防草シートの施工
様々なご縁のお陰様で、弊社として始めての防草シートの施工をさせて頂きました。
法面の勾配がきつく、草刈り等の維持管理が年々大変になってくる中で、こうした防草処理を実施することになったものです。
様々なメーカーや仕様があるのですが、耐用年数が10年~15年と明記があり、貫通抵抗力も高く、更にはお隣の紫波町に材料のストックセンターもあるということで、「ザバーン防草シート 350G」を使用しました。
・着工前
・完成
・着工前
・完成
作業手順として、最初に草刈りをしてから法面整形を行います。
・草刈り
法面整形を行うことで、根も取り除けるのは取り除くようにすると共に、シートの接地面を平らに仕上げることができます。
・法面整形
続いて、ガードレール支柱部分の防草処理を行いました。
シートを細長く切って支柱の周囲に巻いて、専用のテープで留めています。更に、支柱部分をくり貫いてシートも設置しています。
・支柱部分処理
支柱処理の後に、2mもののシートを縦方向に布設していきました。
通常箇所はU型の鉄筋(200mm)と楕円形のワッシャーでシートを抑えていきますが、端部のシートを重ねている最上部については、太い鉄筋タイプでしっかりと固定するようにしています。
・使用部材
アンカーピンは、急傾斜地仕様の500mm間隔で施工させて頂きました。
・防草シート施工状況
シートの重ねシロは100mmで、重なる部分には専用のボンドを使用しました。
ガードレールの支柱付近を処理したシートにもボンドを付けて接着するようにしています。
・接着状況
水路との取り合いについても、ボンド接着に加えて、専用のテープで抑えるようにしています。シートに降った雨水は、そのまま水路に流れていくようにしています。
・護岸端部処理(ボンド接着)
・護岸端部処理(専用テープ接着)
地域の皆さんで施工をしている箇所もあったので、施工方法や現在の状況を検証しながら、基本的な施工方法に加えて、自分たちなりにも工夫をしながら作業を進めました。
法面整形から始まって、上下の端部処理や各接合部処理(ガードレールやシート重ね部)、更にはピンの打設間隔などが施工のポイントとなっています。
検査も無事に終わり、仕上がりも綺麗で、流石プロの仕事と感謝をして頂き本当に良かったです。
お世話になった皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
さすがの、手戻りなしの創意工夫ですね。
投稿: ○崎 | 2016年9月19日 (月) 17:44