Powered by Six Apart

2009年2月16日 (月)

まちの駅

先日、石鳥谷の商店街にある「まちの駅」に立ち寄る機会がありました。

この「まちの駅」は、酒蔵(お酒を造っていた場所)を改造して造られたもので、石鳥谷商店街のほぼ中央(岩手銀行の斜め向かい)にあります。

先日までは、たろし滝をイメージしたイルミネーションが屋外展示されていました。地元花巻商工会議所石鳥谷支所の記事です。

http://www.ishidoriya.net/index.php?ID=157&cID=3

このまちの駅の正式名称は、「まちの駅いしどりや 酒蔵交流館」というそうです。屋外には産直もありますし、建物中には様々な地元お土産品や、地元の人達が作ったり、持ち寄った入りした雑貨も販売されています。

地元の手作りのリンゴジュースなんかもありましたよ。

店内は、古い酒蔵の柱や梁の良さを活かしながらの造りで、とてもアットホームな雰囲気です。

P1010372 P1010369

P1010370 P1010368

下のは、花巻の「こぶし苑」で作られている「雑穀のかりんとう」です。

折角の機会ということで、一つお土産に買ってみました。

カリカリ甘くて香ばしくて、なかなか美味しかったですよ。事務所の人達は全員、1つだけではなくて、美味しいと2つ,3つと食べてあっという間に無くなってしまいましたdelicious

P1010371 P1010373

地元の良さに触れる機会って、ただ地元で生活しているだけではあまり無いのかもしれません。

少しアンテナを広げて、地元の良さを知ったり、味わったりする機会を増やしていきたいものですね。それが、まちを元気にすることにも繋がっていくと想いますshine

2009年2月12日 (木)

河川災害復旧工事を終えて

河川災害復旧工事が無事に検査まで終了しました。

昨年の大雨の時に護岸まで流されてしまい、その復旧のための工事です。橋脚には、その時の爪痕として流木が未だに引っかかっていました。

一番右下の着工前の写真は、床堀掘削時の排水の濁水処理のために、自然の河川を利用した沈殿池を石を積んで造ったものです。

<着工前>

Rimg0014a Rimg0016a

Rimg0021 Rimg0004

下は工事中の写真です。この流木処理は、地域貢献の一環として行いました。

積みブロックは、勾配が5分~2割に変化していくという難しいものでしたが、なんとか設計通りに納める事ができました。護床ブロックも設置したので、河川の増水に対してもかなり強固な造りになっています。

Rimg0017s Rimg0028

Rimg0078 Rimg0029

以下は、完成写真です。

Rimg0024 Rimg0171

Rimg0016 Rimg0005

災害復旧工事は、新設の工事と違って現場条件が悪く、気候的にも2月までの工期でしたから、いわゆる冬期間にあたり本当に厳しい施工環境でした。

護岸ブロックの勾配変化や様々な厳しい条件の中で、出来映えも良く早期完成をした事を検査官や監督官の皆さんに評価され、苦労した中で完成させた甲斐がありました。

こうした工事を、元請けだけで施工できる技術力や施工能力を、これからも大切にしていかなくてはなりませんねshine

2009年2月10日 (火)

創業セミナーに参加して

2月9日の月曜日に、ホテルグランシェール花巻で開催された

「岩手県の中山間地域における起業・創業の可能性 ~生産・加工・販売での独自性発揮を目指して~」という、一橋大学大学院商学研究科 教授である関先生の講演を聴く機会がありました。

先週の土曜日には、「そうだ葉っぱを売ろう」の話を聞いて、元気なお年寄りまち「上勝町」の話に感動を受けました。

そして今回は、岡山県の合併の枠組みに乗らなかった新庄村のお話や、岩手県内でも元気に頑張っている葛巻町のお話しや、その他にも高知県の赤岡青果市場の話がありました。

共通しているのは、高齢者の割合が高い田舎の地域だからこそ、その地域特有の良さに着目して、地域に根差した商品を開発するために、お年寄りの知恵や技術を活かしつつ、新しいシステムを構築しながら商売として軌道に載せているところです。

簡単に成功するはずもなく、全てのアイデアが上手くいっている訳では決してありませんが、地域の事を考える、いわゆる公共的な考え方から出発しているからこそ、地域の皆さんの協力を得て成功に結びついたように感じました。

