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2009年2月

2009年2月27日 (金)

ラストスパート

今年度も、残すところ1ヶ月あまりとなってきました。

例年のことではありますが、年度末を迎えるこの3月に向けて忙しい日々が続き、冬の厳しい寒さも相まって、最後の踏ん張りどころになっています。

お正月休みを除けば、11月からは土曜日休みも返上しながら、なんとか仕事を進めるように従業員の皆さんにも頑張ってもらっています。

今月を振り返っても、工期的に厳しい下水道工事の下請けや、梁川ダム関連のトンネルコンクリート舗装工事の下請けなど、早出や残業もしながらなんとか工事を進めてきました。

雪が少なめなのが逆に幸いではあったのですが、寒いのはその通りですし、毎日厳しい環境での作業が続いています。

そうした厳しい状態も、3月を迎えるといよいよ先が見えてきますし、季節も冬から春に変わっていく中で、気分的にもより前向きになってきます。

除雪が心配で夜に目を覚ます必要も無いですし、凍結による事故や冬の寒さや暴風による現場での様々な心配事も、穏やかな季節の下では安心していられます。

冬の厳しさを強く感じる業種だからこそ、春の訪れがより嬉しく感じられるのですね。

ラストスパートではありますが、最後まで事故無く、きちんと信頼されるような仕事を積み重ねて年度を終えて、来年度に繋げていきたいものですshine

2009年2月25日 (水)

2月例会報告

今日は、日曜日に開催された2月例会の報告(続き)です。

ワークショップという手法は、昨年の大学生・高校生との例会事業でもそうだったのですが、一人一人の様々なアイデアを引き出し、物事を考えさせるという意味ではとても良い手法だと想います。

今回も初めてワークショップを体験する学生の皆さんが多かったとは思いますし、始めて顔を合わせた訳ですから、最初の自己紹介ではとても静かでした。

そんな静かなスタートでしたので、この先どうなるのかな? といった心配は杞憂に終わり、江藤君の進行や、UCJ(ユナイテッド・チルドレン・ジャパン)の鈴木代表や青年会議所の方々のフォローもあって、本当に様々な考えが出されました。

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出されたアイデアを分類して、また花巻らしさの部分と合わせながら、何をしていくのか考えていくことになります。

今回は、様々なアイデアを出すことが主目的で、次回3月8日に行われるキックオフミーティングで、より具体的な活動内容が皆さんの考えによって決まっていくことになります。

今回の事業の後にアンケートを参加者の皆さんに書いてもらったのですが、UCの中心メンバーをやってみたいと! と答えた人が全体の6割でした。

通常3割程度ということですので、花巻の皆さんの前向きな気持ちが受け取れて、講師をしてくれたUCJの皆さんも心から喜んでくれていました。

これからUCが活動していく上で、私達青年会議所やUCJの皆さんがサポートしながら、前に進んでいくことになろうかと想います。

学校での勉強や部活動といった事に加えて、社会活動から得られる経験や学校を越えた仲間との出会いなどを通して、更に充実した学生生活になってもらえれば幸いですね。

頑張った分だけ、未来につながっていくはずですからshine

2009年2月23日 (月)

UC設立に向けて

日曜日に、花巻青年会議所の2月例会が開催されました。

例会に先立って、カシオペアJCの皆さんが40周年のPRに来てくれました。

遠いところ、本当にありがとうございました! 想いはしっかりと受け取りましたhappy01

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本2月例会は、市内各地から、30名を越える中学生・高校生の皆さんが参加して、UC(ユナイテッド・チルドレン)という、中高生が主体的に社会活動をする組織について、その可能性や理解を深めるための事業が行われました。

これは、昨年高校生と行った事業を受けて、より学生達の主体性を重視することを考えて、UCという学生達が実際に元気に活動をしている仕組みを取り入れようとしたものです。

昨年の日本JCのUC担当議長であった京都JCの山下さんの基調講演が始めに行われ、昨年の具体的な事例も踏まえながらUC設立のポイント,意義や可能性について説明がありました。

山下さんは、京都青年会議所の理事長も経験されていますので、様々な情報を私達に伝えてくれました。

この基調講演は、私達青年会議所メンバーだけを対象に行われ、次に中学生・高校生が主体の、第2部に移りました。

UCの具体的な説明に入る前に、昨年高校生の皆さんと協働で事業をしたFRC(フラワーロールコラボレーション)やHIC(花巻イベントコミュニケーション:興花祭)も、映像やパワーポイントを使って振り返りました。

