優良工事表彰(周辺環境への配慮)
本工事で周辺環境整備として行ったことは、何も特別なことではなくて、現地のものを利用したり、周辺への影響を低減しつつ作業の効率を上げたり、ちょっとした配慮や意識の徹底を図るようなことでした。
1.下の写真の沈砂池は、作業掘削時の水替えの濁水を少しでもキレイにして下流に放流するための工夫です。
床堀水替え時の11月末というのは、丁度鮭の遡上時期に重なっていて、特にも夕方から夜に掛けて下流に濁水を流すことはできませんでした。
従って、下流への影響を考慮した掘削の施工時間調整や、こうした沈殿池を現場の石等を使って構築して、漁業組合の方々へ配慮を行いながら仕事を進めました。
あと少し分かりづらいのですが、施工箇所の対岸には石を簡単に並べて、小魚などの生き物の住み家になればというような、工夫もしています。
2.仮設道路の計画変更
当初の設計は、減反している農地の上に盛土をして仮設道路を構築するというものでしたが、養生マットを下に敷いて盛土を行ったとしても、施工時点での現況地盤に対する影響や、後日の石拾いのような手間が発生してしまいます。
また施工時間や、多少の敷砂利程度で大型車が走った場合の周辺道路に対する影響等を総合的に判断して、監督職員の方との協議を行って、敷鉄板に変更をして頂きました。
この結果、作業車両のタイヤへの泥の付着も少なく、タイヤを洗って作業場を後にすることで、殆ど道路を汚す事もありませんでした。
3.排ガス対策やゴミの分別
当然ながら、使用機械は排ガス対策の機械を使用していますが、これは使用機械の選定時点での対応で済みます。
後は、5種類のゴミの分別を徹底して、リサイクル出来る空き缶やペットボトル、その他の燃えるゴミ,燃えないゴミ,空きビンに分けてゴミを集めるようにしています。
このようにちょっと出来ることを工夫して、周辺環境に配慮した施工を行いました
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