橋面補修工事の現場から②
先日の続きになります。
今回で橋の修繕工事は2回目になりますが、本現場では様々な工種において自社施工に挑戦をさせて頂きました。
これも橋梁修繕に長けている社長さんのアドバイスのお陰様です。
今回自社施工に挑戦をした工種を抜粋してみました。
・既設ジョイントの撤去(車道・歩道)
写真に写っている自立型の飛散防止枠は、弊社の大工さんが工夫をして製作してくれたものです。
・歩道伸縮ジョイントの施工
歩道伸縮ジョイントも自社で設置を行い、3時間で呼び強度に近いコンクリート強度が発現するジェットコンクリートパックの施工も行いました。
日暮れが早い時期なので、LED照明を使用しての作業になっています。
・床板コンクリートの補修
既存舗装切削後の床板が部分的に劣化しており、予め用意していた無収縮モルタルを利用して左官補修工法を実施しました。
下記は、工事用の掃除機ではつり箇所の清掃を行っている写真です。
・地覆コンクリートの施工
既存地覆コンクリートの上部をはつり、ケミカルアンカーで鉄筋を設置しました。
ケミカルアンカーの使用については、既存コンクリート状況を判断してあまり負荷を掛けない方が良いとのアドバイスをもらって、通常アンカーから施工承認で変更をしています。
台車に鉄筋加工機をセットして、実測した鉄筋の実差し込み深さに合わせて、その場で鉄筋を加工しながら設置をしていきました。
型枠設置やコンクリート打設も自社施工で実施しています。
・防護柵の設置
地覆コンクリートへのダイヤモンドコア削孔から防護柵の設置まで、これも自社で施工をさせて頂きました。
削孔位置を素早くマーキング出来るように、透明なプレートに作図する工夫も行っています。
その他の舗装や防水工事,埋設ジョイントの設置については、専門業者の御協力を得て、しっかりと施工を進めることができました。
本現場においては、工事を進めていく中で現場代理人が自社施工する工種を増やすように決断をし、結果として自社施工範囲が増えていきました。
様々な工種に対して自社施工にチャレンジをしていく代理人の決断を、会社でも応援をさせて頂き、弊社全体としても良い経験になりました。
メーカーの皆さんにもお世話になりましたし、多くの皆様のご協力で無事に竣工を迎えることができました。
本当にありがとうございました。