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2015年2月25日 (水)

床のたわみ修繕

今お世話になっている床修繕の現場からです。

何らかの原因で湿気が多く、床の合板が傷んでたわむようになってしまいました。

確かに冬場はガラリを閉じている分建物の換気性能が悪いのですが、それにしても余程の水分供給が無ければ、ここまで床下断熱材にまで結露が生じることはありません。

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今回の修繕の一番のポイントは、その湿気が発生している原因の追及になります。

開口してみると、特にも2箇所の状態が悪いことが分かりました。

 

1箇所目は洗面化粧台下です。

これは器具を取り外して床を開口していく段階から、器具内の配管に問題があることが明確に分かったので、この際にで新しい洗面化粧台に交換することで改善すると考えました。

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2箇所目は洗濯機の給排水や床暖ヒーターが密集して配管されているところです。
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近くのヘッダー配管のボックス内に水がたまっていたので、地下水位が高くその湿気が上がってきているとも考えました。

ただ、砂下にはビニールによる防湿が図られていたので、配管密集分のビニール敷きが上手くいっていない事なども想定されます。

Pict9798

いずれにしても、一晩乾かしてみてその状況で判断することにしました。


結果的には、前日にくみ上げたボックス内の水に変動が無く水位も低いままだったので、現在地下水の状況は低い位置に落ち着いていると判断されます。

ただ、近くの水路が高い位置にあるので、地下水が供給されやすい環境にもあるようです。

 

他には? と思って、洗濯機の排水管をさわってみると未だに下面がかなり濡れていました。

配管の横引きが長く勾配が取れていないことで、洗濯排水が上手く流れずに常に水が残っていることに加えて、ジョイント分からも漏水が続いていました。

 

今回は排水管を新しくして、勾配も取り直す修繕をしました。

排水管は大引に金具で固定して支持するようにしています。また、エルボーを使って排水管も流れやすいように勾配をつけました。

Pict9808

 

また、床下にはビニールを新たに敷き直して湿気を遮断し、湿気調整剤も入れて湿気がこもりやすい冬場の湿度調整も図るようにしつつ、下からの湿気供給を極力抑えるように工夫しました。

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こうした対策を施して状況の改善を図ると共に、気密タイプの床下点検口も新しく設置するので、今後はより点検もし易くなります。 

夏場はより水分が供給され易い環境になりますが、そこは備え付けのガラリを開けて換気を促し、冬場は水分の供給が減るので湿気調整剤が機能してくれるように考えています。

周囲の地盤が高いので暗渠で地下水を抜くのは無理なので、今後も状況を確認しながら、必要に応じた対応策を講じていきたいと考えています。

コメント

 お疲れ様です。
 今の床下換気孔は形状記憶合金により、自動開閉機能が付いている物もあります。
 次回、御提案なさってみてはいかがでしょうか。

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