地方の将来を考える上で、高齢化や産業の問題は最重要課題となってきます。地域資源に着目しながら、幅広い年齢層の人達が生き甲斐をもって生活をしていけること。

元気に仕事や農業を行っているお年寄りは、しっかりしていますし、病気になることも少なく本当に元気だそうです。人口当たりの医療費が少ない地域は、お年寄りが元気なことは間違いありません。

岩手県においても、病院の先生方の激務から、県立病院の診療所化等の再編の是非が問われています。どう考えても、この医療や福祉の問題に関して、これから益々厳しい状態になっていくのは、この岩手という地域特性を考えると容易に想像がつく話です。

そうした中で、どうやったら皆が元気な地域になれるのか。

医療や福祉の充実もそうですが、お年寄りも含めて元気に体を動かしつつ、生き甲斐を持てるような内発型の産業なり、社会システムの構築が急務なのだと考えさせられました。

そんな、一翼を担う事が出来る人を目指したいです。

2009年2月 7日 (土)

「そうだ、葉っぱを売ろう!」の講演会を聞いて

今日は、花巻市市民憲章推進協議会の20周年記念ということで、記念講演や表彰が行われました。

記念講演では、「そうだ、葉っぱを売ろう!」ということで、徳島県上勝町を元気なまちに再生させた 横石知二さんの講演会が開催されました。

約1時間30分間のご講演の中で、上勝町に戻ってきてから、株式会社いろどりを立ち上げて葉っぱビジネスを軌道に乗せ、そして今では、お年寄りが主役で、本当に元気のあるまちに変わったことを、時にはユーモアも交えながら聴かせて頂きました。

そうした上勝町での話だけではなくて、仕事や物事の考え方に関してヒントとなるような話も沢山聞くことが出来ました。

今日の話を聞くまで、いろどりの葉っぱビジネスは順調に立ち上がったかのように勝手に想像していたのですが、実際には努力があればこそでした。誰もが発想しないことをビジネスにして、やり方を工夫しながらそれを成功させる訳ですから、簡単なはずが無いですよね。

しかもそれを、人口2,000人で約50%の人が高齢者のまちで成し遂げた訳ですから、発想と行動力、そして考え方など本当に勉強になりました。

また、環境に関しても34種類のゴミの分類で、再資源化率80%で、2020年までにはゴミ0を目指すという取り組みもしているとの話も聞きました。

そうした環境に優しいまちの葉っぱであれば、より付加価値がつきますし、ゴミ処理費用の低減も含めて、こうした経済面も考慮しての環境対策だという話もありました。

お年寄りが病院に行く暇がないくらい、活き活きと元気に暮らしているまちなので、社会保障費も県内一低いですし、ゴミの分別などによりゴミ処理費用も削減できて、皆さんの努力で浮いた予算を、教育費につなげたり出来るという話にも、市民の一人として共感を覚えました。

花巻に誇りを持ち、花巻の良さを活かした商売をすることが、まちのためになり、まちづくりに繋がるのだということ。他人事ではなく、自分自身の事として問題意識を持つ大切さ。

話に引き込まれ、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。早速、出来ることから意識していきたと想います。

本当にありがとうございましたshine

P1010364

2009年2月 6日 (金)

広い視野で

今年は、様々なところで「ピンチ」を「チャンス」に変えよう! という話を聞きます。

この世の中の景気が悪いと言うことは、自分だけに与えられた試練では無くて、世の中全体の環境の変化であるから、それをどうしようしても企業や個人レベルでどうにか出来るものでは無いそうです。

そうであれば、その与えられた環境の中で、どのような方向性の下で会社経営をしていくことが大切なのか、汗をかいて、知恵を出して、社員全員が同じ方向性の下で力を合わせて頑張っていかなくてはなりません。

そうは分かっていても、社員の意識は本当に様々です。

ですが、会社としてこの厳しい荒波の中を越えていくためには、少なくとも同じ方向性を向いて努力をしていかなくてはなりません。

人間性の向上と技術の向上を図るために、どうすべきなのか。

社員が人財となるべく育てていくためにも、会社のリーダーとして、まずは自分自身がより一層頑張っていかなくてはなりません。

説得力のある人であるためにも、自分自身の行動による積み重ねの中で信頼を深めていかなくてはなりません。

日々、是精進なり ですねshine

2009年2月 2日 (月)

