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2016年3月 5日 (土)

教育振興運動を通して

昨日は石鳥谷小学校区教育振興協議会会長の立場で、花巻地区の集約会議に参加をする機会がありました。

 

~ここで、教育振興運動のご紹介です~

教育振興運動(略して教振)は、花巻地区で19の実践区に別れていて、それぞれにテーマを持って学校,家庭,地域住民等が協力をして活動を進めています。

これは、地域の教育課題の解決を自主的に取り組む岩手県独自の教育運動になります。

昭和40年に県内各地で学力向上のための取り組み(読書運動など)を行ったのが始まりですが、もう50年以上の歴史があって、子供達の教育水準の向上,健全育成,家庭や地域の教育力向上など、教育環境の整備充実に大きな役割を果たしている運動になります。

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昨日の集約会議では、実践事例発表として西南地区教育振興協議会の発表がありました。

「Noテレビデー」を年5回設けて、啓発ポスターなどを家庭に配布し、この日はテレビやゲーム,スマートフォンなどのメディア機器の利用をなるべく減らして、家族のコミュニケーションを深めたり、読書や勉強をする日にしよう!

という取り組みをされているそうです。

他にも、西南地区さん独自の取り組みが紹介されました。

 

活動実践報告書には、その他も含めて全19地区の活動事例が載っていますが、交通安全や読書への取り組みが全体的に行われている印象です。

活動の中心には常に子供達がいて、家庭・学校・地域がお互いに連携協力を図り、子供達のより良い環境作りに努力を重ねています。

 

PTA活動であったり、地域コミュニティーの活動であったり、この教振の活動であったりと、PTA会長という立場や当て職を通して、子供達のために様々な団体が本当に多くの活動にご尽力されていることが分かりました。 

今まではそうした環境を当たり前に感じていましたが、実際は多くの皆さんのご苦労がそこにはあるんですよね。

 

何かを受け取るだけではなく、時には何かを与える立場に回ること。

新しいことをする際には確かに苦労は伴いますが、皆さんも忙しいからこそ、更には子供達の為にもと、お互い様の気持ちでそうした苦労を分かち合いたいものですね。

 

実際やる気になれば、PTA活動などは誰もができることですし、

人のために何かをしていると、そこには感謝の言葉が生まれて、やり甲斐や楽しさにつながる場合も多々あります。 

 

今の子供達は、勉強,スポーツ,習い事などで本当に忙しいという話しを良く聴きますし、本当にその通りだとは思います。

ただ、そこに地域との関わりを持つ時間もしっかりと加えて頂いて、子供達が自分が生まれ育った場所に愛着を持てるように、そしてこの町で自分も頑張るとか、どこか遠くに行っても戻ってきてこの町のために頑張りたいとか、

そういう人財が育っていくような環境が、少しでも増えていけばと願っております。

 

私達は親世代として、次の子供達により良い環境を残せるように、そして子供達がこの地域でしっかりと頑張っていけるように、多くの皆さんの努力を一つに重ねていきたいものですね。

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