記念講演を聴いて
先日、北上の高橋市長様の記念講演を聴く機会がありました。
演題は、「景観十年・風景百年・風土千年」 ~まち育て人になろう~ というもので、1時間の講演ですがとても興味深く聴かせて頂きました。
最初、北上市の様々な場所における風景写真の紹介がありました。どれも、とても美しい景観が創られています。
北上市と言えば、10年余前にインターハイの主会場になっているのですが、当時の花いっぱい運動の心が今の北上市の景観を創っているというお話でした。
これが景観十年という言葉につながって、10年をかけて様々な景観が創られているということをお話されておりました。
もちろん、そこには多くの人達の努力があればこそです。
ところで、景観と風景の違いは?と思って少し調べてみると、景観とは主に都市などの人工的なものをさしていて、風景は、自然に対して使われる言葉とありました。
次に、風景百年の話に変わって、北上展勝地が開園から90年余り経ち、北上市に誘致工場が多い根幹にもなっている、昭和11年の黒沢尻工業高校誘致の話などがありました。
一つの大きなプロジェクトが数十年後にはより大きな波及効果となっていて、展勝地の桜祭には50万人近い人々が訪れ、北上市の誘致企業数は200を超えるまでになっているそうです。
地元に残る若者を増やすための工業高校誘致だったそうですが、それが現在大きな実を結んできていることは、まさに100年の計なのだと想いました。
そして、風土千年ということで、藤原清衡を育てた国見山文化のお話がありました。
今回の演題は「まち育て人になろう」という表現でしたが、
景観を守り、時には新しく創り、古い建物などを大切にしたりと、自分たちが主体的にまち創りに関わっていく大切さを教えて頂いた、今回の記念講演でした
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