京都お寺巡り

先日の京都会議では、空いた時間を利用してお寺巡りをしてきました。

最初は、平安神宮です。ここで、無病息災の願いを込めて、家族や社員の皆さんへの守りを買いました。

P1010068_5 P1010063

P1010073 P1010069

そして、次に銀閣寺。残念ながら本堂は来年まで修復中ということでした。

しかしながら、丹精込めて整備されているお庭は、本当に素晴らしかったです。出来る事であれば、新緑や紅葉など、また違う季節にも訪れたいものです。

P1010081 P1010094 

P1010103 P1010107 

P1010117 P1010126 

最後に、詩仙堂です。ここはお寺ではありませんが、地形を上手く利用したお庭があるということで、見にいきました。

P1010130 P1010137 

P1010152 P1010139 

2時間半のものすごい駆け足でしたが、心に残る京都巡りでしたshine

2009年1月31日 (土)

青年の使命として

先日、花巻市民活動支援センター主催の「地域づくり講座」に参加する機会がありました。

講師は、元花巻総合支局長であり、現在、花巻市まちづくり参与でもあります村井研二さんでした。

ここに参加して得る事が出来た私の感想や考えを少し書きたいと思います。

既にご承知の通り、行政主体 - 市民が受身 であった従来のまち創りから、

行政 - 市民 - 青年会議所のような社団法人やNPO,企業等の専門的活動や知識を有している団体の三者が 「協働」してまち創りを行っていく時代の流れになってきています。

花巻の場合、これらを「まちづくり基本条例」に定めて、各振興センター単位で地域コミュニティ会議を立ち上げ、各地域の課題解決や考え方に基づいて計画段階から市民の皆さんが「参画」して、様々な行動を始めています。

そして現在、「市民参画条例」の制定に向けた協議が進められています。

私達のような青年会議所メンバーを考えてみると、青年経済人であり、市民でもある訳ですから、この花巻の中でも次代を担う青年として、その中核を為していくべきなのだと感じています。

様々な課題を他人事に捉えず、明るい豊かな社会の実現に向けて、経済的にも、社会的にも、より良い地域を創り上げていくべき、先導役になっていくことが、我々青年の使命なのだと想います。

このように書くと仰々しいのですが、一人一人の力がこの花巻を「イーハトーブ」に近づけていくことだけは間違いありません。

そして、様々な事に対して単なる鵜呑みではなく、その物事の本質を捉えるようにして、しっかりと考え主張し、出来ることから行動していくことが大切なのだと考えます。

自分自身の視野を広げるために、興味を持てそうなセミナーがあれば受講してみるのも良いものだと改めて感じました。

「百聞は一見に如かず」で、少し背伸びをして一歩を踏み出していきたいものですshine

P1010362 P1010363

2009年1月28日 (水)

京都会議を終えて(その2)

京都会議における楽しみの一つに、土曜日のLOMナイトがあります。

このLOMナイトでは、毎年恒例で、鴨川沿いにある「鳥初鴨川」という鳥鍋屋さんで、京都会議に参加した花巻の全メンバーが集まって料理とお酒を楽しみます。

P1010358  P1010359

特に、この鳥鍋のスープは本当に美味しいです。毎年、この料理を食べるのが京都会議の一つの楽しみにもなっているのですが、先輩達の代から十数年間、毎年同じお店にお世話になっているというのも、歴史を感じますね。

こうして、仲間達と京都の夜を楽しむ事もできました。

日曜日は、京都会議のメインイベントである会頭スピーチが行われました。

今回の京都会議に参加した意味は、この会頭スピーチを生で聞くためと言っても過言では無いくらい、安里会頭の言葉には言霊が宿っています。

自分の生い立ちから始まって、様々な事を乗り越え糧にしながら、しかも自己責任の下で人一倍努力をされてきたことが伺いしれました。

言い訳をせずに、人から信頼されるような人生を歩んでいくこと。

混沌とした世の中だからこそ、運命に挑み、使命に燃えて、JCが国を変えるという気概を持って、共に頑張っていくこと。

愛する地域のために何が出来るか、強い頼もしいLOMとなるように、物事の本質をきちんと見定めながら考え、プライドを持って邁進していくこと。

40分を越える、とても熱いメッセージでした。

これからも更に頑張っていく。そんなエネルギーとやる気を得た京都会議でしたshine

2009年1月25日 (日)

