昨年度の豪雨災害関連で、地域の皆様からお世話になっていた工事の中で、一番最後に残っていた工事が先日無事に終了しました。
法面も長く勾配もきついために、今回はフトンカゴによる施工方法を採用しています。
![Img_1351 Img_1351](https://takata-k.lekumo.biz/blog/images/2014/06/05/img_1351.jpg)
![Img_1352 Img_1352](https://takata-k.lekumo.biz/blog/images/2014/06/05/img_1352.jpg)
下に流出した土砂も撤去する必要があり、狭い場所を通りながらもなんとか小さいバックホウを入れて、土を集めるようにしました。
![Img_1353 Img_1353](https://takata-k.lekumo.biz/blog/images/2014/06/05/img_1353.jpg)
上部にも大きなバックホウを入れることが厳しかったために、0.45m3級のバックホウを入れて、そのアームを伸ばす専用アタッチメントを装着して工事を進めました。
今回、様々な現場でこのアタッチメントを使いましたが、2.0m程度までバケット位置を伸ばすことが出来るので、大いに役立ちました。
作業箇所の地盤もそれ程強くは無いため、鉄板を布設して足場を丈夫にし作業を進めました。
![Img_1357 Img_1357](https://takata-k.lekumo.biz/blog/images/2014/06/05/img_1357.jpg)
フトンカゴの滑動防止のために、杭を打設して水平方向への移動を拘束します。
![Img_1363 Img_1363](https://takata-k.lekumo.biz/blog/images/2014/06/05/img_1363.jpg)
復旧工事の場合、最低限の材料しか認められない関係があってこのフトンカゴ工法を採用しているのですが、材料代は確かに安いのですが、その分カゴの強度が低く、割栗石を詰めるのが大変です。
このように、ちょっとした石積みのように綺麗に積んで安定させています。
また、背面の土砂が将来的に流出しないように、吸い出し防止マットも背面に布設しています。
今回の経験を通してですが、少しくらい材料代が高くてもカゴ枠のようなより強い材料を使用して、石積みの施工性を上げた方が良いと考えています。
![Img_1370 Img_1370](https://takata-k.lekumo.biz/blog/images/2014/06/05/img_1370.jpg)
上部は土羽で仕上げて、自然還元タイプのわら芝を張って完成になります。
![Img_1384 Img_1384](https://takata-k.lekumo.biz/blog/images/2014/06/05/img_1384.jpg)
この現場では、4段のフトンカゴを積んで法面を復旧しました。
![Img_1385 Img_1385](https://takata-k.lekumo.biz/blog/images/2014/06/05/img_1385.jpg)
市役所発注の災害復旧工事はまだ続いていきますが、少なくとも町内の災害復旧工事においては100箇所以上の復旧に従事し、地域に根差した建設業としての役割を、それ相応には果たすことが出来ました。
こうした地域への貢献を今後も積み重ね、地域から必要とされる会社であり続けたいと想います。