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2008年7月

2008年7月30日 (水)

錯覚せずに

私達は、自分達の今の暮らしがこれからもずっと続くと錯覚してはいないでしょうか。

先日、機会を得て政治家の話しを聞いたのですが、私達の今の暮らしは、私達の先人達の頑張りによって創られたものです。

戦後の焼け野原から、日本人が持つ特有の勤勉さで、世界でも有数の経済大国になりました。

しかし、昨今の資源高騰や、少子高齢化が急速に進んでいく中で、私達の経済は、絶対に縮小方向に向かっていくはずです。

そして、日本人特有の世界に誇れる道徳心や精神性も、戦後の物質的な豊かさを求める風潮の中で、徐々に失われてきているようにも思います。

そうなった時、今と同じ負担だけで、今までの社会保障システムと同じような恩恵を受けることはもはやできません。

更に言えば、今まで相互扶助的に機能していた地域コミュニティーも、薄れていく方向にあります。

そのような状況を考えたとき、今までと同じ国からの社会保障を受けるためには、どうしても一人一人の、少なくても働いている20代~60代までの負担は確実に増えていくはずです。

その場合、一番苦しい生活を強いられるのは、収入も上がらず、負担ばかりが増え、何より子育てにお金が掛かる世代ではないでしょうか。

後期高齢者保険制度の話題が出たとき、何か遠い先の話のようにしか聞いていなかった自分がなんだか恥ずかしくなりました。

これからの社会保障のあり方について、その負担方式も含めてもっと自分自身の問題として考える必要があるということです。

様々な政治課題について、その本質をきちんと見極めるためにも、もっと私達は関心を持たねばなりません。

そして、問題意識を持つ中で、きちんと考え選択していかねばなりません。

誰かに委ねる前に、きちんと自分自身で考え判断する大切さ。

そうは言っても、多分キッカケが必要なのでしょうね。転ばぬ先の杖と言いますが、未来を見据えた行動が今求められているのだと想います。

2008年7月29日 (火)

ジュニアチャレンジアカデミー(最終日)

28日は、ジュニアチャレンジアカデミーの最終日です。

この日の朝は、少し小雨が降ったり止んだりしているような状況だったこともあって、流石に前日ような元気に走り回っている姿はありませんでしたが、朝のラジオ体操で目を覚ました後に、皆でサンドイッチを食べました。

後片付けをして、前日スポーツチャンバラをした場所と同じ湯本体育館に移動し、まずは、偉人達の足跡を辿った研究発表の資料の仕上げを班毎に行いました。

各班毎に様々な工夫をしながら、皆で協力して頑張っていましたし、早く終わった班から、実際の研究発表の仕方も相談してもらったのですが、それぞれの班に特色がある資料のまとめ方だったのが面白いですね。

やはり、個性というか、感性が表れるものなのだと想います。

その後は、3日間の感想をまとめ、両親への感謝の手紙も書いてもらいました。

キャンプという、少し不自由な生活だからこそ気がつく事が多くあり、そうした経験の中で自分を支えてくれている両親への感謝の気持ちにも繋がってもらえればという想いがありました。

最後に研究発表や、一人一人子供達から感想をもらったりしたのですが、

多くの経験が出来たことや、多くの新しい友達に出会えたことなど、本当に楽しい3日間になったようでした。

今までに無い、二泊三日のキャンプという私達にとっても一つのチャレンジだったのですが、二日目よりも三日目の方が、明らかに子供達同士の繋がりが強くなっていました。

閉会式の後の写真撮影では、仲の良くなった友達同士で記念写真を撮ったりしたのですが、その時の子供達の笑顔が本当に印象的でした。

勉強になったこと、楽しかったことなど、様々な経験をすることが出来た三日間の中で、今回参加した子供達のこれからの人生に役に立つような、何かキッカケを与える事が出来ていれば幸いです。

私達大人も、子供達と一緒にキャンプや事業を体験して行くなかで、この花巻の文化性や人々の優しい精神性、自然環境の豊かさなど、この地域の良さを再認識することができました。

今回多くの方々にお世話になりましたが、全ての関係者の皆様の思いやり溢れるご尽力に、そして、子供達の背中を押して参加をさせて頂きました、親御さん達に心より感謝を申し上げます。