京都会議を終えて(その1)

先週の金曜日から日曜日まで、青年会議所の京都会議に参加してきました。

ここ4年間ほど毎年この1月の京都会議に参加しているのですが、歴史と文化の薫り溢れるこの京都にこれることは、とても幸せに感じています。

この場に来るためには、家族や会社の皆さんの支えがあればこそですし、そうした心からの感謝の気持ちを大切にしながら、様々に何かを持ち帰ろうと3日間を過ごさせて頂きました。

花巻から、行き帰りとも関西国際空港経由で、特急を乗り継いで京都に入ったのですが、この関西国際便も今月で廃止になるという話です。

どうやって利用率を上げればいいのか、この厳しい時代には難しいテーマですが、なんとか岩手や花巻の魅力を発信しながら、伊丹空港線は存続させていかなくてはなりませんね。

そんな事を考えながら、京都に入りました。

金曜日は暖かかったのですが、土曜日・日曜日は岩手と変わらない寒さです。

金曜日は、東北地区の仲間や岩手ブロックの仲間達と懇親を深める事がメインでした。多くの仲間が京都に来ているのですが、そうした中でも同郷の皆さんも多いことは心強いですね。

土曜日の午前中は京都のお寺を中心に、3箇所ほど見て回りましたが、これは別な機会で紹介させて頂きます。

土曜日の午後のメインフォーラムでは、安里会頭と、第18代会頭である牛尾先輩との対談がありました。

100年に一度という、世界的な不景気。

そんな中、アメリカにオバマ大統領が誕生しました。自信を失いかけている国民に自信を持たせ、強いリーダーシップでアメリカ国民に変革を求めています。

こうした厳しい時代だからこそ、若い人達が希望を持てるような、ピンチをチャンスに変えるような変革を、若い人達が率先して、リーダーとして主体的に行動していかなてくはならない。

709青年会議所という、ほぼ全国を網羅している組織力を活かし、各地青年会議所が地域経済の開発や発展の一翼を担う気持ちを大切して欲しい。

平成の大合併の検証や、地方分権や道州制という諸課題に対して本質をきちんと見極め、強靱な哲学と思想を身にまとって、自分達の視点でまちを良くするという考えを持つこと。

人生最良の仕事は、人にサービスをするということ

青年会議所という道場で魂を磨き、120%の力で何かを成し遂げていく中で魂を燃やし、人は成長していく。

こんな話がありました。

そして、オバマ大統領の演説を英文で読んで欲しいという話しを聞いて、英語に弱い私は日本語の文章を読んだのでした。

恐れでは無く希望と美徳もって、一人一人の国民が、自身と国家と世界に義務を果たしていくこと。

これからの世界の進む方向に注目ですshine

 ※オバマ大統領 就任スピーチ全翻訳 http://tinyurl.com/7hubqt

長くなったので、次に続きます。

2009年1月23日 (金)

心に残ったこと

先日、ある絵と言葉を見かけました。

フクロウの絵と、「福苦労」と書いてあるのですが、フクロウは、首が360°に近いくらい回るということで、玄関先などに置物をおいて災いや悪いことが家に入ってこないようにという意味合いと、逆に家に幸せを呼ぶと意味もあります。

人生、良いことも悪いことも、そんなに長くは続かないという言葉を聞いたこともありますが、人生山あり谷ありの中で、どんな状態の中でも希望を失わず、苦労してでも真面目に努力をしていれば、いつの日か必ず道が拓け、福が舞い込んでくるのだと想います。

もう少し発想を転換すると、何もしないで状態が良くなったり幸せが自分に訪れることは希な話で、自分のためだけではなくて、家族のため、会社や仲間のため、地域のために、利他の気持ちで頑張るからこそ、いつの日か自分自身の幸せとなって返ってくるのでしょうね。

そんなことを、今朝の朝礼で話したところでした。