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2011年4月15日 (金)

ちょっと早起き

子供と共に早起きをするようになって、今日で5日目です。

家から小学校まで、徒歩で約40分。 小さい体で毎日頑張って歩いていくために、朝7時過ぎには家を出なくてはなりません。

「一緒に行く友達を待たせてはいけない。」

自分の事よりも、他の人の事を引き合いに出した方が、やらなければならないと思うみたいです。

早く起きないといけないと思うと、子供も私も当然早く寝るようになります。最近は明るくなるのも早いですし、何かより良いリズムになっている気がします。

ただ、子供の寝起きの悪さはお父さん譲りなようです。

夜は前向きなのに、朝になると、「起きたくな~い」 と直ぐに弱音を言います。

動き出せば大丈夫なのですが、何事も最初の一歩を踏み出すのが大変なんですよね。

小学校生活も、保育園から環境が大きく変わって、今が一番大変な時なのかもしれません。

一つ一つを乗り越えながら、多くを経験して成長していって欲しいものです

 

2011年4月14日 (木)

トータルリフォームを目指して

地域の皆様からのお陰様で、建物修繕工事,水路等の維持管理工事、倒木処理,水回りリフォーム,建物の解体工事など、様々な工事を現在進めさせて頂いております。

専門的な一部を除いて、殆ど全てを自社施工出来る状態を維持していくためには、技術の継承が必要不可欠です。

一年間を通して専門的な仕事をするというよりも、一人一人の社員がコアな技術を有しながら技術の幅を拡げ、様々な仕事に自社対応出来るようにしていくことを、弊社では大切に考えています。

確かにそれは効率が悪いことかもしれません。

ただこうやって幅広い技術を持った社員がいることで、緊急時や様々なニーズに対して、可能な限り迅速に対応出来るメリットがあります。

お客様にとっても、顔が見える関係の中で信頼して仕事を頼みやすくもなりますし、私達も自信を持って仕事を進めることができます。

自分達だけで全ての仕事を出来る訳ではありませんし、協力業者の皆さんやメーカーの皆さんの協力が無ければ、様々な工事を仕上げていくことは到底できません。

ただ、その核となる部分には弊社の社員が責任を持っているようにしたい。

そう考えて、日々向上を目指していきます。

2011年4月13日 (水)

仮設住宅について

今日は仮設住宅の中を見る機会がありました。

仮設とは良いながらも2LDKですし、エアコン・キッチン・ガスコンロ・水洗トイレ・ユニットバスがついています。

そして、日本赤十字からの提供ということで、冷蔵庫,全自動洗濯機,電子レンジ,炊飯ジャーもありますし、寒さ対策で電気コタツも支給されるそうです。

井戸水ではありますがライフラインも全て整っていますし、生活をする上で必要な有る程度のものが揃ってはいます。

本当に素晴らしい程の設備が整っています。

しかし、これだけの設備でありながらも、抽選に当たった人の中で辞退する人が出ています。

どうして申し込みをしていながら辞退する人がいたのか、その理由が良く分かりませんでした。

話を聞きながら想像するに、光熱費等の費用負担に加えて、当初仮設住宅の人は自分で食料を確保しなければならない条件がネックだったのかもしれません。

(今は、当面の間は食料を支給することに変更になっています。)

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支援金の話やお見舞い金の話はニュースでも出ていますが、いつ被災者の人達に届くのか分かりませんし、仕事を失った人達が多くいます。

会社が再建され再就職出来る場合は良いですが、新たな雇用を生み出す工夫をしながら、自立し真に生活再建できるような仕組みも整えていかなければ、被災地に留まっての、本当の意味での再出発が出来ません。

そして在宅被災者の中で、食料を独自に確保できない特にも高齢者世帯の状況が厳しい現状があります。

こうした事を解決していくためにも思い切った政策が早急に必要ですし、他地域で実施されている良い事例を参考にするのも一案だと想います。

2011年4月12日 (火)

片付状況です

今まで写真を敢えて載せないできたのですが、状況をより分かり易く知ってい頂くために、写真も使うようにしていきます。

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片付けが進む前の、震災6日後のお寺の状況です。

お寺周囲の大変な状況が良く分かるかと思います。

P1010455 

P1010456 

下の2枚は先日のボランティアによる片付け前の状況です。

大きな屋根は下の幼稚園の屋根が津波で押し流されてきたものです。

P1020057 

お墓の方からみた、境内の状況です。

震災直後よりは、片付けが進んでいました。


P1010549 

 お寺の入り口の柱も1本流されたために、2本のサポートで仮に補修しています。

こうしてバックホウやダンプも利用して、片付けを行っています。


P1020085 

機械作業だけではなく、構造物付近は人手もかなり必要になります。

人で積むことを考えて、ローダーも持っていきました。


P1010569 

お墓に上がる通路を確保しました。


P1010589 
 
P1010586 
 
 
 

2011年4月11日 (月)

追悼の鐘の音

今日も菩提寺や建設業関係の打ち合わせがあって、陸前高田まで行ってきました。

午後2時に浄土寺で打ち合わせをすることにしていたのですが、本日4月11日が震災から丁度1ヶ月ということもあって、津波があった時刻の14時46分からご住職が追悼の鐘を鳴らすというお話しを聞きました。

今後の片付けの打ち合わせやお墓の修繕についてお話しをしながら時間になり、ご住職が鳴らす追悼の鐘の音を間近に聞きながら、手を合わせることが出来ました。

遠く光照寺からも、鐘の音が聞こえていました。

この時間に合わせて、多くの方々が手を合わせご冥福を祈ったのだと想います。

今日も余震が各地で続いていますが、震災の傷跡が余りにも大きすぎ、復興の道筋が未だに明確に見えてはいないのが現状です。

2011年4月10日 (日)