そして何より、今回参加してくれた子供達も、本当にありがとう。

私自身の子供はまだ小さいからですが、もう少し大きくなったら、一緒にキャンプをして様々な経験をさせたいと感じた三日間でした。

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2008年7月28日 (月)

ジュニアチャレンジアカデミー(2日目:午後の部)

今日は、引き続きジュニアチャレンジアカデミー(2日目:午後の部)の報告です。

湯本体育館において、午後は研究発表用の資料作成から取りかかりました。

午前中に歩いた各ポイントや、ボランティアガイドの人達のお話をどのようにまとめるかを子供達と一緒に考え、子供達が中心になり作業を行いました。

1班の女の子2人は、1つの模造紙に歩いたコースの地図を作成してそこに写真を貼ったり、グループ名や絵を描いてもらって、とてもきれいに仕上げてもらいました。

男の子3人には、今回の高村コースを歩いて回った成果として、

・驚いた事 ・勉強になった事 ・感想 

という3つのテーマに沿って5人それぞれの意見を紙に書いてもらって、ただ文章だけではなく絵とかも入れるようにして、工夫を凝らしながら作業をしてもらいました。

少し時間が足りなくて、一部作業は次の日に持ち越しになった分もありましたが、あまり得意ではないような子供達も一生懸命に頑張ってくれていました。

午後の3時からは、皆で楽しく体を動かそう! ということで、釜石JCの人達が中心となってスポーツチャンバラを子供達に体験してもらいました。

まずは、全員で準備運動をしたのですが、この準備運動だけでも結構な運動で大人達は息が上がってしましました。

子供達は元気なもので、その後のスポーツチャンバラの説明・基本動作の練習を経て、トーナメント戦を、元気一杯に楽しんでいました。

このスポーツチャンバラには、短刀と長刀があるのですが、そのそれぞれにおいてトーナメントを行い、最終的に成績の良かった4名によるグランドチャンピオン戦を行いました。

このスポーツチャンバラは、特殊な技術が必要な訳では無いですし、誰でも夢中になって楽しめるものです。剣が素早いので、どっちが勝ったかという審判判定が難しいくらいで、子供達は本当に楽しく頑張っていました。

4年生から6年生の全ての子供達が同じ条件で戦ったのですが、グランドチャンピオンを決める決勝戦は、なんと6年生と4年生の女の子同士の戦いになって、結果的には6年生の女の子が優勝し、「剣王の称号」と賞状、そして岩手県のスポーツチャンバラ協会からメダルを頂きました。

このスポーツチャンバラを開催するために、岩手県の協会の会長さん・副会長さん・事務局長さんの3人様に花巻までわざわざお越しを頂き、本当にありがとうございました。改めてお礼を書かせて頂きます。

こうして気持ちよく体を動かして楽しんだ後は、キャンプ場に戻って「そば打ち体験」を行いました。始めてそばを打つ子供達が殆どでしたが、そば打ちの先生にご指導頂きながら、一生懸命にそばをこねて、薄く延ばして、細く切ったりと、本当に夢中になって頑張ってくれました。

そして作った後は、自分達のそばを茹でて、また昨日収穫した大葉を含む花巻の野菜で掻き揚げを作って、天ぷらそばにして皆で食べました。

中には、「どうしても自分が作ったそばを食べたい!」とスタッフにお願いをしてくる子供達もいたので、皆が一生懸命頑張ってくれたことが良く分かりました。

食事をしてお腹一杯になった後には、キャンプファイヤーと花火を皆で楽しんで、友情を深める事も出来ました。

その後は温泉に行って汗を流し、昨日よりも疲れた子供達は、早々と就寝をしてくれたのでした。

夜の大雨にも気がついていない子供達が殆どだったので、ぐっすりと皆さん眠ってくれたのですねsleepy

続きます...

