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2012年8月 3日 (金)

公設桝設置及び水道分水工事(道路占用関連)

先日ご紹介をした、道路占用関係工事の公共桝設置と水道分水工事が終了しました。

<道路占用について>

https://takata-k.lekumo.biz/blog/2012/07/%E9%81%93%E8%B7%AF%E5%8D%A0%E7%94%A8%E8%A8%B1%E5%8F%AF%E3%81%AE%E6%8F%90%E5%87%BA%E8%8A%B1%E5%B7%BB%E5%B8%82.html

工事が完成した時点で、以下の書類が必要になります。

・道路占用完成届け,工事写真(各1部)

PICT9108 着工前

PICT9197 完成

RIMG0084 完成


・給水工事設計審査,工事完成検査申請書(各2部),完成確認書,完成検査所(各1部) /2箇所分水であれば、それぞれの箇所分

給水分岐をした時点での水圧試験やコア挿入(鋳鉄管の場合)の写真も必要になります。

RIMG0024 水圧試験

RIMG0047 密着コア挿入

・公設桝設置完了報告書,案内図,平面図,縦断図,道路占用許可書の写し,写真,使用材料承認願(各1部)

RIMG0013 下水道管支管取付

更に、公設桝の完成検査後には、市に公共桝及び取付管を帰属するための書類提出が必要になります。

・・寄付採納願,案内図,平面図(桝オフセット),公図,要約書,汚水桝設置工事に関する見積書

 こうしたプロセスを経て一つの工事が完成していくことを考えると、私達建設業の仕事において書類作成も大切な仕事の一つだということがよく分かります。

今回も様々な経験をさせて頂いた、次につながる工事でしたhappy01

 

 

2012年8月 2日 (木)

蔵の解体工事(花巻市石鳥谷)

今度工事を実施する、蔵の解体工事の現場です。

新たしく母屋を新築するにあたって、既存の蔵を解体したいとのご要望があり、その工事を進めていきます。

今回の解体工事も、全て自社の社員,機械,車両を使用して工事を進めていきます。私達の工事範囲の中で、この解体工事はここ数年で幅を拡げてきた工事分野の一つです。

もともと弊社に大工さんがいることや、様々な機械や工事用車両があったことがベースではありますが、最初は他会社の皆さんと協力して仕事をしていく中で、ノウハウを勉強させて頂きました。

ただこうした実績を積み上げていくことが出来ているのも、地域の皆様から様々な解体工事を依頼されているお陰様があればこそです。

未整理写真 2312

今回はお客様からのご配慮を頂き、蔵の解体工事に先立ちまして、通し柱に神社から頂いたお札を貼っての安全祈願を実施させて頂きました。

工事を安全に進めて欲しいというご配慮のもと、お客様や私達の工事に携わる社員の代表が同席して実施させて頂いております。

P1030247

様々なご縁で仕事を頂いたご恩返しは、より安全に・より良い仕事を・より早く進めていくことだと考えています。

だからこそ日々の仕事を通して多くの研鑽を積み、向上心を持って一つ一つの仕事に誠心誠意取り組んでいくことが大切だと考えていますshine

2012年8月 1日 (水)

擁壁フェンス工事(用地境の明確化)

先日から工事をしていた擁壁フェンス工事が完成しました。

工事の目的は、用地の明確化のためにコンクリート擁壁と合わせてフェンスを設置したいというものでした。

RIMG0001 (2) 着工前

本工事の現場打ち擁壁の厚さは通常の12cmよりも厚めにして15cmにしていますし、L形擁壁の高さは60cmで地上高が30cmと、擁壁本体の根入れも深くかなり強固な形状にしております。

自由柱ではなく固定柱タイプのフェンスを設置するために、柱部分のコンクリート被りが少しでも厚めになるように配慮すると同時に、用地境として長期的にも十分持つ構造にしたかったからです。

また、どうしても植栽も移動したいという要望を受けましたので、元地盤高よりも背面側の埋戻し土を高くすることで、植栽の根が張るためのスペースをなんとか確保することが出来ています。

RIMG0004 施工状況

下が完成写真です。

家屋の方までフェンスが設置されてあるので、雪による落雪破損を防止するために、屋根端部に雪止めを増して対応しています。

また、植栽周りにはお客様と相談して砕石を敷き均して完成としています。

こうしたことを考えながら、施工させて頂いた擁壁フェンス工事でしたshine

RIMG0029 完成

2012年7月31日 (火)