かなりピンぼけしてしまっていますが、昨年公募で募集した、フラワーロールちゃんの着ぐるみが始めてお披露目され、会場の注目を浴びておりました。

フラワーロールちゃんの20年度の動きについては、花巻JCのホームページで紹介されていますので、こちらをご覧下さい。

http://www.geocities.jp/hanamakijc/2_katsudo/iinkai_ihatov/flower_roll/flower.html

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そして、いよいよUCに関しての説明やワークショップに入りました。

今回の講師は、UCJ(ユナイテッド・チルドン・ジャパン)から、東京大学理科二類3年生の鈴木代表と、東北大学法学部1年生で地域支援局の江藤君の二人が来てくれました。

UCJは、現在UCの活動を日本全国に広める活動をしていて、今回は東京と仙台からこの事業のために、なんとか時間を創って花巻にきてくれました。

二人とも好青年で、話していても本当に礼儀正しい人達だな~ という印象でしたshine

まず始めに、静岡県浜松市においてUCを設立したメンバーの内の一人で、現在UCJ代表の鈴木君から、具体的なUCの活動やUCで活動した経験を通して得たことなどを、とても熱く語ってもらいました。

鈴木君はとても明るく力強い言葉に想いを込めてUCの良さを伝えてくれて、参加した皆さんの心を惹きつけてくれたように想います。

更に、パワーポイントや映像を通して、輝いて活動をしている学生達の姿が皆さんに紹介されて、参加した人達も、興味深く見てくれていました。

そして、その後はUCに関するワークショップの開催です。

こちらは、江藤君が担当したのですが、緊張していると言いながらも、とても落ち着いた感じで、ワークショップを進めてくれました。とても分かり易くて、始めて取り組んだ生徒さん達を、上手くリードしてくれていました。

長くなりそうなので、明日に続きます...

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2009年2月21日 (土)

寒い中でとても嬉しいこと。

昨日は、早朝から降り続いた雪が、僅か数時間で20cmを越える大雪になりました。

さらさらした雪なのに、こんなに降り積もったことはあまり記憶にありません。

そんな状態なので、昨日は朝の8時過ぎから、遅い機械で夜の9時前まで、近くのお店の駐車場除雪も頼まれたりしたので、朝からずっと除雪をしている一日でした。

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午前中は大雪で、午後に少し晴れたかと思うと夕方からは雨降りになって、また夜は雪になって、しかも強風も吹きすさぶような大荒れな一日は、めったにはありません。

どこの建設会社も厳しい経済情勢で機械や人員の確保が厳しい状態にあるので、限られた機械を効率的に使って除雪をするしかありませんから、そうすると、どうしても除雪時間が掛かってしまいます。

道路除雪の場合、どうしても道路雪が家の前に押される事になるので、それをおいて行く形になるのは申し訳なく思っています。ただ、どうしてもそうなってしまうことをご理解して頂き、家の出入り口等の除雪のご協力を宜しくお願い致します。

そして、昨日は私が除雪をしている時にとても嬉しい事がありました。

手で押して歩くタイプの除雪機械を使って歩道の除雪をしていると、あるお宅のおじいさんが、栄養ドリンクを差し入れしてくれました。

寒い中でも、そうした心遣いに心が温まりますねshine

2009年2月19日 (木)

偶然とはいえ

昨日のこと、そんなに風が強い訳ではなかったのですが、会社の近くで倒木がありました。

1月の末に倒木があった時には、強い風と着雪のためだとわ分かったのですが、今回は極端に風が強いわけでも無かっただけに、どうして? という感じです。

幸いなことは、前回も今回も誰にも被害が無かったことですね。

1月末の倒木の写真です。

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この時は、すぐにその日の内にチェーンソーで切り分けて、無事に通行させる事ができました。