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2008年7月27日 (日)

ジュニアチャレンジアカデミー(2日目:午前中の部)

27日は、ジュニアチャレンジアカデミーの二日目です。

朝6時の起床とは言いながら、子供達の朝は早いですね。まだ二日目ということで元気一杯だったとは思うのですが、朝の6時の時点で元気に走り回っている子供達が多かったです。

子供は朝から本当に元気だな~sun

と感心しながら、みんなでラジオ体操をして、しっかりと目を覚ましてからの朝食を食べました。

今朝の朝食は、体に良い基本的な食事ということで、食育的な話も絡めて、ご飯と味噌汁と焼き魚を食べました。

今回は、こういった食育のような工夫の他に、お箸・お茶碗・お皿・水筒は持参してもらったり、ご飯は自己責任で自分で必要な分だけ取り分けて、それは必ず食べきるようにさせるなど、環境にも配慮した取り組みをしています。

また、食べ終わってから、各自食器類を洗うようにしていましたが、皆当たり前のように出来ていたので、家でお手伝いをしているんですね。

ご飯を食べた後はそれぞれに片付けや準備をして、いよいよバスに乗って市内各地への移動です。

今回のコースは、◎宮澤賢治コース(2コース) ◎新渡戸稲造コース ◎高村光太郎コース の合計4コースに分かれて、実際に歩いて名所を巡るというものでした。

各コース毎に、花巻のボランティアガイドの皆さんが1名ないし2名ついてくれたので、花巻市内の偉人に縁のある場所(例えば賢治詩碑や、賢治産湯の井戸)について説明を聞くことができました。

私は1班担当でしたので、子供達と一緒に高村光太郎に関係する場所を見ることが出来ました。

大きく、高村山荘 → 高村光太郎記念館 → 花巻市歴史民族資料館 と巡り、高村光太郎さんが戦時中に花巻に移り住んで来て、

その後の、山荘での生活や芸術活動について知る事ができました。

高村光太郎さんは想像していたよりもとても大きな人で、身長が191cm,足の大きさも29cmもあったこと。また、命を大切にし、自分自身は本当に狭い部屋で粗末な暮らしをしていたこと。

奥さんの智恵子さんが、切り絵をしていたことなど、

子供達も始めて知ることが多く、写真撮影やメモを取りながらガイドさんのお話を聞いていました。

観光ボランティアガイドの皆さんには、本当にお世話になりました。改めてお礼を書かせて頂きます。

今回の経験を通して、花巻の文化的な魅力を子供達が少しでも分かってくれて、自分達のまちの良さを再認識することに繋げて欲しいものです。

午前中各コースに分かれて偉人の足跡を辿った後には、午後の研究成果発表と、勉強の後の運動(スポーツチャンバラ)をするために、湯本体育館に移動してお弁当を食べました。

ミニ情報として、子供達を先発して移動させた後に、私達大人は迎えがくるまでの間に少し時間ができたので、高村光太郎記念館がある場所の駐車場の一角にある、お食事とお土産が買えるお店をのぞいてみました。

ふとそのお店を見ると、「当店自慢 光太郎そば 350円」と書いてあります。それに惹かれて仲間と食べたのですが、おそばと少なめの汁の上に、生卵・納豆・刻んだネギがのっていて、かき混ぜて食べてとのお話でした。

そのようにして食べたところ、これがかなりの美味でした!皆さんも機会があれば、是非「光太郎そば」をご賞味下さい。

続きます...

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2008年7月26日 (土)

ジュニアチャレンジアカデミー初日

26日(土)から、ジュニアチャレンジアカデミーが開催されました。

花巻・遠野・釜石の総勢20名の子供達が、今日から二泊三日の日程で、花巻平塚交流の森というキャンプ場を主会場に、様々な事業が行われます。

キャンプ初日は、花巻市太田にある「むらの家」という旧家を活かした公共施設があるのですが、そこに子供達が最初に集まって、班毎に自己紹介と、班の旗作りを行いました。

今回のキャンプに参加した子供達20名で、4班に分かれて班長や班の名前を決めたのですが、始めて会った仲間達に少々緊張気味の子供もいました。

が、やはり子供達は順応性が高いですよね。男の子と女の子に分かれはするものの、仲良くなるのも早いようです。

お昼は、そばクレープやそばの実がゆを食べて腹ごしらえをした後で、午後は、太田地区の農家にお邪魔させて頂き、「大葉やキュウリ」の収穫体験を行いました。

子供達も初めての経験なので、農家の人達のお話を聞きながら、一生懸命頑張って収穫してくれました。私は大葉収穫の方だったのですが、ハウスの中での作業だったので、本当に暑くて大変だったのですが、