オリンピックを見ていて

オリンピックを見ていると胸が熱くなるような感動的な場面に出会うことが多々あります。

国の代表として、私達では想像も出来なようなトレーニングを積んで、プレッシャーとも戦いながら、一生懸命に試合をしている姿に感動を覚えずにはいられません。

試合をする相手にしても、同じように各国を代表して戦っているので、そうした高いレベルの本気と本気の戦いだからこそ、応援にも力が入りますし、見ていて心が引き込まれてしまいます。

スポーツは結果が求められますが、素晴らしい結果を伴うためには、そこに至るまでの準備が大きく左右するでしょうし、並大抵の努力では無いことが容易に想像されるからこそ、選手のコメントも熱く心に響きますし、私達の感動もより大きくなっていきます。

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私達建設業の仕事は、仕事を進めるプロセスも一定の評価はされますが、仕上がりはより重要な意味を持っています。

お客様のご要望に応えるべく、自分たちの技術を発揮し、一期一会の気持ちで工事を進めていく。

最初の打ち合わせから始まり、コミュニケーションをしっかりと図りながらお客様のご要望に応じた工事を造りあげ、仕上がりもお客様の期待値を超えるような出来映えになること。

仕事を終えたときに、お客様の心に何か一つでも感動が残っているような、そんな仕事を日々積み重ねていきたいものですshine

2012年7月30日 (月)

現場打ちの側溝蓋

お客様からこのようにカーブしている側溝に、蓋を掛けて欲しいというご要望がありました。

進入路的な側溝が対象な場合は、2次製品の側溝蓋を切断して対応する場合も多いのですが、古い側溝の場合は、既製品の蓋では寸法的に幅が合わない場合があります。

蓋掛りが浅いまま使用するとと、そこに荷重が集中して危険ですし、隙間が発生していると蓋が動きやすくなり、蓋が破損する要因にもなります。

だからといって特注の蓋を注文すると、どうしても費用的に高くなってしまいます。

RIMG0021 着工前

そこで、今回はKCフォームという埋設型枠を使用しました。

距離が短いので維持管理が殆ど発生しないという判断の下、お客様とご相談し、工事費的にもより安価になるので採用させて頂きました。

このように、加工して使用することができます。

 

RIMG0022 施工状況(KCフォーム)

KCフォームを使用した後に、通常のコンクリート蓋(車道用)の構造を参考にして、鉄筋を配筋しています。

RIMG0026

最後に生コンを打設して完成になります。

このように、既存の側溝に合わせた収まりにすることが出来ました。

RIMG0028

こうして後は、コンクリートの養生になります。

今回のように流水があって維持管理がほぼ発生しない場合や、例え維持管理が発生しても距離が短く対応し易い場合には問題がありませんし、横断側溝の修繕にも使用し易い工法になります。

現場条件に応じた最適な提案が出来るように、これからも幅広い仕事経験を積んでいきたいものですshine

2012年7月28日 (土)

維持補修を考えたとき

インフラ(道路や上下水道などの生活基盤)を新しく造る時代から、既に造ってあるインフラを修繕補修しより長期に使用可能にしていくような維持補修も大切な時代へと確実に移行してきております。

維持補修工事の場合、しっかりと現場状況を見定め、その状況や結果を補うために最適な工法を選択し、更には既に使用されているという様々な状況にも配慮しながら施工を進めていく必要性が生じます。

こうした現場条件だからですが、新しくモノを造る時よりも維持修繕工事の方が、より難しい仕事になっている場合が多いように感じています。

 私は、そうした時代になればなるほど、現場経験豊かな職人さん達の技術が重要になってくると考えています。

例えば、現状結果に対する原因を追求していく場合にも、豊かな現場経験に裏打ちされた職人の皆さんの判断は大切ですし、より現場条件が厳しい場合ほど、実際に施工をする時の状況を考えた工事段取りが大切になってきます。

現場状況や工作物の状態をしっかりと見極め判断し、より良い対策工事を提案し実現していくためにも、こうした経験や施工技術は大切な財産です。

未来を見据えてしっかりと社員の皆さんの施工技術を継承していくことも、建設会社の果たすべき重要な役割の一つだと考え、これからも実践していきたいと想いますshine

 

2012年7月27日 (金)

L形水路補強工 完成です

先日のブログでも紹介した、水路の補修工事が完成しました。

https://takata-k.lekumo.biz/blog/2012/07/%E6%B0%B4%E8%B7%AF%E3%81%AE%E8%A3%9C%E4%BF%AE%E5%B7%A5%E4%BA%8B.html

