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2011年4月25日 (月)

建設業青年部の会議

今日は、岩手県建設業青年部の会議が盛岡でありました。

会社が流されたり身内にも不幸がありながらも、そんな厳しい状況下にあっても地域のために頑張っている話を聞きました。

行政機能が大きく損なわれている地域は、組織的な指示系統が無い場合も多く、片付けにしても仮設住宅にしても進み辛い状況があるようです。

平地の多くが被災してしまっている大槌や高田の場合、仮設住宅を造るための平場を確保するだけでも、造成等が必要となり、より多くの手間が必要になっています。

今後、更に地域間で復興の進捗に差が出るような気がしてなりません。

岩手県にしても、必要な地域には復興統括センター(仮)のような出先機関を設けるなどして、地域にしっかりと腰を据えた長期的な支援が必要になると想います。

私達建設業も組織的な動きを取れるような状況にあれば良いのですが、契約も無く単価も決まっていないような状況下にあっては、被災地の建設業者も内地の応援を頼むことは出来ません。

そして何よりも指示系統がしっかりしていないままでは、多くの機械を投入しても混乱して作業が進まないだけでは無く、作業上のリスク増加や渋滞を誘発してしまい、事故やトラブルの元になってしまいます。

ただ今後も、必要とされる時に直ぐに手を差し伸べられるようにはしていくつもりです。

2011年4月24日 (日)

天気にも恵まれて

高田一中で、映画と縁日のイベントを行ってきました。

心配していた天気も回復し、良い天気の中で縁日を外で開催することが出来ました。

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高田一中内の桜も咲いている中で、春の訪れを感じながらのイベント開催です。

子供達からお年寄りの方々まで、幅広く楽しんでいただけました。

おやつ感覚で、わたあめ・ポップコーン・ジュース・チョコバナナ・フランクフルト。その他にも、きりせんしょ(お菓子)やコーヒー、甘酒などを楽しんで頂きました。

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子供向けのゲームなども用意して、ストラックアウトや射的などで楽しんでもらいました。

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中学校2階の音楽室では、午前中は子供向けに「カンフーパンダ」、午後には「がばいばあちゃん」を上映して、皆さんに楽しんで頂くことが出来ました。 

出張酒蔵祭りということで、石鳥谷・大迫の商工会青年部の人達が主体となり実現したイベントです。

被災地の皆さんとのふれ合いや子供達の笑顔に出会ったこと。そして、実際に被災地の状況を目の当たりにしたことで、参加した皆さんにとっても、それぞれに思う所があり良い経験となりました。

世話役の私としても、何もトラブル無く終えると同時に、皆さんと楽しい時間を過ごすことが出来て良かったです。

多くの皆様のお世話になり、本当にありがとうございましたshine

 

2011年4月23日 (土)

イベント準備

いよいよ明日は、高田でのイベント開催です。

内容も確定して、映画上映と縁日、ストラックアウトのような子供向けゲームを行います。

心配していた天気も、明日には少し回復しそうです。

今日は雨の中、明日のイベントの準備に酒蔵交流館にメンバーが集まりました。

明日は朝6時集合と早い時間帯ですが、行き帰りの車の運転には十分に気をつけ、皆さんに少しでも元気になってもらえるように頑張ってきますshine

2011年4月22日 (金)

自力入居者の支援

一昨日、陸前高田から石鳥谷に来て自分でアパート借りて住んでいる人が弊社を訪れました。

偶然的な要素も大きいのですが、高田の親戚の会社で働いていた人で、私の両親が良く知っている人でした。

本当に不意に訪れたのですが、高田に住んでいたときの私達の家の屋号も知っていらしたので、こんな出会いもあるのかと本当に驚きでした。

そこで現在の状況を聞いたのですが、現在のところ何の支援も受けていないということでした。

そこで花巻市に問い合わせをしたところ、まずは話を聞きたいと言うことで、早速父親がその人を連れて花巻市に行ってきました。

結果的には、希望する支援物資であるものは頂けるというのが、現在の花巻市の支援でした。

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仮設住宅に入居した人と、自力でアパートなどを探して入っている人と、あまりにも支援の状況に差があるという話をしていた矢先に、今日の岩手日報に記事が載っていました。

それによると、仮設住宅と同じように家賃の負担を県が行ってくれて、家電に関しても日赤が提供をしてくれるというものでした。

こうした支援があると、助かる方が大勢いらっしゃると思います。

期限がある中ではありますが、まずは生活を安定させることで、未来に向けて頑張っていく礎が出来るのだと想います。

2011年4月21日 (木)

月日が早く

平成23年度が始まって、早20日が過ぎました。

こうやって月日が経つのが早く感じるのは、目の前に為すべきことがあるからだと思います。

地域の皆様のお陰様で、様々な民間工事や委託修繕工事をさせて頂いておりますが、こうやって連休前までに完成させたい工事があるからこそ、日々の仕事に工程的な目標も生まれます。

仕事に追われるよりは追いかけたいですが、為すべき事があるということは本当に有り難いことです。

お客様に頼んで良かったと思ってもらえるような仕事をすることで、しっかりと恩返しをしていこうと想います。

 

2011年4月20日 (水)