そして、今回の倒木は、偶然にも照明柱の天辺に引っかかって止まってはいるのですが、とても不安定な状況でした。木もかなり高くて、15mくらいはありそうでした。

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そのまま切ると仮設のトイレにぶつかってしまいます。

適当に切れるものでは無いので、慣れた方に協力を頂いて、私達と一緒に倒木の除去を行いました。

少しずれていれば、公園の仮設トイレを直撃でしたし、反対側にずれていたら、タイミングによっては事故につながってしまいます。

上を見ながら走ることも出来ないですから、運・不運とはいっても、本当に何事にも繋がらずに幸いな出来事でした。

2009年2月18日 (水)

400回達成です

2007年7月24日に始めたブログが、今日で400回を迎えましたbirthday

会社の事や社会活動の事、地元の話題や家族の事など、本当に様々なことについて徒然なるままに書いてきた一年半。

ざっと振り返ってみましたが、あまりにも多くて振り返りきれませんでしたcoldsweats01

昨年、花巻青年会議所の理事長をしているときにほぼ毎日ブログを更新していったのですが、自分なりに決めた毎日書く! といった自分ルールを100%は達成出来ませんでした。

まだまだ、意志が弱い自分ですdown 

こうしてブログを書いていると、自分の考えが整理されたり、振り返りになったり、朝礼のネタに使ったりと、様々な役に立っています。そして何より、情報を世の中に発信することができるんですよね。

私が住んでいる花巻の事や、会社のこと、社会活動のことなど、こうして地方にいながら知ってもらえるようなチャンスを創ることができるということは、改めて大切なことだと感じています。

更に、腕?を磨いていきたいですねshine

2009年2月16日 (月)

まちの駅

先日、石鳥谷の商店街にある「まちの駅」に立ち寄る機会がありました。

この「まちの駅」は、酒蔵(お酒を造っていた場所)を改造して造られたもので、石鳥谷商店街のほぼ中央(岩手銀行の斜め向かい)にあります。

先日までは、たろし滝をイメージしたイルミネーションが屋外展示されていました。地元花巻商工会議所石鳥谷支所の記事です。

http://www.ishidoriya.net/index.php?ID=157&cID=3

このまちの駅の正式名称は、「まちの駅いしどりや 酒蔵交流館」というそうです。屋外には産直もありますし、建物中には様々な地元お土産品や、地元の人達が作ったり、持ち寄った入りした雑貨も販売されています。

地元の手作りのリンゴジュースなんかもありましたよ。

店内は、古い酒蔵の柱や梁の良さを活かしながらの造りで、とてもアットホームな雰囲気です。

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下のは、花巻の「こぶし苑」で作られている「雑穀のかりんとう」です。

折角の機会ということで、一つお土産に買ってみました。

カリカリ甘くて香ばしくて、なかなか美味しかったですよ。事務所の人達は全員、1つだけではなくて、美味しいと2つ,3つと食べてあっという間に無くなってしまいましたdelicious

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地元の良さに触れる機会って、ただ地元で生活しているだけではあまり無いのかもしれません。

少しアンテナを広げて、地元の良さを知ったり、味わったりする機会を増やしていきたいものですね。それが、まちを元気にすることにも繋がっていくと想いますshine

2009年2月12日 (木)

河川災害復旧工事を終えて

河川災害復旧工事が無事に検査まで終了しました。

昨年の大雨の時に護岸まで流されてしまい、その復旧のための工事です。橋脚には、その時の爪痕として流木が未だに引っかかっていました。

一番右下の着工前の写真は、床堀掘削時の排水の濁水処理のために、自然の河川を利用した沈殿池を石を積んで造ったものです。

<着工前>

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下は工事中の写真です。この流木処理は、地域貢献の一環として行いました。

積みブロックは、勾配が5分~2割に変化していくという難しいものでしたが、なんとか設計通りに納める事ができました。護床ブロックも設置したので、河川の増水に対してもかなり強固な造りになっています。

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以下は、完成写真です。

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災害復旧工事は、新設の工事と違って現場条件が悪く、気候的にも2月までの工期でしたから、いわゆる冬期間にあたり本当に厳しい施工環境でした。

護岸ブロックの勾配変化や様々な厳しい条件の中で、出来映えも良く早期完成をした事を検査官や監督官の皆さんに評価され、苦労した中で完成させた甲斐がありました。

こうした工事を、元請けだけで施工できる技術力や施工能力を、これからも大切にしていかなくてはなりませんねshine

2009年2月10日 (火)

