48時間講習に参加して
2月19日(水)から土日休みを挟んでの26日(水)までの6日間、職業訓練における指導の理論と実際を学ぶために、岩手中央職業訓練協会に行ってきました。
一日8時間の講習で6日間、合計で48時間の講習になります。
今の会社に戻ってきてこれだけの講習を一度に受講したことはありませんでしたが、職業訓練校に訓練生を派遣するために必要な指導員の資格を取得するためには、この講習会への参加が必要になります。
この6日間の中で様々な事を学びながら、技術を教える難しさと重要性、更には安全管理や若手の育成についても、様々に想いを巡らせることができました。
機械や道具が便利になればなるほど、人の技術は限定的且つ平均化され、様々な事に対応出来る職人さんは、より減少傾向になっていきます。
現在でも既にそうした傾向になっているのですが、技術を次の世代に伝えることが職人さんの減少によって難しくなってきていますし、だからこそ職業訓練校的な役割がより重要になっているのだと想います。
職業訓練とは、職業として仕事が出来るようになることだと教わりました。
「実際に相手が出来るようにならなければ、それは教えたことにはならない。」
この言葉が、とても印象に残っています。
やって見れば分かるのですが、相手が出来るように物事を教えることは、決して簡単な事ではありません。
一つの作業をしっかりと分解して考えて、ポイントを押さえて相手に分かり易く伝えていくこと。
公共職業訓練所の先生になる訳ではありませんが、人に物事を教えることについても、深く考えさせられました。
時間のやり繰りが大変でしたが、その分だけ知識と意識を向上することが出来た、今回の講習会参加でした。
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