新一年生

先週の金曜日に入学式があって、明日から長男の小学校生活がスタートします。

こうやって普通の日常を過ごすことが出来ていて、ちょっとした事にも感謝の気持ちになります。

これからどんな生活になるか楽しみと同時に不安もありますが、子供と共に日々頑張っていくつもりです。

まずは子供と一緒に朝早起きをしなければならないので、明日から一緒に頑張ります。

 

 

2011年4月 9日 (土)

一区切り

菩提寺の片付け、3日目です。

今日は生憎の雨模様ですが、雨でほこりが立たない分、作業環境は良くなりました。

建物際の片付けなど残っている範囲はありますが、なんとか皆さんが安全にお墓参りにこれるくらいには片付けを終了することができました。

本堂の床上まで水がきた跡がありましたが、重い建物だけあって軸組はしっかりしています。

ただ、入り口の柱が一本流され、もう一本の柱もずれてしまっていましたが、これはサポートで応急処置をして支え、もう一本も前の位置に戻して固定しました。

先日の大きな余震でも大丈夫だったので、しばらくは安定を保つことができると思います。

これからも片付けなどで時間が掛かりますが、まずは最初の一歩を踏み出すことができました。花巻での解体工事の関係があって今日を一区切りとして一度撤収をしますが、今後も必要に応じてサポートしていくつもりです。

震災から1ヶ月が経ち、最初の手探り状態から比べて、組織や仕組みが機能し始めているように感じます。

経験がないところから始まって、様々な困難に直面しながらそれを乗り越えて頑張っている内に、人の力量は確実にアップしていきます。そして頑張っている人を、支える人も増えていきます。

高田内部の力と外部からの様々な支援とが相まって、日々少しずつではありますが、復興に向けて着実に前に進んでいますshine

2011年4月 8日 (金)

菩提寺の片付け(2日目)

本日の作業を終えて、先ほど帰ってきました。

改めて、津波の凄さを思い知らされました。

浄土寺のすぐ下に陸前高田幼稚園があったのですが、その屋根が奥まで流されてしまっていました。

海から見ても、かなりな高さにあるお寺なのに本当に驚きです。

片付けをしていると、多くの人達の想いがあっという間に津波に呑まれてしまっている無情さをしみじみと感じさせられます。    

写真があったり、生活の様々な品があったり...

普通の解体工事あれば、こんなにも日用品が混ざっていることはありません。

機械作業と手作業を合わせて、大切そうなものは選んで分けてはいるのですが、残念ながら殆どが泥にまみれてしまっています。

お寺の境内にある砂は、まちがいなく高田松原の砂浜にあったものです。直線距離で1km以上もあって、高低差もかなりあるのに、本当に信じたくないような津波の大きさです。

今日までの片付け予定だったのですが、想定以上に時間が掛かり明日もまた頑張ることにしました。

お寺の中には残っている建物や大事なものも多く、機械だけでは作業を進めることが出来ない分、より時間と労力が必要になっています。

限られた時間で申し訳ない限りですが、明日も社員の皆さんと頑張ります。

2011年4月 7日 (木)

菩提寺の片付けに

4月7日(木)から菩提寺である浄土寺の片付けに入っています。

会社から、0.45のハサミ付きバックホウ,0.5m3ローダー,4tダンプを持ち込んで、初日は私も入れて6人体制です。

親類の家が殆ど流されてしまっているので、せめてということで会長の意向もあって菩提寺のお寺をボランティアで片付けることにしました。

朝6時30分に花巻を出発して、朝8時30分から住職さんと打ち合わせをして作業開始です。

なんとか予定をやり繰りして機械と人を投入しているので、なんとか今週中には大きいところを決めたいと考えています。

重機を運ぶトレーラーも、地元の建設会社さんのご厚意で敷地内に置かせて頂けることになりました。

お墓に上がる道路が瓦礫で塞がれているので、なんとか頑張りたいと想います。

2011年4月 6日 (水)

新入社員

今年、数年ぶりに新入社員を採用しました。

若手社員が頑張ってくれているので、その下を育てたいという考えもあったところに加えて、ちょっとした縁もあったからです。

弊社では毎年、花巻農業高校と黒沢尻工業高校の職場体験を受けれています。毎年様々な高校生の人達と一緒に仕事をするのですが、今の子供達は礼儀正しく、一生懸命に頑張ってくれています。

そんな中の一人として、今回の新入社員も2年前に弊社で職場体験をしたことがありました。

その時の印象がちょっと特別で、普通の高校生であれば言われたことを一生懸命に頑張るくらいが当たり前なのですが、その子は自ら仕事を探したり聞いたりしながら、どんどん自ら仕事をするタイプでした。

お父さんが大工さんで昔から手伝っていたことも大きいとは思いますが、今までとは良い意味で違っていたために、強く印象に残っていました。

他にもクラブ活動や測量でもかなり頑張っている話を学校側からも聞いていたのですが、昨年の採用にあたって仕事に関しての考えを作文に記してもらったことがありました。

その作文に書いてあったことは、一家を支えて頑張っているお父さんのことでした。例え体調が悪くてもどんな時でも、家族のために仕事を頑張っているお父さんのことを書き記しながら、自らもそうした家族支える人間になっていきたい。 

そのような事が記載してあり、そうした環境で育っているのならと採用を決めさせて頂きました。

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人はその育つ環境によって変わっていくと想いますし、それは会社でも同じことです。

会社でも、こうやって若い社員が入ってくることで、良い意味での刺激が生まれてきます。

今の前向きで一所懸命な気持ちを大切にしながら、様々な経験を通して技術や知識を身につけ、自らの仕事に自負を持てるような生き方をしていけるように、共に頑張っていきたいものです。