創業セミナーに参加して

2月9日の月曜日に、ホテルグランシェール花巻で開催された

「岩手県の中山間地域における起業・創業の可能性 ~生産・加工・販売での独自性発揮を目指して~」という、一橋大学大学院商学研究科 教授である関先生の講演を聴く機会がありました。

先週の土曜日には、「そうだ葉っぱを売ろう」の話を聞いて、元気なお年寄りまち「上勝町」の話に感動を受けました。

そして今回は、岡山県の合併の枠組みに乗らなかった新庄村のお話や、岩手県内でも元気に頑張っている葛巻町のお話しや、その他にも高知県の赤岡青果市場の話がありました。

共通しているのは、高齢者の割合が高い田舎の地域だからこそ、その地域特有の良さに着目して、地域に根差した商品を開発するために、お年寄りの知恵や技術を活かしつつ、新しいシステムを構築しながら商売として軌道に載せているところです。

簡単に成功するはずもなく、全てのアイデアが上手くいっている訳では決してありませんが、地域の事を考える、いわゆる公共的な考え方から出発しているからこそ、地域の皆さんの協力を得て成功に結びついたように感じました。

地方の将来を考える上で、高齢化や産業の問題は最重要課題となってきます。地域資源に着目しながら、幅広い年齢層の人達が生き甲斐をもって生活をしていけること。

元気に仕事や農業を行っているお年寄りは、しっかりしていますし、病気になることも少なく本当に元気だそうです。人口当たりの医療費が少ない地域は、お年寄りが元気なことは間違いありません。

岩手県においても、病院の先生方の激務から、県立病院の診療所化等の再編の是非が問われています。どう考えても、この医療や福祉の問題に関して、これから益々厳しい状態になっていくのは、この岩手という地域特性を考えると容易に想像がつく話です。

そうした中で、どうやったら皆が元気な地域になれるのか。

医療や福祉の充実もそうですが、お年寄りも含めて元気に体を動かしつつ、生き甲斐を持てるような内発型の産業なり、社会システムの構築が急務なのだと考えさせられました。

そんな、一翼を担う事が出来る人を目指したいです。

2009年2月 7日 (土)

「そうだ、葉っぱを売ろう!」の講演会を聞いて

今日は、花巻市市民憲章推進協議会の20周年記念ということで、記念講演や表彰が行われました。

記念講演では、「そうだ、葉っぱを売ろう!」ということで、徳島県上勝町を元気なまちに再生させた 横石知二さんの講演会が開催されました。

約1時間30分間のご講演の中で、上勝町に戻ってきてから、株式会社いろどりを立ち上げて葉っぱビジネスを軌道に乗せ、そして今では、お年寄りが主役で、本当に元気のあるまちに変わったことを、時にはユーモアも交えながら聴かせて頂きました。

そうした上勝町での話だけではなくて、仕事や物事の考え方に関してヒントとなるような話も沢山聞くことが出来ました。

今日の話を聞くまで、いろどりの葉っぱビジネスは順調に立ち上がったかのように勝手に想像していたのですが、実際には努力があればこそでした。誰もが発想しないことをビジネスにして、やり方を工夫しながらそれを成功させる訳ですから、簡単なはずが無いですよね。

しかもそれを、人口2,000人で約50%の人が高齢者のまちで成し遂げた訳ですから、発想と行動力、そして考え方など本当に勉強になりました。

また、環境に関しても34種類のゴミの分類で、再資源化率80%で、2020年までにはゴミ0を目指すという取り組みもしているとの話も聞きました。

そうした環境に優しいまちの葉っぱであれば、より付加価値がつきますし、ゴミ処理費用の低減も含めて、こうした経済面も考慮しての環境対策だという話もありました。

お年寄りが病院に行く暇がないくらい、活き活きと元気に暮らしているまちなので、社会保障費も県内一低いですし、ゴミの分別などによりゴミ処理費用も削減できて、皆さんの努力で浮いた予算を、教育費につなげたり出来るという話にも、市民の一人として共感を覚えました。

花巻に誇りを持ち、花巻の良さを活かした商売をすることが、まちのためになり、まちづくりに繋がるのだということ。他人事ではなく、自分自身の事として問題意識を持つ大切さ。

話に引き込まれ、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。早速、出来ることから意識していきたと想います。

本当にありがとうございましたshine

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