逆にそんな中でいつも頑張っている農家の人達に、頭が下がる思いでした。

収穫体験後はキャンプ場に移動し、少々時間もあったのでキャンプ場周辺の散策ということで、山登りをしながら、トレッキングを楽しみました。

楽しむと言うよりも、少々急な道で疲れてしまった大人達も多かったですがhappy01

キャンプ場に戻ってからは、班毎に夕ご飯を作りました。

キャンプと言えばカレーということで、カレーを作ったのですが、子供達は家でお手伝いをしているのか、包丁をきちんと使える子供達が多かったですね。

皆で役割を分担しながら頑張って作ってくれたカレーは、結構美味しかったです!

そしてご飯を食べた後は、翌日のメイン事業である「偉人達の足跡をたどる見学会」の事前勉強と言うことで、

宮澤賢治,新渡戸稲造,高村光太郎 という、花巻ゆりかりのある偉人達に関する勉強会を行いました。

シオリとしても作成していたのですが、少しでも事前に人となりを分かってもらってから翌日の本番に望みたいという考えでした。

しっかり勉強をした後は、一日の疲れを癒すために、花巻台温泉の「松田屋旅館」さんにお世話になって、温泉に行ってきました。

温泉はやはり気持ちが良いもので、9時過ぎにはキャンプ場に戻ってきて、後は翌日に備えて就寝です。

とは言え、キャンプという違った環境の中で眠りにつくまでに時間が掛かった子供達もいましたが、そんなに遅くならない内に、キャンプ場は静寂に包まれたのでした。

大人達は寝ずの番?ということで、交代で近くいてあげながら、

一方では少々離れた場所で反省会で盛り上がりながら、夜も更けて行きましたshine

続きます...

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2008年7月25日 (金)

夕涼み会

今日は、私の長男が通っている保育園の夕涼み会があります。

準備の男手が少ないということで、先ほど準備の手伝いに行ってきましたが、本当に少なく5人しかいませんでした。

普通は皆さん仕事の時間なので、半休を取ったりして準備に来てくれたり、本当にありがたいですよね。

今回初めての準備を手伝ったので、どうすれば良いのか勝手も分かりませんでしたが、やぐらを組んだり、やぐらから三方に電線を引っ張って電球と提灯をつけたり、紅白の幕を回したりと約1時間くらいの作業時間でした。

今日の夕涼み会の出し物は、肝試し大会、かき氷、みず風船など、様々に趣向を凝らして開催されます。

残念ながら別予定があって今日は参加できませんが、子供達が楽しんでくれれば何よりですね。天気も良さそうですし、本当に良い夕涼み会になりそうですshine

2008年7月24日 (木)

早一年

本日、夜の7時から来年の花巻青年会議所 理事長を決定するための選考委員会が開催されます。

花巻青年会議所の50年を越える歴史を受け継ぎ、岩手ブロック会員大会の主管LOMとして、また公益社団法人制度改革や急激なメンバー数の増加等の諸課題に対してリーダーシップを発揮しなければならない、重要な立場になります。

昨年の選考委員会において私が理事長に選ばれてから、早一年が経とうとしています。

正確に言えば、選考委員を選ぶ投票において一番皆さんから名前を書いて頂いていた私は、この選考委員会に参加する前に、既に会社や家族に対して

「来年は俺が理事長を務めることになる。なんとか支えて欲しい」ということで、既にお願いと了解を得て、選考会に臨んでいました。

そんな覚悟を決めていたのは、今までの先輩方の後ろ姿を見ていたからに他ありませんでしたし、「皆の信頼に応えて、なんとか俺がやらなければならない」という責任感があったのも事実です。

