水路補修工事の現場から
先日完成をした架空水路の補修工事の現場からです。
経年劣化で一部水路が破損している状況で、水路脇の土砂も洗掘で洗い流されていました。
この部分については、規格的に同じ水路があったので、新しい水路に交換をしています。
さらに上流部との断面形状の違いから、同じように破損や洗掘を受けないように導流部をコンクリートで築造して、流れをスムーズにしています。
他に、4mスパンの円形水路及び基礎の補修も依頼をされました。
こちらは同じ規格の水路が現在では製造されていないため、少しでも水路が長持ちするような工夫をする必要がありました。
下は完成写真になります。
大きく3つのポイントで補修をしていて、基礎の補強,中間支柱の設置,コンクリート含浸材の塗布になります。
中間柱はコンクリート水路に掛かる荷重軽減のために設置をしています。
なるべく経費を掛けないように、単管を井形に組んで基礎にはコンクリート平板を利用しています。
また、コンクリート含浸材の塗布を水路等に行ったことで、劣化防止を図ることができますし、撥水効果で流水もよりスムーズになっています。
今回の工事場所は川側に少しの平場があるくらいだったので、河川管理者の許可も得て、バックホウは川を越えて搬入する必要がありました。
生コン打設も対岸からコンクリート圧送をする工夫をして、経費は掛かりましたが効率良く打設をすることができました。
コンクリート基礎の補強に関しては、新設鉄筋をアンカーで既設基礎と一体化させています。
その上で型枠を組んで生コンを打設することで、既設基礎と親設基礎との一体化を図るようにしています。
現場条件としては厳しかったですが、お客様の意向に沿った工事提案をする際には、今まで経験してきたことを上手く活かすことが出来た現場となりました。
多くの皆様のお世話になり、お陰様で無事に工事を完成することができました。
本当にありがとうございました。
難工事、お疲れさまでした。
自分が関わった現場が掲載されると嬉しいですね。
投稿: ○崎 | 2016年5月13日 (金) 17:54
お陰様で無事に工事をやり遂げることができました。
ありがとうございました☆
投稿: sasa | 2016年5月14日 (土) 14:27