山砂保護を実施しながら、埋め戻して完成になります。
状況に応じて修繕方法を使い分けてはいるのですが、今回のように取引業者さんが在庫を持っていてくれたからこそ、私達も緊急的な対応がすることができました。
災害時も同様ですが、様々な会社のネットワークと強みを活かして対応することが大切ですし、普段からそうした信頼関係を構築していくためにも、良い意味でのパートナーシップで頑張っていきたいものです。
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