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2017年1月

2017年1月27日 (金)

工事現場安全パトロール

昨日は、花巻土木センター主催の管内工事現場安全パトロールに参加をする機会がありました。

花巻建設業協会の役員を今年から努めさせて頂いている関係で、こうした合同パトロールに参加する機会が、お陰様で増えています。

 

今回は土木センターの方々に加えて、協会役員や労働基準監督署が参加をする合同パトロールなので、パトロール結果の検討会では本当に様々な指摘が出されていました。

その中には私が気付くことが出来なかった指摘が多くあって、現場における安全管理のポイントを勉強できる場になっています。

特にも、

・人は図らずもミスを犯してしまうので、そうした時にも災害が起きないように、更にはそうしたミス(ヒューマンエラー)を抑制していくための、安全活動だということ。

・ただ単に資格を持っているから大丈夫ではなくて、安全意識を持っているものを資格者として責任を持たせて現場に配置をしなければ、事故を防ぐことはできないこと

・こうした合同パトロールで指摘が出るということは、その会社の経営者の安全に対する指導力不足だと認識すべきなこと

など、こうした意識についても、改めて心に刻むことが出来ました。

  

形式的な安全管理ではなく、事故や災害を起こさないための本質的な安全管理が指導出来るように、安全指導員という職責を協会から頂いている立場も活かして、自己の研鑽を図っていきたいと考えます。

その上で社内にもしっかりとフィードバックしていくことで、安全に対する意識と実践力の向上にも努めていきます。

2017年1月25日 (水)

十年一昔

十年一昔という言葉がありますが、先日ある方のご講演を聴く機会があり、改めて考えさせられました。

 

多機能なスマートフォンやタブレットに加えて、SNSに関しても多くの人達が利用する時代になってきています。

ここ10年を考えただけでも、物事の移りゆくスピードが本当に速いですね。

 

私達建設業においても、10年前と比べれば、

測量器械や測量ソフトの性能も向上していますし、デジカメによる写真画像データを管理したり、その写真データを出来形管理と連動することもソフトで簡単にできるようになって、作業効率がとても高まりました。

そうした反面、自分達で印刷するようになってからは、写真屋さんにプリントお願いすることも無くなってしまいました。

 

現場での測量位置出しも、機器を使えば一人でも出来るようになりましたし、こうしたソフトの面に加えて、現場での生産性向上のためにICT(情報化施工)も始まっています。

ドローンを飛ばして3次元の設計データを作ったり、バックホウやブルドーザなどの重機を自動制御して、更には管理も自動化していったりと、大規模な土工現場などでは、生産性の向上を図るための技術が出てきています。

  

確かに全ての現場に適用できるものではありませんが、ソフト面や情報化施工など、出来ることは少しでも効率を上げていくべきですし、後は有益なことを選択して仕事に活かしていけば良いと考えています。

 

私達が普段行っている現場では情報化施工の適用は確かに難しいですが、日々の仕事を通して技術や経験を高め、仕事の段取りを工夫し、厳しい環境の中でも安全に、より良い仕事をより早く進められるように、努力を継続していくことはできます。

 

お客様や発注者の皆様から信頼され、感謝して頂けるように、誠意を持って仕事に取り組んでいくこと。

どんな環境でもしっかりと強く頑張っていけるように、建設業の根幹である技術や技能の研鑽にも努めていきたいものです。 

2017年1月24日 (火)

大規模リフォーム工事の現場から

今年度お世話になった大規模リフォーム工事(花巻市石鳥谷町)の現場紹介です。

以前も外構工事などでお世話になったお客様で、今回は店舗から居室に大規模改修する工事のご縁を賜りました。

リビングや居室に加えて、キッチン、お風呂(ユニットバス)、トイレ,洗面化粧台など水回りもリフォームさせて頂きました。

 

・着工前

手を掛ける前の室内の状況になります。

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・施工状況

間取りも含めて大きく変えていくので、大工さんが一度丁寧に壊してから、柱や梁などを再利用し、不足する基礎なども新しく設置していきます。

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・施工状況

必要な梁や柱などを新設し、床も貼っていきます。

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・施工状況

もう少し進んで、断熱材やサッシ取付け状況の写真です。

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・施工状況(外部)

外壁も含めての工事になるため、足場を掛け、飛散防止の防風ネットも設置して工事を進めさせて頂きました。

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以下は、主要箇所の完成写真を紹介させて頂きます。

・完成(キッチン)

