ほ場整備の現場から
先日完成をした、ほ場整備の現場からです。
道路側の水路から水が田に差してくるので、写真のように常に水が溜まっている状態でした。
同じ田の南側ですが、こちらも表土が轍になり、水が溜まって悪い状態になっています。
重機を入れてみると思ったよりも基盤がしっかりしているので、基盤から作り直すことを止めて、暗渠を入れて水を逃がすことをポイントに考えました。
但し、どうしても基盤が弱い箇所については、玉砂利を投入して基盤の強化を図っています。
岩ズリでは無く玉砂利を投入したのは、万が一トラクターで巻き込んでも刃を傷めないようにするための配慮です。
北側の水を受けるように横断方向に暗渠を入れながら、排水の関係で田を縦断して南側の側溝まで水を抜きました。
距離が長いので、最上流には掃除口も設けています。
また、最下流には水甲をつけて、暗渠排水の調節が出来るようにもしています。
良い天気にも恵まれたお陰様で、順調に工事を進めることができました。
一部低いところにも表土を置いたので、今までよりも状態はかなり改善されるはずです。
常に低くて水が溜まっている箇所はどうしても年々弱くなって、年数を重ねる毎に更に下まで農機具のタイヤがはまるようになってしまいます。
低い場所をなるべく造らないように、代掻きの際などに配慮をすることも大切だそうです。
農業をやっている社員の智恵を借りながら、今回の工事も現場にあった方法で、しっかりと終えることができました。
お世話になった皆さん、どうもありがとうございました。
コメント