そんな状況もあり、選考会の冒頭に、

「残念ながら今年は立候補者がいませんでしたが、皆さんの中で本当に立候補をする方はいませんか?」と聞かれた時に、既に決意を固めていた私は、

「来年度理事長をさせて頂きたい!」 という決意を述べさせて頂いたのでした。

あらから早一年が過ぎましたが、12月末までの私の任期は残り5ヶ月以上も残っています。

来年にしっかりとバトンを渡すためにも、まずは今年度の事業や活動をきちんとやり遂げ、今年から来年へとしっかりと繋げていきたいと考えています。

まだ理事長職を振り返る時期ではありませんが、いずれにしてもこれだけ密度の濃い、一生の中でも得難い経験をこれほど出来た一年間はありませんでした。

まだ道半ばではあるからこそ、最後までしかっりと職務を全うしていきたいと想います。

2008年7月23日 (水)

常任理事会

昨日、第8回常任理事会が開催されました。

この常任理事会では、高校生・大学生との協働事業であるFRCとHICを話し合い、

◎FRC(フラワーロールコラボレーション):花巻を元気にするためのキャラクターの公募&キャラクターや企画商品を活かした事業展開でまちを元気にする事業。

◎HIC(ハナマキ・イベント・コミュニケーション-9月例会):学生達と花巻JCとが、「興花祭」という事業を立ち上げ、音楽・フォーラム・パネルディスカッション・オークション・フリーマーケット・ブース出店という各事業に想いを込めて、市民の方々に発信する事業。

一から創り上げるという難しさがあった中で、少しずつ前に進みながら、もう一踏ん張りのところまでなんとか形になってきました。

FRCでは、これから未来に向けて皆さんと共有出来る夢を描きながら。

また、HICでは、参加してくれた皆さんに、学生や私達のこのまちを元気にしたい!という想いを届けるために。

そんな熱い想いが詰まったHICの開催日時は、9月23日(火:秋分の日)と決定しました。

これからも、随時情報を発信していきますね!

その他にも、10月例会の討議がありました。

この10月例会は、来年度花巻で開催される岩手ブロック会員大会に向けて、LOM内の意識を高めるための例会にしようと考えています。

これは、次年度理事長とも協議していく必要がある内容なのですが、花巻JCの次年度理事長を選ぶための会議は明日開催されるので、それを受けて本格的に創り上げていきます。

話は少し変わりますが、昨日の常任理事会前にJC力拡大実行委員会が開催されました。

今回で第4回を数える実行委員会。

今年の花巻青年会議所は、現時点で28名の新入会員拡大という、54名スタートのLOMとしては考えられないような会員拡大を実現しています。

副理事長・委員長・委員会メンバーの全員が、本当に素晴らしいチームワークで頑張っているJC力拡大委員会。そして、委員会の垣根を越えて、オブザーバーを紹介してくれている皆さん。

そんな一人一人の努力の証として入会された皆さんは、入会した当時の自分自身と比較しても、本当に熱い心の持ち主ばかりです。

これだけの新しい力を得ている今だからこそ、お互いに切磋琢磨しながら、この地域を支える中核となるべく精進してまいります!

2008年7月22日 (火)

サマコン二日目

今日は、サマコン二日目の「メインフォーラムⅡ」について書かせて頂きます。

国立大ホールで行われたこのメインフォーラムⅡは、まず小田会頭と、政治評論家の屋山太郎さんとの対談から始まりました。

そして、対談の後には、進行役に屋山さん、そしてパネリストには、台湾の黄文雄氏、韓国の呉善花氏、中国の石平氏という各国の評論家を交えたパネルディスカッションが開催されました。

この日は、メモを取っていないので、私の記憶に残る言葉を、私なりの解釈で書かせて頂きます。

「日本という国は、世界でも貴重な国である。経済大国であり、技術大国であり、治安が良く、自然や歴史・文化風土が今なお残され得ている。世界の人達が最も尊敬し、最も住んでみたいという国は日本である。」

私なりの考え:日本の良さを再認識させられ、日本に産まれた幸せと誇りを感じさせられました。しかし、そのような日本の良さを残してくれたのは、私達の先人達であり、私達は日本の良さをきちんと後生のためにも継承していかなくてはならない責務があるのだと想います。

そして、自分が住んでいる地方の現状を見てみると、経済的にも厳しい現実が待っています。精神性や風土が優れているとするのであれば、それをどうやってまちの魅力として、更に大切に育てていけば良いのか。