ふれ合い事業

今日は、花巻建設業青年部が主催する建設業ふれあい事業の打ち合わせをする機会がありました。

20年以上続いている中学校のふれ合い事業に加えて、3年前からは小学校のふれ合い事業を開催しています。

このふれ合い事業では、学校内の修繕工事などの地域貢献に加えて、重機や測量体験など建設業の一部を実際に体験することができて、子供達にはいつも喜んでもらっています。

今年の開催に向けて小学校の校長先生と打ち合わせをしてきたのですが、建設業は被災地の復興支援で大変だという話をよく言われることがあります。

これから先のことは確かに分かりませんが、そうした被災地の支援をすることも当然大切なことですし、そうした活動と合わせて、自分達の地元の子供達に笑顔を届ける活動は同じように大切だと考えています。

被災地支援と自分達の地元である地域の活性化や貢献活動とは、両輪の活動であるべきだと想います。

青年部会長として、こうした意識を大切に今年も仲間達と事業を進めていくつもりです。

2011年4月19日 (火)

気を引締めて

昨日、クレーン車が小学校の列に突っ込み6人もの尊い命が失われたニュースがありました。

本当に信じられないような事故が起きる可能性を改めて認識させられます。

どんなに後悔したとしても、残念ながら事実が変わる事はありません。

私達建設業は、普通の仕事よりも遙かにリスクが高い中で仕事をしています。だからこそ、こうした事故が万が一自分達の中で起きた時のことを想像しなくてはなりません。

誰かを悲しませるようなことを、絶対に起こさないようにするために。

今朝の朝礼でもこの事故の話をすることで、改めて気を引き締め直して、日々の仕事に向き合っていくつもりです。

2011年4月18日 (月)

イベントの打ち合わせ

今週の日曜日(24日)に、陸前高田一中でイベントを開催することになりました。

出張「酒蔵まつり」と題して、子供達に笑顔を届けるべく、花巻市石鳥谷の酒蔵まつり実行団体協議会の皆さんが主体となって、石鳥谷農協青年部や大迫商工会青年部の皆様の協力も得て開催してきます。

その事前打ち合わせとして、私と担当の事務局との二人で陸前高田一中に行ってきました。

現地の状況などに関して打ち合わせをしながら、映画の上映と縁日的に屋台を出すことになりそうです。

映画は一中の音楽室をお借りして、午前10時より子供向けに「カンフーパンダ」を上映し、午後1時からは家族向けに「がばいばあちゃん」を上映します。

こうした版権の会社にしても、被災地向けのボランティアということでいつも以上に安く協力をしてくれているそうです。

屋台的には、子供向けのジュースを作ったり、わたあめ、ポップコーンを映画向けに提供しますし、その他は、ストラックアウトのようなイベントや、手軽におやつ的に食べられるようなものを出す予定です。

年に4回開催している、「石鳥谷の酒蔵まつり」のノウハウがあるので、そうした得意なことを活かして、子供達に笑顔になってもらうために、中村会長が被災地に行くことを決めてくれました。

朝早くに石鳥谷を出発して、菩提寺である浄土寺から一度陸前高田の状況をスタッフの皆さんに見てもらってから、一中に移動してイベントを開催する予定です。

限られた時間の中ではありますが、現実の高田の状況もスタッフの皆さんには見ておいて頂きたいと思っています。

こうした現実を受け止めながら、今の自分達が置かれている状況を考え、明日への力に変えていってもらいたいと考えています。

当日の天気が少し心配ではありますが、なんとか晴天の下でイベントが出来るように、少しでも良い方向に変わっていって欲しいものです。

2011年4月17日 (日)

手を差し伸べる支援

被災状況が酷い地域であればある程、従来のシステムが機能しないのだと思います。

通常であれば、県や国、外部の方々にこうして欲しいという要望を上げて、そうした課題や要望を解決するための施策なり、支援が行われていきます。

今回のように類をみない被災状況の場合、誰しもがこれから先の復興へのプロセスを描くことに頭を抱えてしまうでしょうし、どうして行けばいいのか明確なビジョンを持つことは難しいことだと思います。

それでもビジョンを持つことが出来る地域は、復興に向けて歩みを早めていくことが出来るのかもしれません。

ただ問題は、そうしたビジョンを持つことが出来ない地域です。

国や県、外部に対して何かをお願いしようにも、何からどうお願いしていけば良いのか? そうした判断にも迷うこともあるかもしれません。

だからこそ、従来型の差し伸べられた手を掴む支援の方法ではなくて、こちらから手を差し伸べる支援が大切になります。

被災地の状況により、求められる支援のあり方から大きく違っているように思います。

2011年4月16日 (土)

支援の輪

本日、陸前高田支援連絡協議会「Aid TAKATA」が主催するフォーラムが東京の池袋で開催されています。

東京にいながら、陸前高田にご縁のある方々が集まり、こうして自分達が出来ることをしようとして努力をされています。

震災当初からSave Takataという組織を立ち上げ : http://savetakata.org/

更に大きな支援の輪にしていこうと活動を続けています。

自分達の得意な事を活かし、システムを創りながら継続的に支援を続けていくこと。

情報発信にしても、本日のフォーラムがUSTREAMで生中継されておりました。多くの方々に情報を発信することで関心を呼び起こし、物事を動かす力へとつなげていくことができます。

お誘いを受けながら本日のフォーラムに参加できずに申し訳ありませんでしたが、こうして頑張っている多くの方々の活動の輪が拡がり、大きな力となっていくことを願っています。