高さの違うL形水路の補強を行うために、その補強方法としてアンカー,鉄筋コンクリート,L形アングルを組み合わせて施工をしています。

RIMG0004

養生を終えて、型枠をばらしたところです。

鉄筋コンクリートの現場打設で梁を構築し、且つ下方はL形の特注アングルをアンカー止めで固定して、本体の梁を支えています。

RIMG0011

例え様々なアイデアを提案出来たとしても、そこに施工技術が伴っていなければ、絵に描いた餅に終わってしまいます。

「こうした考え方であれば必要な条件や機能を満たし、現場でもきちんと実現していく事が出来るだろう」

維持補修業務の場合、自社の施工技術や経験を踏まえて、実際に工事をする時のことを想定した設計提案をしていくことが、当然ながらも重要な事だと考えていますshine

2012年7月26日 (木)

百聞は一見に如かず

百聞は一見に如かずと言いますが、私達の建設業にも良く当てはまる言葉です。

自分が過去に経験していることだったり、現場を見て自分が設計している内容であれば別ですが、実際に図面や数量計算書をいくら見ていても、実際に現地を見ることで得られる情報とは大きな差があります。

私の場合、設計段階やお見積りの提出段階で社員の方々と必ず打合せをして最終判断をする必要がありますし、日々の現場や毎日の工程会議においても、様々な協議をしています。

そうした判断をする時に、知識や経験で判断できることもありますが、それでもはっきりしない場合は写真を確認したり、実際に現場に赴いて判断をしています。

社員の方々に付託するにしても、私が最終判断をするにしても、どちらにしても最終的な責任はトップが負うからこそ、自分自身の最終判断を大切に考えています。

信頼している社員の皆さんの意見に耳を傾け、同時に自分自身の考えも加えてより良い答えを導くようにすることが、私自身のトップとしてのあり方です。

だからこそ、日々自分自身を向上させ、器を拡げていく必要があると考えています。

 

2012年7月25日 (水)

身近なボランティア

今日は、毎年恒例の会社として献血を促進する日でした。

石鳥谷で献血がある際には、担当の方が年に数回弊社へ声を掛けてくれます。

今日は遠い現場が多く、会社内にいた人だけでの献血対応にはなってしまいましたが、私も毎年献血の協力をさせて頂いております。

P1030137

献血をする前に、献血が大丈夫な状態かどうかもきちんと確認してくれるので、安心して献血をすることができます。

まだ8回目ですが、身近なボランティアとしてこれからも継続していくつもりですshine

 

2012年7月24日 (火)

地域懇談会に出席して

岩手県庁の方々と、地域懇談会ということで意見交換をする機会がありました。

私は花巻地区建設業青年部の会長という立場で出席させて頂いたのですが、岩手県からは花巻地区の各センター長,県土整備部の方々、総務部の入札担当の方々が出席され、業界関係からも9人の方々出席されました。

様々な話があった中で、被災地の復興支援に伴う工事の施工確保の問題が議題に上がりました。

確かに、資材が不足すると同時に高騰し、作業員不足の問題もあり、被災地においては従来のように仕事を進められるような状況にはありません。

それを是正していくために、国土交通省では「国土交通省における復旧・復興事業の更なる施工確保対策」を打ち出しています。 

施工確保対策: 施工確保対策(PDF)をダウンロード

岩手県としても、こうした施工確保対策に則って対応をしていくそうです。

更に聴いていてなる程と思った対策として、「受注後に想定されるリスク(資材や労務を内陸から持ってくる場合に発生するコスト増)に対して、しっかりと協議対応することが入札条件に明示される」、こんな必要性も示されました。

こうしたリスクを補償してくれるような考え方は、私達施工者にとって本当にありがたい話です。

現在、被災地域で資材が手に入らないとか、入札の不調がどんどん増えているとか、今までには考えられないような状況が発生しています。

前例が無いことだからこそ、可能な限りの想像力を働かして、予防処置のような対応策を事前に検討し実施していく必要があります。

何か問題が起きてからの対応では、そこから更に時間をロスし、全体の復興計画の遅れに直結していくことが容易に想像されるからです。

ただ、「言うは易く行うは難し」の言葉どおり、こうした現状の課題に対する対応方法を、私自身が具体的に提言することはできませんでした。

復旧・復興事業に対する意識をより高めていく必要性を感じた、今日の懇談会でした。