生活の糧である仕事の創造も含めて、私達が生きるというモチベーションを高めていって、このまちで生活できる喜びを感じながら人生を歩み、そして次代により良い社会を残していく。

そんなことを、改めて考えさせられました。

そのパネルディスカッションの後には、自民党の世耕弘成先生(参議院議員)、民主党の枝野幸男先生(衆議院議員)をお迎えしての政策実現対談がありました。

この中で、「国をいきなり変えることは難しいかもしれないが、まずは皆さんが住んでいる地域を変えること。それが周囲に拡がっていけば、日本が変わることになる。」

という言葉がありました。

このまちに生活している人達が、それぞれの立場や考え方でより良い方向性を模索し実行しようとするとき、まずは自分達が住んでいるまちをより良くすることがその第一歩になるのだと想います。

個人の幸せを実現するためには、全体が良くなる必要があるということ。会社経営でも同じで、この地方においては、競争よりも共存が私の基本的な考え方です。

欧米型の競争社会ではなく、日本らしい結いの精神、思いやりの精神が発揮されるまちは、きっと単なる従来型の資本主義経済では無いのだと、漠然と感じています。

微才であり微力な身でもあるが故に、自分が出来ることを一生懸命することが大切だと考え、自分に負荷を掛けながらもなんとか実行し、自分の子供に対して親としてのしっかりとした背中を見せて上げること。

そんな事等を考えさせられたセミナーでした。

最後は、Closingということで、アーティストのAIが、歌にメッセージを込めて私達に届けてくれました。

圧倒的な歌唱力が、心まで響いた一時でした...

2008年7月21日 (月)

サマコン1日目(午後の部)

サマコン1日目の午後には、近現代史のセミナーや、セーフティネットのセミナーに出席致しました。

近現代史のセミナーでは、デヴィー夫人のお話を聞かせて頂きました。

特に印象に残った事を、私なりの言葉で記載させて頂きます。

・誇りある日本の精神力が今崩れている。日本人にはもっと誇りを持って欲しい。

・戦争の一番の悲劇は、人を狂気に走らせることである。このような悲劇を決して繰り返してはならない。

・様々に本を読むことが、情操教育にもつながる。また、若者達には遊就館を是非とも見て欲しい

<話は変わって>実は昨年、私も遊就館に行く機会を得ることが出来ました。

私達の先人達がどのような想いで戦地に赴き、戦地で散っていったのか。決して自分の為ではなく、自分の家族達を守るために散っていった先人達の様々な想いがそこにはありました。

「今こうして命ある私は、もっともっと頑張らなくてはいけない!」

そんな頑張る力を得ることが出来た、私にとっては本当に得難い経験でした。

少し話がそれましたが、近現代史の後にはセーフティーネットが主催するセミナーに参加してきました。

セーフティーネット(社会保障)では、年金問題や少子化対策などについて、提言やパネルディスカッションを聞いてきましたので、印象に残ったことを、私なりの言葉で記載させて頂きます。

・年金に関しては、2004年に抜本的な開催が為されているため、年金自体は大丈夫であろう。しかし、年金を受給しない人達への生活保障が増える事態も予想され、少子化のこれからの流れの中で、年金及び生活保障に投入される予算の比率が更に高まり、日本国は破綻するという危機感がある。

・未納率が高い現状を改善しなくてはならない。全額税方式も考えていく必要があるが、例えば会社負担の年金保険料をどうするか等、皆さんが税負担を理解し、納得することが必要である。

・少子化対策は絶対に必要。対策にお金が掛かるが、安心して子育てが出来るような、フォーマル(行政)とインフォーマル(NPO,市民)の支援が必要である。社会のニーズにあった支援が必要である。

・子供に対して産まれた事への祝福を、皆さんにして頂きたい。子供は宝として、昔のように地域で祝福し、地域で成長を見守っていって欲しい。

このようなセミナーに出席させて頂き、サマコンの会場を後にしました。

夜はLOMナイトで、昨年と同じ珠江飯店という中華街のお店で、花巻の仲間達と楽しく食事とお酒を頂き、懇親を深めることが出来ました。

それにしても、横浜中華街の人の多さには、田舎者は本当に圧倒されてしまいます。凄い活気が溢れる街ですねshine

to be continued...