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・完成(リビング)

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・完成(リビング)

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・完成(和室)

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・完成(2階)

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・完成(お風呂)

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・完成(トイレ)

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主要な構造体である柱の位置を動かすことが難しいため、お客様のご要望をお聴ききしながら、工事可能なプランをご提示させて頂くことで、可能な限りのご要望を反映するように致しました。

また、ショールームにも足を運んで頂いて、実際の商品を確認して頂くようにもしております。

 

以前にお世話になった工事がご縁となって、またお役に立てる機会を頂いたことは本当に有り難いことです。

これからもお客様から感謝され、信頼される仕事を積重ねるべく精進していきます。

2017年1月18日 (水)

側溝の目地補修

古くなった側溝の目地補修として、「Vシート工法」による施工を行う機会がありました。

側溝の繋ぎ目である目地に隙間があれば、そこから水が逃げて周囲に悪い影響を与えてしまいます。

今回の工事は改良区さんからの受注になりますが、メーカーからの施工指導を受けて、自分達で施工を行いました。

 

・着工前

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下記の写真の通り、ジョイント部分がしっかりと保護されています。

・完成

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施工手順は以下の通りです。

まず始めに、古くなった目地を撤去します。

・既設目地の撤去

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次に高圧洗浄機を用いて、シート施工面を綺麗な状態にします。

・高圧洗浄

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セメントペーストの接着向上のために、プライマー施工面にまんべんなく塗布をします。

・Vシートプライマー塗布

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次にセメントペーストを現場で調合し、左官コテを用いて施工面に十分に塗布をします。

・セメントペースト塗布

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Vシートを貼る際にはシートに浮きが出ないように注意し、曲がらないように貼付けます。

・Vシート貼り

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側溝の天端部にはガラス基材を貼付けて、目地の端歩を補強します。

・天端部ガラス基材貼付補強

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次にVシートの周囲にセメントペーストを塗布し、防水を行います。

・端末全周塗膜防水材塗布

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最後に、シート表面全面にHPトップという保護塗料を塗布して完成になります。

・HPトップ塗布

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今回の目地補修工法は始めての施工でしたが、メーカー指導を頂けたことで、ポイント抑えながら確実な施工をすることができました。

他の工事で経験している技術を活かすことも出来ましたし、同じ作業手順の繰り返しですので、どんどん施工スピードも向上していきました。

 

この目地補修工法は、雨天及び5℃以下の気温では出来ないので、3月下旬までの工期ではありましたが、実際の施工は11月中旬までに完了をさせています。

こうした維持補修工事は今後も施工する機会があると考えて、自分たちで実際に施工を行い、経験を高めるようにしました。

 

様々な仕事に自分たちで挑戦するからこそ、経験や技術が蓄積され、それらを応用しながら、より良い施工へとつなげていくことができます。

これからもチャレンジ精神を大切に、自分たちの技術を高めていきたいものです。

2017年1月 6日 (金)

新年を迎えて

新年あけましておめでとうございます。

お陰様を持ちまして、無事に1月5日の仕事始めを迎えることができました。

 

近くの神社で安全祈願をして頂いてご加護も賜り、「より安全により良い仕事をより早く完成」させられるように、本年も社員一同より精進をしていきます。

 

今年は酉年ということもあり、「羽ばたくように飛躍をする一年に」ということを目指しながらも、

弊社らしく地に足を付け、常に誠意を持ってしっかりとした仕事を日々積み重ねることで、信頼・信用という大切な財産を着実に増やしていければと考えております。

更には、企業活動を通して社員個々の人間性と技術が更に高まっていく、そんな一年したいと想います。

 

今年のお正月は、除雪もなく本当に穏やかに過ごすことができました。

しかしながら、こうした良い気候がずっと続くことは残念ながらあり得ません。

気象条件にしても、社会情勢にしても、私達を取り巻く環境が今後どのよう変化をしても、地域を守り支える建設業者としての役目を果たせるように、人を育て技術を高めていきたいと考えます。

 

昨年は、法人化してから50年という大きな節目を越えさせて頂きました。

お支え頂いている地域の皆様にご恩返しが果たせるように、幅広く自社施工ができる特色に更に磨きをかけ、地域から必要とされる会社であり続けるべく、更なる努力を重ねていきたいと考えていおります。

 

本年もどうぞ宜しくお願い致します。